散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

京急仲木戸駅「この差って何ですか?」

2019年09月15日 | ☆横浜じゃん

どうしても、仲木戸駅下の2つのガードの差、30センチが気になりました。
「今昔マップ on the web」より、現在との差がある部分を比較してみました。

右の図(現在)と、左の図(1944-1955)に国鉄線路の有無の差があることに気づきました。
そこで、仲木戸駅周辺を見て回ると、見出し写真下方の赤丸に杭を発見。

「工」の字のあるかなり大きな境界杭です。
これはJRの前身・日本国有鉄道の境界杭のようです。

かつて、瑞穂ふ頭から分岐した貨物線が、仲木戸駅下のガードをくぐって、
東海道・横須賀線に並行する貨物線へと続いていたのでした。

仲木戸駅のホームから見ると、桁下4メートルのガードをくぐり、
Rを描いて東神奈川駅東京寄りの線路へと向かっていた跡が残っています。
もともと仲木戸駅は、横浜駅・神奈川駅・神奈川新町駅と同様、
地面と同じ高さの駅でしたが、貨物線を通すにあたって、
仲木戸駅が高架上の駅に改良されました。

なので、横浜駅よりの神奈川区役所へと続く道路のガードは、高さ3.2メートルで、

神奈川新町駅よりのカサノギ稲荷神社へと続く道路のガードも、高さ2.3メートルと、
仲木戸駅をピークとして傾斜しているのでした。
とはいえ、カサノギ稲荷神社は神奈川新町駅に近いので、
高さを出すために、道路面をかなり掘り下げてあることがわかります。

貨物線といえば、昭和38年(1963)の鶴見事故(列車脱線多重衝突事故)を想起します。
同じ日に、三井三池炭鉱・三川鉱炭塵爆発事故もあったので、日本全体を震撼させたようです。

神奈川新町駅から国道15号線へ出たところに、出田町ふ頭へと渡る歩道橋があります。
その歩道橋を下から見上げると、
神奈川新町駅にペデストリアンデッキで接続できるようになっている部分を見つけました。

歴史に「でも・しかし」は無いとしても、
いつか鉄路と道路を分離する高架工事が行われることを期待したいと思います。


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