みなさん こんにちは。
大河ドラマ「光る君へ」2021
無冠だったまひろの父藤原為時(ふじわらのためとき)が
越前の守に任ぜられ まひろも共に任国に赴くことになります。
父の就職については まひろの陰ながらの働きがあり
道長の力添えもあって実現しました。
まひろと父の間には 母の死をめぐって軋轢があり
まひろは長年 父と口もきいていなかったようですが
為時の世俗に汚されない清廉潔白さ 生真面目さ
そして長年連れ添った妾(しょう)が病気になった時に 最期まで看病する優しさを
そばで見聞きし まひろの頑なな気持ちも溶かされていきます。
そして学識豊かな父に 尊敬と深い愛情をもつようになるのです。
自分を冷遇した藤原兼家の死に対し 好悪の情を超えて涙する為時の姿に
私たち視聴者も 知らず知らずに為時の飾らない人柄に魅せられ
まひろと共に 応援する気持ちになっていきました。
為時を魅力的に演じている 岸谷五朗さん素敵です!
越前の巻になると 為時のまた違った魅力が爆発になるのではないでしょうか?
今後の展開が楽しみです。
そして このふたりの今後も。
別れから十年たち 旅立ちの前に再開したふたり。
まひろと道長は素直に 十年間の積もる思いを伝え合います。
越前の地で生まれ変わりたいと願うまひろ 道長はそんなまひろを温かく送り出します。
最後に抱き合う二人ですが 前回のような悲壮な感じではなく
お互いを思いやる優しさの余裕が 感じられました。
越前の旅を終えた後のふたりは 人間的な深みをさらに増していることでしょう。
伊周隆家の兄弟が罪を問われ 内裏から追放されて
嘆きのあまり自ら髪を切り 出家した中宮定子。
生きる気力を失った中宮を心配し まひろに助言を求めるききょう。
まひろはそこで絶妙なアドバイスを・・・
何か書いて 中宮に読んでもらいお慰めしたらと。
ききょうは定子中宮の幸せだった時のこと
そして心に浮かんだことあれこれを 書き綴っていきます。
「枕草子」誕生です。
「枕草子」を読み 次第に生きる気力を取り戻していく定子。
その過程がドラマでは情緒的に描かれ 視ていて胸が熱くなりました。
書くことは悲しみや痛みを癒すこと 以前「蜻蛉日記」の作者藤原寧子の言った言葉が
このシーンにまっすぐつながりますね。
ききょうに「枕草子」の執筆を促したまひろも 書くことの意味を確実につかんでいます。
「蜻蛉日記」→「枕草子」→「源氏物語」がつながっていきます。
このドラマのテーマ 「書く」ことの意味が明確になった名シーンだと感じました。
まひろも幾多の悲しみや痛みを自分の中で浄化させ 「源氏物語」を書くことで癒されるのでしょうか。
まひろの今後の成長に 目が離せませんね。
画像は美術展ナビ「光る君へ」からお借りしました。
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