前回そんなに待たせないと言っておきながら、余計おせーじゃんか!
ということで本当は早いうちから用意していたんですが、筆が止まってしまい以後ずっと放置してしまいました。
楽しみにしていた方(おるんか?)本当にすいません。
ていうか、佐賀の時にゾンビランドサガの聖地巡礼(のつもりはなかったけど、実質そんな感じ)やっておきながら、
フランシュシュの館行ったこと紹介するの忘れておった・・。
100年以上前に建てられた建物ですが、外観はめっちゃ綺麗です。
他の見物客も何人かいたぞ。
さて、九州旅行3日目ですが、今回は長崎になります。
長崎では目的地がほぼ長崎駅周辺に密集しており、徒歩での移動が大半です。
行きたい場所はいろいろありますが、いちばん楽しみにしていたのは軍艦島ツアーですね。
集合場所はホテルから歩いて数分ですが、
午前10時の出航だったので、しばらく散歩してみました。
ほどなくして到着した長崎新地中華街と唐人屋敷。
長崎は鎖国していた時期も外国との交易があったこともあり、中国人の居住地として発展した地域だ。
唐人屋敷は今は随分形が変わってしまっているが、細い路地やレトロな街並みが残されていて、かつての街並みの
面影が残されているように実感できる。案内所もあるぞ。
オランダ坂。かつて出島に住むオランダ人のほかにも西洋人の人たちを「オランダさん」と呼び、
その人たちが通る坂であることから呼び名がついたらしい。
かなり坂が急で登るのはしんどい。
ちなみに、オランダ坂で検索すると「がっかり」という言葉が候補に出てきてしまうようだ。
しかしこれはまあ・・だって、ただの坂だもん・・。
一時間ほど散歩したあと、今回ツアーに参加する軍艦島コンシェルジュに到着。
軍艦島ツアーは何社か企画しているが、天候等により上陸できないこともあり、
(自分が調べた限りでは)おそらくいちばん上陸率が高いと思われる会社を選んだのだ。
なんせ、長崎に次来るのはいつになるのかわからない。
だったら確率を高い選択するのが無難ですよね。
ところが・・・。
なんでそんなイジワルな展開になっちゃうんだよ・・。
元々今回の旅行の天気予報は雨模様だったのだが、
実際雨が降ることはほとんどなかった。
故に天気が原因で中止になることはまるで想定していなかったのだ。
それだけに上陸中止はショックがでかい・・。
ちなみに軍艦島への上陸はできないものの、船で島の近くまでは向かいます。
海から見る長崎の景色はなかなか絶景です。
船による移動中は、見えてくる景色にあわせて解説をしてくれたり、映像で長崎の歴史について説明してくれていました。
興味を引く内容でしたが、クオリティがパワポレベル・・。
余談ですが、景色が良いので写真は撮りたいところですが、自由に席を移動できるような雰囲気ではないので、
最初に座席は肝心です。端の席(もしくは窓際)に座らないと見るだけになってしまいもったいない。
沖を出てから数十分。出発したころに比べ明らかに波が激しくなっていた。
読んでいる人もだいたい何が起きたのかわかるかもしれません。
そう、船酔いである。
旅先で船に乗ることは何度かあったのだが、船酔いというのはここしばらく経験がなく、
すっかり頭から抜けていた。したがって、酔い止めの対策も何もなしに乗ってしまったのだ。
一気に気分が悪くなるなな野郎。
しばらくの間俯いているとスタッフの人が声をかけてきた。
「だいじょうぶですか?」
一度は大丈夫と言うものの、やはりしんどそうに見られていたようだ。
スタッフにすすめられ、客席から少し離れた席に移動するになった。
(とはいっても座っている姿勢は変わらず)
「これ、使ってくださいっ」
なな野郎、タオル投入される・・。
船酔い対策として冷凍したタオルを渡されました。
これがなかなか酔いに効き、少し楽になる。
とは言っても回復するまでにはいたらず、引き続きしんどい状態がつづく・・。
船が出発してからおよそ40分が経過、軍艦島が見えてきました。
やはり直に見られるのは感激ですね。
上陸できないのは残念でしたが、荒廃した様子はまさにそこに人が住んでおり、かつては活気があったことが
イメージで湧いてきました。
ちなみに今回参加した軍艦島コンシェルジュは受付場所が軍艦島デジタルミュージアムという施設内にあり、
事前に予習していくことができます。
島のまわりを船が一周すると、陸地に戻ります。
しかし、戻る最中にまたしても船酔いが発生・・・。
ぐったりするなな野郎に、またしてもスタッフが駆け寄る。
「だいじょうぶですか!?これ使ってください!」
本日2本目のタオル投入・・・。
浮き沈みはあれど、結局船に乗ってる間はずっと体調不良でした。
ていうか、自分のほかにの数名船酔いしている人がいるのだ。
これはさすがに、甘く見て対策を怠った結果と言わざるを得ないようだ。
そしていつのまにか、寝る。
起きたころにはもう沖の近くまで戻ってきていた。
感激よりも苦痛のほうが勝ってしまう船旅だった・・。
まあこれは運営会社というよりは天候のせいなので致し方ないのだけど。
ただ感じたのは、乗る前は次こそ上陸したい!とおもってたのだけど、別にいいかなーなくらいに気が変わりました。
天候は運の要素が強いし、時間もかなり要するわけなので、その分他の観光地がまわりにくくなるのです。
まあ時間があればまた行ってみたいとは思う経験でした。
その後はグラバー園へ。
長崎開港後に来住したグラバーをはじめとした、多くの商人たちとって居留地となっていた場所だ。
洋風建築が当時のまま残されていることに加え、開港後の長崎の歴史についても学べる。
建物だけでなく、園内全体がなんともおしゃれに仕上がっているぞ。
園内はかなり広いうえにやはり坂も多いせいか、
大きな駅とかにある動く歩道も勾配がついてる!
それ故に眺望は「長崎らしさ」がよく感じとれる。
その後は出島へ。
ここもグラバー園からは目と鼻の先だ。
出島は主に鎖国時代に西欧と唯一開かれた港として、近代化の役割を果たした歴史がある。
復元した建物群ではあるものの、雰囲気はよく伝わってくるぞ。
眺めるだけでなく、当時の生活用品や調度品も再現されており、
建物ごとがちょっとした資料館になっているのも特徴だ。
(館内をアップするのは気が引けたので、模型を貼っておきます)
出島のすぐ隣にある路面電車に乗り、平和記念公園と原爆資料館へ。
長崎観光の際に乗った乗り物はこれだけだ。
本当に長崎市内は移動が楽だ。
平和記念像。爆心地からほど近い場所に建てられている。
爆心地公園では当時の地層がみられる箇所があり、被爆の被害による恐ろしさが伝わってきた。
原爆資料館では、広島と同じく原爆投下後の様子が生々しく紹介されており、改めて戦争の悲惨さについて学ぶ機会になった。
平和公園前からは長距離バスの停留所があり、なんとそこから博多まで戻ることができる。
約2時間半と電車よりは若干時間がかかるが、乗降の手間と、料金を考えたらとてもリーズナブルだ。
おすすめできるぞ。
帰りは新幹線で名古屋へ。
8時発車の便だったため、帰りは0時を過ぎる時間に・・。
さすがに体力はヘトヘトだ。
しかし九州は自分にとってもっと遠いの存在だと思っていたが、
足を踏み入れてみると意外とあっさりと行けたのだった。
ちなみになな野郎は飛行機に乗ったことがないので、
今後は飛行機も搭乗して活動範囲を広げていこうと思うぞ。
いい旅ユウウツ気分は今回で最終回ですが、
今後はリニューアルを図り、動画撮影とかも活用して、もっと旅の魅力を伝えられるような内容に
なるよう検討中だ。楽しみにしててね!