きら星の如く中華料理店がひしめく中華街の中にあって、
そのまんま「中華飯店」という看板で店を続けられているのも、
人を惹き付けずにおかない何かしらの魅力があるはずなのだけれど、
正直言って、ちっともオーラは感じられない。
ただ他の店と違うのは、お勘定をして出ていくお客さんに向かって、
初めての人にでも、「毎度、どうも、ありがとう」
と、声をかけること。
そして、店のテーブルの、それも一つとして同じようなイスを見つけるのが難しい、
相席あたりまえの店内を埋めるお客さんのほとんどが、常連である。
文字ばかりのシンプルなメニュー書きのまん中には、
「テレビ東京や横浜ウォーカーに紹介された」という牛モツそばなどが、
目立つ赤文字で書かれているものの、
常連は、サンマー麺だの、肉そばだの、牛バラそばだの、五目焼きそば・・・
中華丼(メニューには中華飯と書いてある)、チャーハンと、
てんで勝手に注文している。
お値段は、450円~800円程度。
そう、ここは完全に日本の大衆中華食堂なのである。
そして、メニューの片隅の目立たないところに小さく印字されているのが、
ラーメン+半チャンセット750円(見出し写真)、
実にシンプルなもので、隠れ人気メニューなのだ。
そして、ランチセット(ラーメン+半中華飯)。
なぜか、ラーメンにチャーシューがのっていない。忘れた訳じゃないのでご理解を!
万が一、このブログを見て、わざわざ横浜観光して中華街に立ち寄り、
この中華飯店に行こうかと思った物好きなあなた!
その行動は、例えて言うなら、
日本観光に来たアメリカ人がマクドナルドへ食べに行ったようなものだと思ってください。
(店内)
(外観)
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