4月1日
朝、室温は0度。 外は氷点下、キュキュと鳴く雪が降り積もっている。 日中は吹雪いている。作業しながらの昼食はひとりの時の普段と変わらず、カセットコンロのアウトドア。寒さでガスが気化せず炎も消えがち。
外気温と同じ水車小屋生活といい、吹雪の現場といい、水もない場所で家を建てる田中邦衛に連れられた北の国からの蛍のようだわと娘の弁。
柱・梁を角をつぶし、削る研く日々。オガクズを頭からかぶりマスク・ゴーグルも役たたず、目が痛む。 ビンテージも楽でない。明日は頭からすっぽりゴミ袋を被る作戦に変更だ。 まさに身を削るおもいである。
3月30日
午前、山村留学センターで100人以上のちびっ子達との短期野外活動ボランティアが終わる。
午後、となりの小川村から河辺さんとともに数家族が現場に来てくれた。 1階続きのビンテージ作業をおこなう。
地元美麻、北アルプスが好きで神戸から移り住んだ紳士Nさん。 美麻珈琲のパンフレットなどに使うネガの打ち合せをする。 丹念に時間をかけて撮られた写真を簡単に拝借するのは心苦しいかぎりだが。
3月31日 起きれば冬に逆戻りの20センチあまりの積雪。 娘の運転免許取得のため申し込みに大町自動車教習所にいく。 街より10万安いとニンマリしていた。 ついでに午前をつぶして電話番号取得にNTTに。4月で松本に引っ越す最終日たが親切に対応してもらった。 ノーマルに替えたので慎重に回り道で現場にむかう。 続きのビンテージ作業だが慣れない娘は早くも3時に帰りたいと。
三田に帰れてはならぬと仕方なしに早じまいし温泉行き。 やはり外気温と同じ、江戸時代水車小屋生活がキツイのか。
夜は読書。冷える。
