
「横浜の空襲と戦災(全6巻)」を刊行するにあたり、収集した写真を、
市民グラフヨコハマ No.15(昭和50年8月)で誌上公開しました。
戦時中に内閣情報局が発行した「写真週報」というグラフ誌を収集したのがきっかけで、
戦後間もないころの「アサヒグラフ」を集めだし、
ひょんなことから譲ってもらった「市民グラフヨコハマ」も収集しました。
1巻あたり、「写真週報」は30万部、「アサヒグラフ」は数万部、
そして「市民グラフヨコハマ」は4~6千部発行されました。
「市民グラフヨコハマ」は、当初、飛鳥田横浜市長の施策を、
写真でビジュアルに訴えようというのが発刊の目的でした。
そのため、無償配布され、公的施設はもちろん、
待ち時間が長いとされる理美容室・医療機関に備え付けられました。
有償配布となるのは、昭和57年6月号から。
写真週報のように国策で配布されたものとは違い、
話題はローカルですし、無償ですから、消耗品も同然で、
市立図書館でさえ全巻収蔵されているところはないようです。
話が脱線しました。
それだからこそ、横浜大空襲の記憶をとどめておくためにも、
市民グラフヨコハマ No.15(←ここをクリック)を、
ブログにアップします。
市史編集室の「写真で見る横浜大空襲Web版」(←ここをクリック)と、
あわせてご覧ください。
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