おとなになってフランスに留学した話

アラフォーのフランス留学日記です🇫🇷パリの大学で学部生をしています。フランスのことや、学校生活について書いています。

le premier dimanche

2020-07-06 20:55:00 | 日記
毎月第一日曜日はToursの美術館Musée  des beaux arts 入場料が無料になります。何度か訪れたことがありますが、せっかくなので友人を誘って寄ってきました。





そんなに大きくはないですが、じっくり見てまわると2時間半はかかります。建物はもちろん、部屋ごとに異なる赤色や淡いブルーの生地に細かい模様が描かれた壁や、アンティークの椅子やテーブル、暖炉の装飾など内装がお城さながらで大変美しいのです。





ベルサイユに比べたら随分小さいですが、庭もあります。昨年夏にはこの庭でトゥールの歴史をテーマにしたプロジェクションマッピングが夜な夜な開催されていました。




時折隣の大聖堂から鐘の音が聞こえてくるのも好きです。
現在は、マスク着用義務で展示室の広さに準じて同時に入室できる人数に制限があります。
ある部屋でじっくり作品を眺めていると、係員の女性が遠慮がちに、あとがつかえているので早く次へ行ってもらえませんか、と。入り口を見ると高校生くらいの女の子とその両親が立っていました。
待たせて申し訳ないと思い、その旨を伝えて早々に次の部屋へ。





すると、直後にまたあの親子が入り口で待っています。わたしたちの鑑賞が遅いのでなく、彼らが作品を見ていないだけなのでは、、、と疑念が笑
次の部屋は5人まで入室可能だったため、親子はずかずかと足音をたて入室し、鑑賞というより、キョロキョロしながら部屋を通過していきました、、、が、直後、母親の携帯が美術館には不似合いな、けたたましい着信音を鳴り響かせ、すぐ切るのかなと思いきや、大きな声で話し始めました。





さすがに一言くらい苦言を呈したい、と思いその親子に近づこうと思ったら、すかさず係員の、今度はムッシュが、ここは通話禁止ですよ!と注意していました。当然です。

お昼ごはんは美術館向かいのパティスリーショコラトリーでガレットを。おいしいのと店員さんの軽やかなトークで楽しかった思い出に上書きされました笑