みなさん こんばんは。
大河ドラマ「光る君へ」3132
ついににまひろの 源氏物語執筆が始まりましたね。
今までのまひろと道長の関係の経緯
幼い時の出会いとすれ違い 激しい恋と別れ お互い結婚し子どももできて
しかしまひろの娘は 実は道長の子ども・・・。
まひろと道長の関係が経糸(たていと)だとすると
まひろの父為時や 夫の宣孝 道長の妻の倫子 一条天皇 清少納言など
様々なひととの関りが横糸となって
華麗で美しく そして哀しい織物「源氏物語」が織りあがっていくような・・・
まひろの今までのことすべてが 源氏物語に集約されるような感じがします。
ドラマ開始から まひろを見守ってきた私たち視聴者には 感慨深いものがあります。
「源氏物語」は また冒頭の文章が素晴らしい。
(いつの時代の帝の世かは定かではありませんが たくさんの女御さまや更衣さまがお仕えしている中で
特に身分が高いご出身というわけではないが 帝のご寵愛を一身に集めておられる方がいらっしゃいました)
いづれの御時にか~
昔話の冒頭「むかしむかし あるところに」にも通じる 普遍的な時代や事柄を著わしながら
この一文で 読者を一挙に物語の世界に引き込んでしまいますね。
さすが日本文学史上燦然と輝く 物語の始まり 本当に秀逸な文章だと思います。
亡き皇后定子の面影に囚われている一条天皇に 「枕草子」を超える書物を献上することで
定子の呪縛から解き放ちたいと まひろに物語の執筆を頼む道長。
自分らしい物語を模索するまひろは 一条天皇の様子を道長から聞き
定子をあきらめられない天皇も また人なのだと感じます。
人は人を許したり 許さなかったりする そして人は 心の中に闇を抱えている
人とはいったいなんなのか・・・
まばゆい光を眺めながらも その影も冷静にとらえ 魅力を感じ 冷静に分析していくまひろ
そんな視点をもつ まひろのもとで
「源氏物語」 壮大で華麗な光と影の物語が 紡ぎだされようとしています。
まひろの娘賢子(かたこ)とふれあう道長。
ドラマ上では このふたりは実の親子なのですが
道長も賢子も そのことは知りません。
真相を知った時 このふたりの思いはどうなるのでしょうか?
まひろの書く「源氏物語」のも 秘められた親子関係は著わされています。
源氏と 父親の后である藤壺との不義で出来た親王。
源氏の妻の女三宮と 源氏の息子の親友である柏木との密通で出来た薫の君。
秘められた親子関係に苦しむ源氏の姿が このシーンとダブってしまいます。
まひろが経験したからこそ 物語の重要なモチーフとして書いたのでしょうか?
いっぽう「源氏物語」を読んだ一条天皇
「この物語は 朕への当てつけか」と道長に怒りをぶつけます。
それもそのはず まひろの書くこの物語には
ひとりの女性を一途に愛しすぎて 政務がおろそかになってしまい
周囲が心配する帝の姿が 描かれているからです。
しかし一条天皇の怒りをものともせず まひろの筆は進んでいきます。
天皇の好む物語を書くことから脱却して 自分の書きたいものを書くと決心したまひろ。
もう怖いものはありません。
この世で最も高貴な身分の帝でさえ まひろにとっては 女性にとらわれそこから抜け出せない
ひとりの男性として描かれます。
次第にまひろの筆は冴え いつしか一条天皇も物語に引き込まれていきます。
中宮彰子の住む藤壺に 女房として出仕することになったまひろ。
ドキドキしながら出仕したまひろに 仕えている女房達から冷たい視線が降り注ぎ・・・・
まひろは宮中でどうなっていくのでしょうか?
それから この方の変貌も見もの。
奥ゆかしすぎて そば近くに使える女房すら人柄がとらえられない中宮彰子。
一条天皇との仲も溝深く いまだ名ばかりの妻の状態です。
そんな彰子に少しばかりの変化が。
定子の遺児の親王を 藤壺で預かって養育している彰子。
可愛い親王に癒されるのか 表情が次第に柔らかくなっていきます。
贈り物を献上した道長に お礼を言うよう優しく親王に促す彰子の姿に
お~っ 成長を感じました!
うつむいてばかりのお人形のような少女ではなく 意志をもったひとりの女性としての品格も持ち始めましたね。
一条天皇が読む物語を 自分も読んでみたいと話す彰子。
これからどう成長していくのでしょう?
彰子のこれからの変貌が 超楽しみです。
画像は全て美術展ナビ「光る君へ」からお借りしました。
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