散歩の閑人:メタ坊っちゃまのYOASOBI?

若気の至りが過ぎてメタボでも、世遊びは辞められない。

新年明けおめ

2010年01月01日 | ★メタ坊徒然草
新年明けましておめでとうございます。
なんでも省略する世の中で、耳にする言葉は「面倒クサイ」が増えたような気がする。
デフレが加速する中で、国家予算の半分が借金という異常な状況が同時進行するという、漠然とした不安感がある。
今の状況と同じようなことが過去にあって、それを暗示するようなことが起こるとしたら、肥大化の一途をたどる中国経済の破綻と、その舵取りを誤ったことによる内戦もしくはクーデターかもしれない。
そんな心配を年の初めからすると、心身共によろしくない。

そこで、近所の神社へ初詣に行った。
いつもの年と違って、たくさんの人々が参詣に来ていた。
不況の年は、神頼みする人が増える、と言われるとおりだ。
道すがら、川に遊ぶカルガモに、平和を思った。
丸まると太ったカルガモの群れをいくつも見つけ、カワセミや小魚の姿も見られた。
鮭が遡上したとニュースになるほど、汚かったドブ川が再生しつつある。

貧困は人間の向上心に必要だとか、戦争は科学を発達させるというが、神の力に匹敵するほどの科学力を持った資本主義社会は、貧困や戦争に寄与するにしても、決して健全な人間社会を形成するとは考えられない。
世界一のスーパーコンピュータを作らなければ、日本の技術力は衰退するというけれど、アジアでの主役はすでに中国へとシフトしていることを認めなければ、日本は一層借金大国になってしまう。
バブル景気のときに、日本の企業は、冷え込んだアメリカ資本を次々に買い取り、吸収していったように、今、中国の投資家や企業が、日本のあちこちで土地や資本を買いあさっている。
その事実に目を背けていれば、アメリカ以上のダメージを受けるに違いない。
我慢と勤勉で戦後復興を遂げた日本を思うにつけ、我慢と勤勉さを忘れた日本人がほとんどを占める今、一個人としてどうあるべきか、新年を迎えて考えずにはいられなかった。

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