ベリーベリーdiary ~60代の可愛い暮らし~

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大河ドラマ「光る君へ」最終回 ~まひろと倫子の息詰まる対決 そして新しい時代の到来を感じさせるラスト~

2024-12-17 21:35:07 | 大河ドラマ

 みなさん こんばんは。

大河ドラマ「光る君へ」終わっちゃいましたあ~!!

木の実ちゃんの「光る君へ」の感想文も 

一条天皇の死からとんとご無沙汰になってしまって(すみません💦)

木の実ちゃん 11月に入ってからは 自身のお出かけとお出かけブログを書くのに忙しく

「光る君へ」は最終回まで毎回欠かさず見ていたのですが 感想がなかなか書けず・・・

このブログでまとめになってしまいます😭😭 ごめんなさいー🙇

 

 最終回はドラマ一年の締めくくりにふさわしく まひろと倫子 吉高さんと黒木さん

ふたりの女優の 道長の愛をめぐって静かなバトル 息詰まる対決の場面が描かれましたね。

視ていてぞくぞくしてしまいました。

 

 一条帝の後を継いだ三条帝と対決した道長 確執を繰り返し

三条帝の死の後 その後の帝にも娘を入内立后させ 一家三后を実現させます。

権力の頂点に立った道長に 源氏物語を書き終わったまひろは旅立つことを告げます。

「これ以上 手に入らぬお方のそばにいる意味は 何なのでしょう?」

行かないでくれと頼む道長に まひろは静かに別れを告げます。

まひろが放ったことば 重いですね。

まひろにすれば 愛している男の妻や娘に仕え 正妻とは身分が違うといっても  

実はその男性との間に子どもまで作っている関係。

男性と正妻の様子をしょっちゅう目の当たりにして イライラモヤモヤ葛藤の連続だったでしょう。

長い物語を書き終え 仕えた彰子も立派に成長し もうしがらみから解き放たれたいと熱望

そして道長に 娘はあなたの子どもと告白します。あまりのことに呆然とする道長。

まひろが旅立った後 喪失感のあまり 慌てて出家してしまいます。

旅に出たまひろは心が解き放たれ 海岸を 笠も杖も投げ捨て

思い切り駆け出します。まるで鳥小屋から出た鳥が羽ばたきだすように・・・

何もかも投げ捨て走り出すまひろの気持ち わかるような気がします。

 

 九州の旅に出たまひろは 思いもかけない戦に遭遇することになります。

「刀伊の入寇」(といのにゅうこう)。

1019年3月~4月 北九州で大陸から大規模な女真族の侵攻があり

対馬 隠岐 福岡県の海岸沿いで300人が死に 1000人以上の民が連れ去られた事件。

木の実ちゃん 勉強不足で 平安時代にこんな大きな侵攻があったとは知りませんでした。

そしてそれを制圧したのが 藤原隆家だったことも・・・

かつて花山院に矢を射かけたやんちゃ坊主の隆家。

苦労を重ね大宰府で人望を集め しっかり成長し武功を建てました(都では評価されなかったみたいですが)

都では華やかな貴族社会が 繰り広げられていたけれど

地方では しっかり武士が台頭してきています。

その様子をドラマはじっくり描いていて 視ていてとても勉強になりました。

 

 都に帰ってきたまひろを 待ち受けていたのは道長の正妻倫子でした。

 

「殿とあなたの仲はいつからなの?」「私が気が付かないとでも思っていた?」

静かに尋ねる倫子 その表情はあくまでにこやか でも怖い!!

倫子にすれば 道長のことあるごとに見せるまひろ恋しの表情 まなざし 

特にまひろが旅立った後の慌てての出家のことで 腹に据えかねる思いがあったのでしょう。

倫子は正妻で道長を愛し ずっと支え続けているのですが

愛すれば愛するほど 自分は道長から愛されていないと感じています。

女性は解ってしまうのですね ここに愛がないことが・・・ 

それにしても道長 気持ちバレバレ 思いだだ洩れ もう少し正妻に気を使えばいいのに

自分の気持ちに正直すぎる~💦 危険やあ~💦

倫子の問いに一瞬呆然としたまひろ でもすぐに気持ちを立て直し 幼い時からの道長とのかかわりを話し始めます。

まひろの一瞬の 表情の変化の演技が素晴らしかったです。

倫子もウフフと笑いながら まひろを問い詰めていく迫力がすごかった!

しかし 道長とまひろの長いかかわりを聞いた倫子の表情は 凍り付いてしまうのです。

倫子にすれば 道長とまひろは身分違い まひろは一時の恋の相手 妾のひとりだと思っていたら

長い間身分の違いを超え ふたりは愛し合っていたという事実に

打ちのめされてしまいます。

その当時 身分の高い男性とその家に仕える女房との情事はよくあったらしく

正妻は 身分が違う 男性の一時の恋の戯れと気にしなかったそうです。

しかし道長が心底愛していたのは 正妻の私ではなくまひろだったことの この真実。

しかもまひろは娘の彰子の 信頼厚い女房。

倫子のプライドはズタズタに引き裂かれてしまったのです。

「彰子も私も あなたの手の中で転がされていたのかしら」「このことは死ぬまで 胸にしまったまま生きてください」

まひろに冷たく言い放つ倫子。そのことばを受け ぐっとこらえるまひろ。

実はもっとすごい事実 娘が道長の子どもであることは 倫子に伝えません。

これを伝えると 賢子の将来が危うくなると判断したからでしょう。

娘のために耐えたまひろの 母親の表情が垣間見えた場面でした。

このドラマの最終章を飾る 女性ふたりの静かな心理劇  

そして考えさせられることが多かった場面です。

それにしてもこのふたりの女優さん 表情のちょっとした変化で 心の変化を微妙に表現していて

女優魂さくれつ! 見ごたえ抜群でした!! 

 

 病厚く臨終の床に臥せる道長 そこにまひろが訪れ

枕もとで道長だけの物語を創作し 話して聞かせます。

なんて贅沢な時間! 天下の紫式部様が道長だけのために物語るのです。

私が書いた「光る君」は道長様のこと 「源氏物語」は道長様なしでは生まれなかった

そう語るまひろの姿に このドラマを見続けてきた私たちは感じることが出来ます。

「光る君へ」は まひろが道長に向けて語り続けたラブストーリーなのだと。

 

 まひろの物語を聞きながら 静かに永遠の眠りについた道長。

息絶えた道長の手を そっとふとんに戻し 祈る倫子。

道長の死によって 倫子も愛執の苦しみから解き放たれたのかもしれません。

道長の死を悲しみながらも 少しほっとした倫子の表情が印象的でした。

 

 道長の死を見届け また旅立つまひろ。

今回は九州ではなく どの方面の旅なのでしょう?

旅路で武者の軍団に出会ったまひろ 思わずつぶやきます。

「道長様の後は 嵐が来るわ・・・」 ドラマはここで終わります。

平安貴族の隆盛の世は 道長の死によって終焉を迎え 次第に貴族の力は衰退していきます。

道長の死から 白河院の院政が始まり 保元平治の乱を経て 

平家の隆盛 源平合戦から 鎌倉幕府成立まで その間約170年。

大きな時代のうねりは 確実に迫ってきています。

新しい時代の到来の予感を まひろのつぶやきに集約させて ドラマを終わらせる

脚本 ラスト設定がうまいなあと感心しました。

 

 1月初め大河ドラマ「光る君へ」が始まってから

毎週日曜日の放送が楽しみで楽しみで 😍 😍 😍

この大河ドラマの一番の功績は 今まで注目されることが少なかった平安中期や

道長 紫式部を取りあげて 一年間その姿を丹念に描いたところ。

NHKも初めての試みで 千年も前の生活の背景セットや衣装 家具調度 風俗 身のこなしなど

ドラマで再現するのは 大変だったと思います。意欲作でしたね。

そのおかげで 紫式部ゆかりの地は大人気。この時代の注目度は大幅アップです!

 

 このドラマを通じて 人間とは 愛とは 生きるということ そして書くこと 読むこと

歴史を学ぶこと 日本の素晴らしさなど 様々なことを感じ学びました。

これからも大河ドラマは 歴史上の様々な人物を掘り起こして 焦点を当て

人間の生きざまを描いて 心震える感動を与えて欲しいと思います。

 

 またこのブログを訪問して 木の実ちゃんの拙い感想文をていねいに読んでくださった皆様にも

感謝申しあげます。本当にありがとうございました。

これからも 日々の小さな喜びをつづっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

画像は全て美術展ナビ「光る君へ」からお借りしました。

 

 

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