定年オヤジの備忘録

趣味や興味あることを適当に備忘録として残すブログ

定年になったので、ブログタイトルも変更しました。

井上裕之 すぐにケータイをかけなさい!

2010-09-19 00:08:25 | 読書記録
・成功者に共通しているのが、「思ったら、すぐに行動」ということを徹底して実践していることである。凡人と成功者の違いはこの一点と言っても過言ではない。

・できる人、結果の出せている人は、とにかくよく勉強し、行動している。一方、できない人、結果の出ない人は、人の話を「うん、うん、そうなんだ」とわかった顔をしているだけで、すぐに忘れてしまう人である。

・行動した結果をイメージする!行動しなかった結果、失うものをイメージする!

・損得勘定なしにすぐにレスポンスした方が、当然相手の感情は満たされるし、ビジネスとしても、人間関係としても、そこにもたらされる信頼感や評価は格段に違ってくる。
 すぐに片づけられる仕事はさっさと終わらせる。そんな簡単なことで、相手にはリアクションの早い人だと思われ、自分の人間性が高く評価されるなら、やらない理由は何もない。→リアクションの早い人に成功していない人はいない。

・携帯電話やメールのレスポンスが早くできないのは、その人の性格による部分もある。しかし、「他の仕事はとても早く対応するのに、メールだけは遅い」という人はあまりいない。目の前で起きていることすべてについて「後でやればいい」という考え方をしている。そのような人は、他者に対しても「いつか思い出して答えてあげればいいだろう」とか「いつか準備して対応してあげたらいいだろう」という態度をとってしまう。面倒なことはすべて後回しにする。これでは信頼感など持ってもらえるわけはない。

・先ずは実践と行動。習ってきたらすぐに実践すること
 セミナーに限らず、どんなにいい話を聞いても、またアドバイスを受けても、何も実践しなければ変わらない。知識を得ただけでは何の役にも立たない。実践することで初めて知識は力になる。

・仕事のできる人は、先ず「連絡が早い」ということと、「行動力がある」という両方の資質を持っている
 スピード感がなく、連絡対応の悪い人と行動力のない人は、それなりの対応で成り立っているか、チャンスを逃しているということである。

・その場でできることは、瞬時に対応・判断

・欲しいものを手に入れる
 無邪気に「欲しい」と言ってみる。格好つけても意味はない。
 格好つけている人は、決して結果をつかめない。無邪気に「欲しい」と言える人間の方が、相手は「何とかしてやろう」と思ってくれるものである。

・人は、いつも同じ環境で、同じパターンで過ごしている。それは、慣れた環境がとても楽だからである。しかし、今の自分があと一歩成長できない、目標を叶えられないのも、環境と生活のパターンが原因ということである。
 今、自分の心に不満や不平がある人は、自分の環境や生活パターン(行動)を変えられていない人である。
 →言葉の使い方や声の出し方を変えてみる!早起きやウォーキングなどして変えてみる!

・起きたことすべてに良い解釈をするようにする

・どんな困難に遭遇しても、「必ず克服できる」と信じる。

・時間はなくなっていく!
 時間がもったいないと思わない人は、自分の価値を高めたり、生産性を上げようという発想にたどりつけない。
 なぜ、時間を大切にしないのか。一つには、本当に困っていないという理由がある。景気が悪いと言っても、お金が無いなりに生活できればそれでいいという人がほとんどである。
 「もちはもち屋にまかせる」ことも大切である。専門外のことを一生懸命頑張ったところで、その道のプロには絶対にかなわない。コストを考えて自分でやってしまう人がいるが、それこそ時間のムダである。
 優先順位のつけ方としては、とりあえず目の前の、すぐに処理できることはすぐにやってしまうことが第一選択である。電話をかける、メールを返信するといったことはこれに当たる。

・優先順位は考えない
 大原則は自分が素直に「重要だ」と感じる仕事を優先することである。一番やりたいことからやればいい。やりたいことをその瞬間にやることの方が、やらないであれこれ考えているよりもずっと有益である。

・楽にできそうなことからやる!
 いきなり理屈から入り、それを実践しようとすると必ず疲れてしまう。疲れる=やる気の消滅になるので、疲れることを無理にやってはいけない。
 人生の大原則は「楽しく生きる」である。
 楽しく感じられる瞬間を生きていくことがとても重要である。楽しいことを優先させるために、時間を管理して大切に使うのである。

・行動の9割が無意識である
 人の性格は、無意識でできている。その性格は習慣の集まりである。
 無意識の9割を良い方向に進めるように、良い習慣を身につける。

・学ぶ方法はいくらでもある
 著者は、バスで移動する8時間を、すべて勉強に費やした。最初は本を読みあさっていたが、疲れてきたらCD教材を購入し、耳で勉強をし始めた。
 夜寝る時も耳にイヤホンを差し込んで、眠りに入るまで聴く。とにかく眠る直前まで空いた時間は勉強に費やした。

・1回は1回の学び、10回は10回の学びである
良いことは、何度も学ぶ。良い本は何度も読む。

・スランプに出会ったら喜ぶ
 スランプを超えるということは、自分の限界を超えて、更に大きくなれるということである。

・環境や考え方を変えることもなく漫然と毎日を過ごしていると、パターン化された毎日が当たり前の自分になってしまう。パターン化された生活を送っていると、人間は加速度的に老いていく。

・自分の可能性を信じる
 どうしても物事を暗く考えてしまう人は、自分の感情をコントロールする方法を身につけると良い。ひとつの方法として、とにかく体を使ってみる。人間は思考よりも体が優先されるので、体を使うと感情が変わるのは絶対的な事実である。
 例えば、晴れ渡った空を見ながらジャンプする。音楽を鳴らしながら、たくさん体を動かしてみる。その時に暗いことを考えるのは無理なはずである。

・プレッシャーを感じたら、ワクワクする
 プレッシャーとは、おそらく自分の未知の能力を揺さぶっている瞬間かも知れない。
 プレッシャーを受けているということは、まさに自分のさらなる成長への挑戦である。
 プレッシャーはまさに「宝」である。

・世界には無限の可能性がある!
 地球儀の自分が住んでいる場所に目印をつけて、自分の行動範囲がどれくらいか測ってみると、おそらく数センチ程度である人がほとんどである。
 世界はとても広いのに、自分はわずか数センチの範囲の中で、毎日ほぼ同じような生活を繰り返している。
 一定の価値観に縛られ、フィルターのかかった思考は、とても小さい。
 自分はとても狭い部屋の中に閉じこもって生活しているのではないかという疑いを持ち、客観的な目線を持つようにする。

・良い習慣を21日間続ける!

・毎日、最善を尽くしているか確認する!
 人は習慣で生きている。明日こそは最善をという考えは甘く、そのような習慣の人に明日はない。毎日が楽しくなるには、常に最善を尽くして生きていく、それしかない。

・夢を叶えたいなら続けよう!
 大きな成功・目標・夢を得るためには、時間がかかることを常に意識すること。
 小さなことの積み重ねが、夢を叶えてくれることになる。しかし、多くの人は結果を急ぎ過ぎ、投げ出してしまう。
 叶えられた人は、運が良いわけでも、才能があるのでもなく、粘り勝ちをした人である。
 つまり、多くの人が勝手に止めていくので、続けていれば勝てるのである。

・理想を持って楽にいきる
 怠けるというのは「本来しなくてはいけないことをしていない」ということである。
 楽というのは、一生懸命と楽しさの両方をやるということである。「やるべきことはあるが、今すぐにやらなくてもいい」という状態を認識しながら、自分の楽しみややりたいことを優先している状態である。または、「やるべきことはあるが、自分でなくてもできることは他の人に任せる」状態ともいえる。
 つまり、自分の役割を明確に理解し、やるべきことをふりわけながら、個人的な生活も大切にする。これが「楽」の基本である。

・お金は使った方がいい
 買える値段のものが目の前にあって、買おうかどうかとても迷っている。そんな時はすぐに買うこと。それがめったにない物で、今自分の目の前にあるとしたら、それは縁か巡り合わせと思ってすぐに買う。半面、これを買うことが義務だと感じた時は、買うか買わないかを一度よく考える。ぱっとみて自分の直感や感性に響く物でないなら、買う必要はない。
 暗い人は消費行動も暗い。金額分だけの元は必ず取れるという自分になっていないから、見た瞬間に欲しいと思った物、必要だと思ったものが買えないのである。
 たとえ元が取れないとしても、それを買ったことに喜びを感じられれば、それで十分である。それが元を取っているということである。
 お金は使った方がいいし、使うからまた入ってくるのである。
 お金は水と一緒で、留めておくと澱んでしまう。お金を使うことは、他者への貢献である。貢献していることは、必ず自分に返ってくる。せせこましいお金の使い方をしていると、絶対に成長しない。お金は使うから流れができるのである。

・運の良い人と付き合う!
 同じ人生を過ごすなら、絶対に運の良い人と付き合うべきである。
 自分の周囲にいる人たちを良く眺めてみると、必ず、いつも生き生きして、輝いて見える人がいるはずである。仕事もプライベートも充実していて、何をしていても楽しそうにしている人がいるはずである。その人こそ、強運の持ち主である。
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桜井章一 手離す技術

2010-07-18 19:09:38 | 読書記録
20年間無敗 伝説の雀鬼の最新刊を買って、早速読んだ。

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・はじめに
 現代社会に生きる多くの人は、一度得たものをなかなか手離そうとしない。それが苦労したものであればあるほど、握りしめる力はよりいっそう強くなる。
 そして人は、得たものを強く握りしめるということが、どれだけ自分を苦しめているかにも気付かない。そうやって人間は自らを窮地へ追い込んでいるのである。
 手離すことは「終わり」ではない。手離すことから、すべてが「始まる」のである。

・こだわりの心から自由になる
 学問にしろ仕事にしろ、人は努力して手に入れたものを手離そうとはしない。自分で手にした優越感に必死にしがみつこうとするから、それが固定観念やこだわりとなっていく。
 「こだわり」というのは、妄想の中に確証を見つけようとすることから生まれる。

・人生を窮屈にするイコールの発想
 多くの人たちは、恋愛にしろ、人間関係にしろ、会社関係にしろ、すべてがイコールで結ばれないと納得できない。つまり、「これだけやったのだから、これだけ見返りをよこせ」というわけである。その見返りがちょっとでも少ないと、不平不満を口にすることになる。
 人間は、自分をコントロールすることはできても、他者をコントロールすることはできない。自分が「これだけの量」と思っていても、それが他者にとってどれだけの量になるかは、人それぞれまちまちである。
 そうならないために必要なのが、イコールではなく「≒」、すなわち「大体でいいよ」という感覚なのである。
 返ってきた量がちょっとくらい少なくても「いいよ、いいよ」と許せれば、その余裕が次への一歩を踏み出す力となり、その人の人生をより豊かなものにしてくれる。

・自分を許し、他人をも許す
 あなたが誰かを許したとする。でもそれは、相手を許しているのではなく、結局のところ自分を許しているにすぎない。

・一日一回、自分の「負」を出す
 「負の部分を確認したら、それをまわりの人たちに曝け出す」
 曝け出したことで去っていく人がいたとしたら、その人との関係は所詮その程度のものだったということである。

・「身につける」感覚を持つ
 「身につける」感覚は、「持っているけど持っていない」「あるんだけどない」くらいの塩梅がちょうどいい。鎧ではなく、絹の衣をまとっているような感覚である。
 そうなるには、頭でものごとを消化してはいけない。なにごとも体で消化していく感覚を持つことが大切である。
 多くの人は、「自分の中に溜め込んだものが財産である」という考え方、価値観を持っている。しかし、「身につける」感覚を保つには、情報や知識のみならず、固定観念や信念といったものも含め、それらをいつでも捨てられる状態にしておかなければならない。
 人間は食べたものから必要なものだけを吸収し、余ったものは尿や便として体の外に排出する。情報や知識のみならず、価値観やプライド、権利、そういったものも食べ物同様、必要なものだけ取り入れて、余ったものは排出する感覚を持つことが大切で、それこそが「身につける」感覚なのである。
 口に入れたものは全部、とっておこう、吸収しよう、利用しようというのでは欲張りすぎである。そんなことをしていたら、いつか体が壊れてしまう。

・自分で動いて「答え」を出す
 書店をのぞけば、ハウツー本があふれている。多くの人が何か問題に直面するとその答えをマニュアルやハウツー本に求める。悩み事を自分で解決しようとせずに、ほかのものから安直に答えを求めようとしてしまうのである。
 問題を問題のまま自分の中に抱えておくと不安になる。そんな不安な状況を打破するには、とにかく自分で動くしかない。

・劣等感は「間違った勝ち」を生む
 優越感を持ちたがる人は、その対極にある劣等感もたくさん抱えている。その劣等感を隠そうと、必要以上に優越感を手に入れたがるのである。
 コンプレックスというものは、長い年月をかけてその人に染みついたものであるから、簡単にその色を抜くことはできない。コンプレックスを捨てる、或いはコンプレックスから解放されるには、「なぜ自分がコンプレックスを抱えるようになったのか」その原点にまで立ち返る必要がある。
 そもそも、身の丈以上のものを求めるから、それが成し遂げられなかったときにコンプレックスが生まれてくる。しかし、人間には向上心というものがあるから、どうしても身の丈以上のものを求めたくなってしまう。

・コンプレックスを減らす方法
 等身大の自分に戻れば、己の馬鹿さ加減や劣っているところなど、それまでマイナス要素としか感じられなかった部分を許せるようになる。「自分って、こうなんだよな」と認めることができれば、それまで覆い隠すことだけに必死になっていたのが、修正を加えることができるようになる。
 無理矢理コンプレックスを排除したり、覆い隠したりせずに、そのコンプレックスと向き合い、認めてやるということが「自分を許す」ということである。

・プライドは「埃」のようなもの
 誇りを持つにしても、社会的な制度や価値観に則った誇りではなく、自分でつくり上げた誇りを持つ方がいい。他の人に認めてもらえなくても、結果として自分が納得できることをしたのならば、それは誇りとしてもいいだろう。
 そもそも誇りをたいそうなものとして考える必要はまったくない。「誇り」は「埃」のようなもの-そのくらいの認識でちょうどいい。
 幾重にも覆われた殻の中で一番頑丈な殻であるプライドを脱ぎ捨てれば、人は素の状態に近づくことができる。人間は素の状態でいるのが一番気持ちいい。
 世間体とか、バカに見られたくないとか、そんないらぬプライドは捨ててしまえばいいのである。

・「信念」を捨てれば自由になる
 思い通りにならないから楽しい。「思い通り」とは結果である。そして、その「思い通り」の前には「思い込む」という経過が必ず存在する。
 思い通りにならないと悩む人が増えているのは「思い込みやすい人」が増えた結果だということもできる。「思い込みが激しい」といわれる人はそれだけ迷いや悩みも多いだろうし、それが行き過ぎると錯覚、幻想、妄想の世界から抜け出せなくなってしまう。

・幸福は求めない
 幸せというのはそもそも、求めるものではなく、与えるものなのだ。摑み取るものではなく、誰かに分けてあげるものなのである。「まわりの人を楽しませたい」「あの人の笑顔が見たい」、そんな純粋な気持ちで動ける人が、真の意味で「幸福な人」なのである。

・自分を捨てれば与えられる
 得たものは必ず失う運命にある。これはこの世に存在するありとあらゆるものに共通していえることである。
 著者が喪失感を感じずに生きてこられたのは、「終わりは始まり」という気持ちを常に持ち続けているからである。終わりが終わりなのは「生命の終わり」だけであって、そのほかの終わりはすべて始まりある。たとえ何かを失ったとしても、「今度得ることの始まりだ」と思っている。
 失ったものを嘆いているだけでは、残された部分に気付くことはできない。失ったときこそ前を向く。それが「終わりは始まり」の第一歩となる。

・自分を捨てると新しい自分を得る
 「自分を捨てる」という感覚の究極は「命を懸ける」ということである。自分のためではなく、人のために命を懸けられるか?
 何か大切なものがあれば、人は「このためなら」という気持ちになれる。命を懸けるとまではいかずとも「自分の一番大切なものを捨てる」という心構えを持つことは大切である。

・手離さないと心のバランスを失う
 人は、毎日の生活の中で食物を体内に取り入れ、いらなくなったものを体外へ排出している。「入れたものは出す」という行為。これはこの世に生を受けた動物として当たり前の行為である。しかし、人間は手に入れた知識や情報といったものをなかなか排出しようとしない。利益や利権、権力といったものにも、いつまでもしがみついている。
 自分で獲得したあらゆるものは、手離す運命にある。
 いいことも悪いこともいったん自分の中に取り入れ、消化したうえで手離していくことが大切である。自分の都合に合わせて「これは残しておこう」としがみついてしまうと、心のバランスはどんどん崩れていく。

・過去を捨てることは可能か?
 「自分を捨てる」と似たような意味で「過去を捨てる」というようないい方もする。しかし、過去というのは、わざわざ捨てるようなものだろうか?
 過去とは、もう終わってしまったことであって、それに対してとやかくいってもしようがない。「捨てるもなにも、すでに終わってしまったもの」でしかない。
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神岡真司 「朝10分」で差がつく仕事力

2010-05-01 20:12:09 | 読書記録
・朝はラジオで目覚め、ニュースに強くなる
 朝はラジオニュースで目覚めると気持ちがよい。世の中の動きを、耳でキャッチしながら一日のスタートを切る。
 ラジオからの情報は、脳に刺激を与えるのに最適である。
 頭の中でイメージを広げて、物事をとらえる習慣は、思考を論理的なものにする。

・朝は記憶を定着させる効果が抜群
 記憶は夜眠っている時に作られるから、その日学習した事柄を、寝る直前にひと通りサラリと総ざらいしてから、眠りにつくのがよい。
 そして、眠っている間に、それらが脳内でしかるべく整理をされ、朝目覚めたらもう一度それを繰り返す。すると脳に定着する効果が極めて高い。

・朝のひととき、ビジネス書を1章分読む
 朝10~15分で、ビジネス書を1章分だけ読む習慣をつくる。
 ビジネス書は、常に新しいものの見方、改善策、成功事例など有益情報が盛り込まれている。
 時々、音読することで脳も活性化する。

・朝10分、ネットオークションで小遣い銭稼ぎ
 毎朝10分間、どんなものに、どんな値が付いているのか、ヤフーオークションをチェックする。

・朝10分、ケータイ・PDAなどモバイル機器に強くなる
 取扱説明書をいちいち読むのが面倒なため、適当に使っているうちに、何とか馴染んでいくというパターンが多い。しかし、何でもはじめが肝心である。
 せっかく高度な機能が搭載されたモバイル機器も、使いこなせないのでは日常活動で支障をきたす。
 毎朝10分間、しっかり取説チェックに取り組み、実際に機能を作動させることで、マスターしてしまう。

・朝10分、デスク回りの整理整頓・取捨選択で身軽になる
 整理整頓のコツは、捨てることを重視することが一番である。
 制限時間は10分間だけである。
 ああでもない、こうでもないと迷っていると、ちっとも片付かないまま、アッという間に時間は経ってしまう。ちっとも片付かず終わってしまった、でも構わない。
 気合いを入れて、いっぺんに全部片付けてしまおうと思わないことが肝心である。
 朝の10分だけに限定し、しばらく続けてキレイにするのがよい。

・朝10分、図式化作業で統計データに強くなる
 ネットから任意に統計データを拾う。興味のある分野からスタートする。
 そこから簡略にデータをまとめ、ノートに記してみると、頭によく入る。
 1~2カ月で、統計データに強い人間になれる。

・朝10分、格言・名言にふれ、行動を律する精神をつくる
 古今の格言・名言には、人の心を揺する魂が宿っている。
 自分の好きな言葉を探し、毎朝それを唱える習慣をつくる。
 自分の心を動かしてくれる古今の名言を座右の言葉として、日々復唱する。

・朝一番、現代のキーワードに強くなる
 新しい言葉、聞きなれないカタカナ用語などに出会った時に、すぐにメモしておく。
 ポストイット等にメモして財布の中にでも入れて溜めておく。
 それを翌朝、用語辞典やネットで検索して調べる。

・朝10分、簡単マジックを覚え、エンタメ人間になる
 いろいろな場でチョイ見せし、存在感を高める。

・朝の散歩で芸術に取り組む
 朝の散歩は気持ちがよい。しかし、散歩だけを目的にすると挫折しがちである。
 植物観察や俳句・短歌、川柳を創作することを目的にすると、散歩の楽しさが広がり、長続きする。

・朝10分、ときどき自分史年表を見つめ人生を考える
 生まれてから今日までを記すために、年毎に区切った自分史年表を作ってみる。
 朝10分、ときどき見つめるだけで、自分はどうあるべきかが浮かび上がってくるものである。

・朝、目覚めたら成功の呪文を唱える
 布団の中で目覚めたばかりの時、人はまだ無意識状態(本能・潜在意識)の扉が開いたままである。半覚醒の催眠にかかりやすい状態であり、外部からの言葉が、意識領域の妨害を受けることなく、スーッと入りやすい状態(半トランス状態)である。
 この時に、自分で自分に呪文を唱える習慣をつくる。
 短く、インパクトのあるセリフを布団の中で繰り返すという、わずか10秒もあればできる朝の儀式である。
 どんな言葉でもよい。ポジティブな短いフレーズを一つか二つ決めておき、朝目覚めたら5~6回繰り返す。そうすれば、その言葉が潜在意識に宿るようになる。

・朝のひととき、悩み事を書き出してみる
 生きている限り、大小さまざまな悩みがあるのはふつうである。人の悩みは大まかに分類して次の4つのカテゴリーにあてはまる。
 1 将来の展望
 2 人間関係
 3 お金
 4 健康
 自分を客観的にみるために、一枚の紙に自分の悩みを書き出すのである。
 とにかくすべてを書き出してみる。
 自分が生んだ悩みは、自分の力で克服してこそ人生の糧となる。
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李敬烈 10分間イメージヒーリング

2010-05-01 11:17:52 | 読書記録
今日からゴールデンウィークで5連休だ。
今年のGWはずっと天気がいいようなので、外に出て好きな本を読みたいと思う。
とりあえず日頃のストレス解消のためにヒーリングのこの本を読んで、GWに解消したい。

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・イメージ旅行で美しい景色を味わってみる
  イメージの中で旅行に出る。自分の部屋の中でたった10分だがイメージの世界で無限の自由を手にできる。
  目をつぶって、どこまでも広がる真っ青な空を思い浮かべる。
  砂浜に立って、まぶしい太陽の光に目を細めてみる。
  瞬時に思い描ける景色を、心のファイルにしまっておく。

 ・自分の後ろにありありと思い浮かべるのがコツ
  目の前に広がっているシーンを思い浮かべようとするよりは、背後に広がる海を感じようとする方が、簡単にイメージできる。
  イメージには、形、色、動きという三つの要素がある。写真のような静かな海を思い浮かべるより、海の青い波が打ち寄せているところを想像した方が、イメージに浮かびやすい。
  新たにイメージを作り上げようとするのではなく、そのものが既に存在していると想像すること。

 ・自分をとりまく大きな世界をイメージしてみる
  「パワー・オブ・テン」という短編科学映画 通常→マクロ(宇宙)→ミクロ(体内)
  今、自分がいる家を上空から見たところをイメージしてみる。そして、ずっとカメラがズームアウトしていくように、その家のある町全体を思い浮かべてみる。そして、その町を包み込んで広がっている国をイメージし、更に視野を広げていって、その国がある地球をイメージする。更に地球、太陽系、銀河系、大宇宙というようにできるかぎり無限大まで広げてみる。
  このイメージ法は、ストレス解消に効果がある。そもそもストレスとは、自分と自分をとりまくごく狭い範囲のことがらにこだわって、そこから意識が離れなくなっている状態である。小さい世界にこだわる意識を、敢えて大きな世界へのこだわりに変えていけば、多少のストレスは吹き飛んでしまう。

・ゆっくりとした呼吸とイメージで「気」を取り入れる
  中国の古い書物に「鳥の羽を鼻に当てて、その羽がぴくりとも動かないほど細くゆっくりと呼吸するのが理想である」と書かれてある。
  鼻からなるべくゆっくりと息を吸う。そして、できるだけ長く息を止める。次にゆっくりと吐いていく。
  1 息をゆっくり吸っていく時、顔を少しずつ上に向けていく。そして、空気と一緒に「気」のエネルギーが頭の中にたまっていくとイメージする。
  2 息を止めながらあごを引き、頭を徐々に下に向けていく。それにつれて、頭にたまった「気」が、背骨に沿って尾骨まで降りていくところをイメージする。
  3 ゆっくり息を吐きながら、尾骨からさらに両足の先までエネルギーが流れていくところをイメージする。

 ・まず自分のリズムをつくりあげることが先決
  集中力がない、心配事が頭から離れない、決めたことをやり通せない、他人の意見に
振り回される・・・、そういった心のトラブルがあると、日常生活も仕事もなかなか
スムーズに進まない。実は、これらの悩みの多くは正しい「リズム」ができていない
ことから生じている。
一見リズムがあるように思えても、何となくできあがってしまったパターンにすぎず、
そういったパターンに流されているだけでは、意志や集中力をコントロールしていく
ことはできないし、自分を変えていくこともできない。
そういうパターンから脱するためには、まず自分の意志で決めたことを習慣化して、
新たに主体的なリズムを生み出すことである。
手始めに一日10分の習慣をつける。とにかく同じ時間帯に何かを行うことを毎日続
けることである。

・驚くべき効果がある「集中力強化トレーニング」
 一日10分で集中力をつけるきわめて簡単な方法
 10分程度の音楽(なるべく心を穏やかにしさわやかにする曲)をつける。曲が流れ
ている間は「不動の姿勢」になる。椅子に座っても、床に座ってもかまわない。指一本、眉一本動かさず、ろう人形か銅像になってしまったかのように一切の動きをフリーズする。

・心がむしゃくしゃする時は丸めた紙を広げてみる
 まず一枚の紙を用意する。新聞の折り込み広告でいい。そして、この紙を一度くしゃ
くしゃに丸めてみる。この丸められて縮こまった紙が、今の自分の心の状態である。
 次にそれをゆっくりていねいに広げる。破らないように注意しながら、すこしずつ広
げていく。そして、全部広げたら、今度はしわになった部分をていねいに伸ばしていく。紙の両端を押さえながら伸ばしてもいいし、テーブルに置いてしわを押さえていくのでもいい。のんびりと鼻歌でも歌いながらやってみる。
紙を広げるにつれて、不思議なことに何となく前より、のびのびとした気分になれる。
これと同じ原理を使った心理療法に「箱庭療法」がある。箱庭という小さなスペース
を自分の心に見立てて、心の中を整理する方法である。

・心をととのえるには机や部屋の掃除が一番
 普段使っている机や部屋、あるいは浴室やキッチンなどは、自分の心の状態を常に反映している。心がすっきりしていない時は、オフィスや書斎の机の上も書類や文房具が散乱しているはずだ。
 このように身の回りの乱れ具合は、その人の心を忠実に再現している。そして、その乱雑さをその人の心にフィードバックしているのだ。散らかり放題の部屋にいれば、心は更に乱れてしまうものである。
 したがって、心をすっきりさせたい時には、心の問題はとりあえず横に置いても、とにかく身の回りの整頓するといい。一日10分、整理整頓の時間を作る。
 会社から帰ってなぜかむしゃくしゃしている、気が晴れないという時は、食器洗いをするのも一つの手である。

・部屋の雰囲気を一新したいときは、ふき掃除をする
 ぞうきんで水ぶきをするといい。ふき掃除をする時は、ネガティブな思いが清められていき、楽しく明るい部屋に変わっていくイメージを思い描いてみる。

・明るく元気な「広がりのある」気をつくる
 気功の世界では、気は人間の肉体を半径1メートルほどの球ですっぽりと包みこんでいると考えられている。
 「拡散」の気をつくるには、表情、姿勢、態度など、体をのびのび広げることだ。
 両手の指を思いっきり広げてみる。その状態で昨日のいやな出来事や嫌いな人の顔など、ネガティブな感情を引き起こすイメージを思い浮かべてみようとしても、けっこう難しい。
 毎日をすっきりした気分で過ごしたいなら、背筋を伸ばし、胸を広げ、眉間のしわをなくして視線をなるべく上に保ち、明るい表情を意識的につくってみる。
・とにかく大声で笑えば明るい気が満ちてくる
 自分の部屋で、特に面白いことがなくても、とにかく笑う。
 くすくす笑いやにんまり笑いではなく、口を大きく開けて、快活に笑うこと。

・「しなければならない」ではなく「しよう」と考える
 「○○しなければならない」と考えている自分に気付いたら、「意識的に○○しよう」と言い換える。
 言い訳が増えてきたり、他人に批判的になっていると感じたら「しなければ」という思いが優勢になりつつあるしるしである。「しなければ」という思いには、自分にも他人にも枠をはめてしまうという性質がある。

・真正面から向き合うと問題はストレスではなくなる
 物事は真正面から向かうときチャレンジになり、逃げよう、避けようと後ろ向きに構えているときストレスになる。
 ストレスになっていた荷の重い仕事やプロジェクトなどがあったら、自分ができること、未来のビジョン、短期から長期の計画などあらゆる角度から考えて、戦略を立ててみたらいい。

・大きなものにこだわれば、ストレスは小さくなる
 人間は、あるものの大きさをその絶対的な大きさで認識するのではなく、何かとの比較において認識している。
 いつも壮大な何かをイメージしている人は、どんなことが起きても比較的小さな出来事に感じ、動揺することが少ない。
 人は自分というもの、つまり自分の体、感情、考え、言葉、おこないにこだわる習性をもっている。そして、そのこだわりと比較してより大きなものに直面した時、それをストレスとして受け止めるのである。自分へのこだわりをなくした時、どのようなストレスもチャレンジと受け止める姿勢が生まれる。

・「第三の広がり」をもてば、緊張から逃れられる
 緊張とは、意識の動く範囲が狭くなるために起こる現象である。
 したがって緊張を解きたいなら、意識に広がりをもたせればいい。
 簡単な方法は、自分の後ろを意識することである。相手が自分の2メートル前にいるとしたら、2メートル後ろにも、もう一人架空の人物がいるところをイメージする。
 そして、意識を目の前の相手と自分の間を往復させるのではなく、後ろに控えるその誰かにも向ける。
 第三の広がりを意識すると、緊張するどころか、むしろリラックスしてコミュニケーションできる自分に気付く。

・自分も人もゴマ粒としてとらえる瞑想法
 とてつもなく大きなものに思っている自分も、高いビルの屋上から眺めれば隣の人とたいして変わらない、ゴマ粒のようなものである。
 ゴマを数粒、テーブルの上にパラパラと広げる。そして、その一粒一粒を一人の人間だと考えてみる。実際、飛行機から見下ろしたら、人間はそのくらいの大きさに見える。次にその一粒を自分だと考えてみる。周りのゴマは家庭であり、同僚であり、付き合っている人たちである。
 そのゴマを見ながら、今日の出来事を振り返る。自分の今日一日をゴマ粒ほどの大きさの自分が再演するのを眺めていると、本当の意味で自分を客観的に見つめられるようになる。また同時に周りの人たちをまっとうに評価できるようになる。つまり、誰もみんな自分と大差ないという評価である。
・「あくびを出す」ワークで体のバランスをととのえる
 普段優位になっている交感神経をを抑え、副交感神経を優位に立たせるには「あくびのワーク」がいい。
 寝っ転がって膝を立て、ゆっくりと膝を左右に倒してみる。更に、肘を床につけたまま、両手を大きく円を描くように回す。この時、手や手首だけを回すのではなく、前腕を含め、肘を中心にして、肘から手にかけ大きく回す。
 この動作をゆっくりおこないながら、あくびを出そうとする。
 かなりのあくびが出やすい動作がある。とにかく、なるべくたくさんのあくびを出す。

・イメージの泡で全身をすっきり浄化する
 自分の体から、吐く息とともに泡がブクブク出ているところをイメージしてみる。熱帯魚の水槽の中にある泡がブクブク出ている装置を想像する。
 そして、泡が出ていくにしたがって、それぞれの部分あるいは全身から、汚れ、詰まり、緊張が消えていくのをイメージし、ありありと実感してみる。

・肩から意識を外すことが肩こり解消になる
 肩こりになる人は、無意識のうちに肩に「意識の焦点」を置いている。そのために余分な血液が肩に集まり、うっ血してしまっている。
 肩こりを治すには、「意識の焦点」を肩以外の場所、つまり手足、背中、腰などに意識的にずらすようにすればいい。
 中国に「健身球」という金属の玉を二つ手の中に入れてすりあわせながら動かす健康法があるが、手に「意識の焦点」を置くためにはもってこいの方法である。

・胃でなく胸に意識を向ければよい感情がわいてくる
 ストレスが重なってふさぎがちな時は、胸を意識してみる。背筋をぴんと伸ばして胸を開くと、心が明るくなってくるのを感じられる。

・楽しかったことを大げさに思い浮かべてみる
 今まで自分が体験した、うれしかったことや楽しかったこと感動したことを、できるだけ大げさに思い起こす。
 昨日のことでも何年も前のことでもいい。そのシーンとその時の感情をありありと思い出しひたってみる。
 まず表情がすっきりしてくる。脳には快楽ホルモンであるβエンドルフィンが出るので体の調子もととのってくる。このトレーニングを何年も続けている人は老化の速度まで変わってくる。

 ・眠る前の10分間を「神聖な時間」にする
  心の中に望ましい場面のフィルムを前もって完成しておかなければ、スクリーンという現実に映し出すことはできない。
  望ましい人生を実現していくためには、イメージ、言葉、感情をなるべくポジティブなものにして、「理想のフィルム」をつくっておくことが大切である。
 
 ・イメージしたあと忘れれば夢はかなう
  「夢をかなえるステップ」
  1 ありありとしたイメージを描く
  2 しっかりと実感する
  3 疑わない
  4 それを忘れてしまう
  5 そして内なる衝動に素直に従う
  夢が実現される時期は、夢自体が決める。
 
 ・収入を増やしたいなら、お金を使うイメージを描く
  人間には自覚したものがどんどん与えられるという法則がある。
  つまり、「足りないから欲しい」という思いはますます不足を生み出すが、「豊かだ」「あり余る」という自覚はますます豊かさをもたらすということである。
  意外なようだが、最初に収入を増やすイメージを描くのではなく、まずこれまで以上に多く使うことをイメージすることが大切である。
  「一日で百万円使いきる」イメージ
  毎日眠る前の10分間、百万円を使いきるとしたら、何を買うかイメージしてみる。

 ・とことん考えてリラックスすれば答えは見つかる
  わからないことやわかりそうもないことも、必死に考えていると、あるとき突然答えがひらめくものである。
  実は「○○を知りたい」という夢がかなうメカニズムにも「作用・反作用の法則」が関係している。
  まず「知りたい」という夢をはっきり思い描いたら、その疑問に関して徹底的に考えることによって圧力をかける。そしてリラックスすると、反作用が返ってきて、疑問の答えがふっと浮かんでくる。
  ポイントは、きちんと反作用を受け取るために、しっかりと圧力をかけるということである。つまり、ともかく集中して考えるのである。

 ・「賢く」なるためには「自分は賢い」ことを思い出す
  多くの人は、つい足りない点や望ましくない点に注意を向け、そこを改善してより理想的な状態に近づこうとしがちであるが、まったく逆効果である。
  もっと賢くなりたいと思ったら、とにかく「自分は賢い」と言いきってみる。そして自分が賢さを発揮した場面を思い返して、その時どんな感じがしたか、ありありと実感してみる。それによって自分の「賢い」を発揮できるようになる。

 ・明るい性格をつくる五つのステップ
  1 ポジティブな見方をする練習
  2 ネガティブなことは一切語らないようにする
  3 笑う練習と笑顔の練習
    笑顔の練習は、5分間とびきりの笑顔をつくってみることである。鏡の前に立ち、最高に幸せそうな笑顔を研究してみる。
 4 姿勢を正す練習
 5 過去を根にもたない心がけ

・悪い想念に目を向けず、他の楽しいことに置き換える
 一般的に趣味をもっている人がストレスに強いといわれるのは、自然に気分転換がはかれるからである。
 川の流れをイメージする方法 → 実際に流れる川を見に行くのもいい。どんなにきになることがあっても、いつの間にか川の流れとともに流されていき、心が軽くなっていく。

・自然のゆったりとしたリズムに身をゆだねてみる
 「さまざまな部分を同時に意識するトレーニング」
 後ろの気配に気を配り、目は遠くを見るようにし、耳は遠くのかすかな音を聞こうとしながら、頭頂部は上に引っ張り上げられ、両足は大地をどっしり踏まえているイメージを描く。
 この訓練を重ねていると、意識を明晰に保ったまま「考えない」ということが少しずつできるようになり、心のスピードを落とすことができる。
 種をまき、それが芽吹き、花開き、実を実らせるという自然の移り変わりは、心がもつべき本来のスピードを教えてくれる。それを観察し、心の中に取り入れていくようにすると満たされているという感覚を養うことができる。

・人を心配するのではなく信頼してあげよう
 本来の援助とは、いちいち口出しすることでも「失敗するのでは」と陰で気をもむことでもなく、その人がやろうとしていることを信頼してあげることである。
 相手を信頼することは「祈り」である。
 相手のために何かをしてあげたいなら、まず相手を信頼する。その祈りはポジティブな現実となって自分のもとにも必ず大きな実りをもたらしてくれる。

・心のさざ波を静めるトレーニング
 静かな水面に小石が落ちて、それを中心に同心円状にさざ波が広がっていくところをイメージする。さざ波はやがて消えていき、もとの鏡のような水面が戻ってくる。

・胸の中の火がつながっていくところをイメージする
 家庭や職場で人間関係がぎすぎすしてきたら、愛のエネルギーを使って傷口を癒す。
 自分の胸の中で火が燃えているところを思い浮かべ、相手の胸にも火が燃えているところを想像する。そしてその火が相手の胸に延びて行って、やがて全員の胸の火が一つにつながるところを思い描く。
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松浦英行 「ツイてる人」の行動法則 [超常識]でうまくいく!

2010-04-29 19:45:45 | 読書記録
会社の人であまりにも真面目すぎて、何をやっても自分に満足できず常に自分を責めている人がいる。この人の相談話を聞いて、色々とアドバイスをしてきたが、やはり自分の説得力がないのか依然として変わらない。
そんなことを考えながら、古本屋で見付けたのがこの本である。
目次を読んだだけで、何かその人が変われるきっかけになりそうな気がして、思わず買ってしまった。
この本は、その人にあげようと思っているが、その前に自分で読んでポイントをまとめた。

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しなければいけないことは後回し。
疲れたら、途中で投げ出そう。
「常識」を逆さから眺めれば、人生は断然面白い。

・しょっちゅう悩んだり迷ったりして、思うような生き方ができていない人の考え方
1 人の迷惑にならないように、悪く思われないようにと周囲に気を遣ってばかりいる。
2 苦労しなければ願望は達成できない、つらい努力を経て勝ち取らないと価値はないと思っている。
3 「○○してはいけない」「○○すべきだ」というような、自分を制限する価値観をたくさん持っている。
4 悩まなくてもいいような「他人の問題」にまで首を突っ込んで、暗い気持ちになっている。
5 人生を深刻に「まじめ」にとらえ過ぎているため「楽しむことに罪悪感を覚える」ことがある。
これまでの人生、特に子供のころに教えられた常識や道徳、教訓に縛られて、窮屈な生き
方しかできなくなっている人がいかに多いことか。本来、人を幸せに導くための教えが「足
かせ」となって、生き方の幅を狭めているとしたら、そうした教えや固定観念をちょっと
見なおした方がいい。

・ツキに恵まれている人の「行動法則」
1 ツイてる人は自分の行動が、他人の目にどう映るかよりも「自分の気持ちに素直に従う」ことを大事にしている。
2 大好きなことをやるのが、自然な生き方であるし、そうすれば「豊かさ」は、いつの間にか引き寄せられてくる。長く続く苦労や辛抱は、方向が違っていることを教えてくれているのだと考えている。
3 何事にもとらわれない広い心を持っている。「絶対にしなければならないこと、してはいけないこと」は、ことのほか少ないことを知っている。
4 まず、自分自身が幸せを感じることを最優先している。明るく喜びに満ちた人生を送ることによって、周りの人たちを温かな雰囲気で包みこむ。これが、最高の社会貢献だと思っている。
5 人生は楽しく過ごすもの。「遊び」のごとく、ライトにとらえている。だからこそ、夢中になって真剣に取り組める。

① 中途半端なままでいこう(生きるのがパッと楽しくなる行動法則)
 ・問題を放っておける。白黒をはっきりさせるよりも、グレーのままにしておくほうが
いいこともある。どちらか一方に決めないで、両者の中間にいて、「いいとこ取り」す
る方が楽で得である。
問題や悩みが生じた時も、必ずしも解決しなくてもいい。それはそれとして放ってお
く。するとたいていのことは時間の経過とともに消えていく。
イヤなことや、しなければならないことも、後回しにしておけばいい。「ウソも方便」
で適当な口実をつくって、一時棚上げしておく。
中途半端なままにしておける能力を磨く。
「放っておく」のと「やり遂げる」のは、同じ価値。

・できる理由を見つけ出す
  「これをやりたい」と思っても、すぐに「できない理由」を見つけ出す習慣がある場
合、「できない理由」の数以上「できる理由」を挙げてみる。
できないことは、そもそも思い付かない。
「本当にしたいこと」に意識を集中させる。

 ・迷ったら、やってみる
  とりあえず走り出すこと。心が揺れ動く時は、突っ走りながら考えればいい。
  結果はどうであれ「あの時は夢中だったなあ。ああ楽しかった」と振り返ることがで
きたら、それで十分である。

 ・「好きなこと」に縛られない
  禅の高僧 余語翠巖老師の一言
  「やりたいことをすべてやれたら自由かというと自由ではない。やりたいということ
で、すでに縛られているのである。何事も平気で我慢できるようになれば、縛られるということから外れ、自由な人間になれるのである。」
「好きなことができる自由」と「好きでないことをしていてもストレスがたまらない余裕」。この2つを会得して初めて「真の自由人」と言える。
こだわればこだわるだけ縛られる。気に入らないことも平然とできるのが自由。

 ・途中で投げ出す
  成功法則、願望達成の法則でよく出てくる言葉に「成功するまでやり続ける」という
のがある。しかし、これが今一つピンとこない。
人の心は、日々変化していくものである。常に目標を立てた時と同じ心境でいる方が、
かえって不自然である。
初志貫徹するのが、いいとはかぎらない。目標も、心境の変化とともに変わるもの。

② 「なんとなーく」で決めていい(迷いからスッとラクになる行動法則)
 ・「ひらめき」に従う
  直感は、意味があるからひらめく。自分の心が、自分に都合の悪いことを思い付くわ
けがない。だから思い付いたことを疑わず、素直に単純に従った方がいい。
1 誰かに聞きたいことがあったり、連絡が取りたくなった時は、時間帯などを気に
せず、すぐその時に電話する。
  2 シンクロニシティ(不思議な偶然の一致)が連続して起きていないか敏感になる。
  3 夢に「求めている答え」が象徴的に現れていないかチェックする。

 ・「おもしろそう」なほうを選ぶ
  「Aがいいか、Bがいいか」を迷いに迷った場合は、どっちの道を行っても、あまり
変わりがないということ。
大切なことは、どの道を選んだとしても「選んだ道がベストの道なんだ」と思うこと。

 ・疲れないことをする
  子供は、したいことしかしないから疲れを知らない。
  大人は、しなければならないことばかりやってるから疲れやすい。
  好きなことなら、何時間携わっても疲れない。疲れを感じるどころか、逆にエネルギ
ーが充填されて、ますます元気になっていく。
  疲れも覚えず、長い時間楽しめるのは「しなくてもいいこと」をしているときである。
「しなければならない」と思っていることをやっている時は、喜びを感じない。
買わなくもいいものを買いにいく時は「ショッピング」なのでワクワクする。しかし、
無くてはならない生活必需品を買いに行く時は「買い出し」なので気分は乗らない。

 ・人の迷惑を考えない
  ツイてる人は「迷惑になる、ならない」の次元で行動を決めることはない。行動基準
は「好きなこと、やりたいこと」である。
だから結果として、周りに迷惑をかけることになったとしても、素直に謝れるし、自
分に迷惑がかかってきても、笑って見ていられる。それは「迷惑をかけて困らせてや
ろう」という意図で行動を起こす人は、ほとんどいないことを知っているからである。
「迷惑をかける、かけない」の呪縛から解放されよう!迷惑をかけないために、生ま
れてきたのではない。

 ・好きだからする
  やり始める際に、理由づけや説明は要らない。
  やめる時にも、理由づけや説明は要らない。

 ・信じたいことは口にする
  「人生は自分が決めたとおり、信じたとおりになっていく」のが宇宙の法則の一つである。
  「信」という漢字は「にんべん」に「言」という字から成り立っている。「人の言葉」がキーである。
  「信じたいこと」を言葉にして、毎日何十回と口に出してみる。

 ・したいことがなくても焦らない
  悟った人は「何かをしてもいいし、しなくてもいい」というスタンスでいるから「何が何でも、これをしたい」という欲はない。「何もしなくてもいい」と腑に落ちた時、人は最も活動的になるものである。

 ・週イチで初めてのことをする
  自分の殻を破りたくなった時、その「きっかけ」となる3つのヒント
  1 初めてのことにチャレンジする。
  2 毎月、金額を決めて自己投資にあてる。
    新しい自分を発見するためには、お金をケチらない。決めた金額を毎月オーバーするくらいの気持ちで投資してみる。
  3 以前やっていて楽しかったことを、もう一度やってみる。
    その時の「幸せな気分、ワクワクする高揚感、前向きな情熱」を思い出すことが大切である。
  自己投資は最高の投資。最大のリターンが期待できる。

③ 「ちょっとしたこと」を実行しよう(夢がどんどん叶う行動法則)
 ・目標を紙に書く
  1 目標は、毎朝書く。
    毎日、目標を書いたメールが自分のアドレスに届けられるサービスを利用する方法もある。
  2 数字を入れて、具体的に書く。
    達成の日付も書いておく。
  3 実現して、自分も周りの人たちも喜んでいる様子をくっきりとイメージし、感謝する。→望月俊孝「幸せな宝地図であなたの夢がかなう」が参考になる。
  4 イメージだけで終わらせずに、実際に何かその場でできることを10分間でいいからやってみる。
  5 「達成して幸せ、その途中も幸せ、今も幸せ」という気分でいる。
  目標は重要だが、幸福感を忘れないように。目標を通して、どんな自分になりたいの
か。
 ・「成幸」に導く5つの習慣
  成幸とは「これをするために生まれてきたんだ」と深く納得がいく生き方のこと。
  1 少眠、少食、禁煙
  2 読書好き、勉強好き
  3 整理整頓、トイレ掃除
    「捨てる」か「とっておく」か迷った時は、「捨てる」と決めておく。
    机の上が片付いていると手紙を書きたくなり、だれかと縁がつながる。
    机の上を片付けると、心の中も整理される。
  4 人にイヤな思いをさせない
    人にしたことは、自分に返ってくるのが「宇宙の法則」
  5 素直な楽天家でいる
    「素直」という字は素に直通すると書く。素直でいると「おまかせ」の境地でいられる。

 ・どんどんアウトプットする
  同じ読書をするにも、それを基に「何か書こう、何かしゃべろう」とアウトプットを
前提に読むと、吸収力が全く違ってくる。
いつも出し続けると入ってくる。
インプットからアウトプットに比重を移す。

 ・アイデア帳を携帯する(人生を変えるツール)
  アイデアは思い付いたときにメモしておかないと、すぐに忘れてしまう。いつ湧いて
くるかわからないので、アイデア帳と3色ボールペンを必ず身につけておく。
  アイデア帳を持っているから、ひらめくのである。
  効率を追求するから、仕事に縛られるのである。

④ 「自分の都合」で考える(「ツイてない」をガラッと変える行動法則)
 ・都合のいい人生観を持つ
  「人生は自分が思ったとおり、決めたとおりになる」というのが、この世の黄金律(ゴ
ールデン・ルール)である。
「辛い思いをして一生懸命働かないと、お金は手に入らない」と思っている人は、実
際に辛い思いをしながら必死に働いてお金を手にしていく。一方、「大好きなことをし
ていると、お金は自然と入ってくる」と心底思っている人は、本当に好きなことをし
ながら、お金を手に入れていく。
世の中という「外の世界」を見て、特定の人生観を持つようになったと通常思うが、
実際は逆で「自分がすでに持っている人生観」が外の世界に反映されて現実をつくっ
ていくのである。どんな人生観を持つかは、自分の自由である。
ツイてる人の行動指針は、制限やとらわれがないのが特徴である。
「思いは、現実化する」これが最も重要な法則
なって欲しくないことは、冗談でも言わない。

 ・トラブルも、いい刺激だと考える
  ツイてる人は、やってきた情報を先入観で排除してしまうのではなく、いったんは受
け入れてみようと考える人である。
  やってきた情報はすべて、「自分にとって必要があるからやってきたのだ。だから、い
いものに違いない。たとえすぐにはそう思えなくても、何かひとつはキラリと光るい
いものが隠されているはずだ」という観点で見ている。
トラブルも全くなければ退屈。
幸せでいることは簡単で当たり前。
 ・困難と向き合う3つのステップ
  1 頑張って乗り越えようとする段階
  2 見方を変えて、ポジティブ・シンキングする段階
  3 あるがままに受け入れる段階
  出来事にあらかじめ決まっている「意味」はない。
  ありのままに見るとは、事実を事実として見ること。

 ・マイナスを笑い飛ばす
  マイナスに見えるのは、プラスを知っているから。
  言い方を換えるだけで、人生が開けることもある。
  マイナスの言葉もプラス面に光を当てて「言い方を換えてみる」だけで気持ちが軽く
なる。
例:消費する→景気貢献する オヤジ→ベテラン 不景気→貯蓄期 老人→師匠
  浮浪者→路上哲学者

 ・毎日をレッスンだととらえる
  人生の99%はわからないこと。
  わからないことは、あまり暗く考えない。
  「楽天家」という場合、その人の「性格」を指して言っているように思われるが、これを「能力」と考えてみる。「性格」と考えると「一生変わらない、変えられない、変えにくい」となるが、「能力」とみなせば「練習しだいで何とかなる、訓練すれば磨くことができる」。そういうレッスンを日々の生活でやっていると思って過ごす。
  あくまでも「レッスン」であり「修行」とか「試練」という言葉は重苦しくなるから使わない。

 ・手に入らないものは追いかけない
  人は「ないこと」は見付けやすいけど、「あること」には、なかなか気付きにくい。
  人は完全で公平。過不足のない世界に生きている。「生きていくのに必要なものは、全部備わっている。人はだれしも過不足のない世界に生きている」と腹の底から理解できた時、人と比較することがなくなって、恐れが消えていく。

 ・信じきることができる
  ある情報が「正しいか、間違っているか、事実かどうか」は、さほど重要なことではない。要はそれを「信じられるかどうか」である。信じた情報はチカラになる。
  信じたら、信じたとおりの現象が現れてくる。
  情報は正しいかよりも楽しくなれるかが大事。

 ・ポジティブ・シャワーを浴びる
  毎日続ければ、いつの間にかできるようになっている。
  行きつ戻りつしながらも肯定思考は1年で身につく。

 ・格言もむやみには信じない
  「格言」も鵜呑みにしないで、自分で考える。
  辛い時は辛抱よりも、方向転換する。

⑤ 「他人との違い」をおもしろがってみる(人間関係がスッキリする行動法則)
 ・人のせいにしない
  人は、どんな時でも最適な場所にいる。
  すべて、自分の問題として受け止める。
 ・聞き役である
  自分と意見が違う人と上手にコミュニケーションをとる方法。
  「そうですね」という言葉を優しく言うこと。たとえ、相手の意見に同感できなくて
も、とりあえず「そうですね」と言って相づちを打ってみる。

 ・他人を責めない、自分も責めない
  恋人や夫婦の間、または師弟関係で年々「好意と敬意の念」が深まっていくのが理想
であるが、実際はなかなかそうはいかない。出会った頃は夢中になっているので気に
ならなかったことが、つきあうにつれて段々と相手の「人間らしい面」が目につくよ
うになる。その人への思い入れが強いほど、落胆も大きい。しかし、これはおかしな
話である。
  その人は、ずっとその人なりの生き方をしてきたし、自分と出会った後も、そうして
きただけのことである。自分が勝手にその人のことを好きになっておいて、自分の価
値観やイメージと合わなくなったからといってその人を責めたりするのはよくない。
このように、苛立ったり、腹が立ったりするのは、相手に問題があるように思えるが、
実は自分に原因がある場合が多い。
  人の気持ちは刻々と変化していく。
  「諸行は無常なり」と思い定める。

 ・悪口を受け取らない
  ほめられても、悪口を言われても同じように、にこやかに微笑んでいられる人になる。

 ・反論されても動じない
  相手から反論された場合は「ケンカをふっかけてきている」と解釈するのではなく、「反
対側から見ると、こう見えますよ」という示唆を与えてくれていると解釈する。

 ・「正しさ」にはこだわらない
  人それぞれ、自分だけの世界に住んでいる。
  「正しさ」よりも「幸せ」に意識を向ける。

 ・相談は聞いてあげたいときだけきく
  「人のため」に動くのは、自分が余裕のあるときでいい。
  その時の気分を尊重し、ケースバイケースで対処する。

 ・自分の才能に気付いている
  1 本来の自分に目覚めるとは、自己の才能に気付くこと。
  2 だれもが、それで食べていけるだけの才能を持っている。
  3 才能は「天分」と言われるように、天から平等に分け与えられている。
  4 その「天分」を表現している時は、疲れを感じない。
  5 むしろ、元気になってくるので、人に優しく接することができる。
  才能のない人はいないが、気付いていない人は大勢いる。
  努力もなく続けられることのなかに才能が潜んでいる。

⑥ 楽しみながら、儲かっている(人生も財布も豊かになる行動法則)
 ・お金持ちの財布の使い方
  1 お札は上下、裏表をちゃんと揃えて入れている。
  2 新券を入れているので、二つ折りの財布は使わない。
  3 お金がお金を呼ぶので、たくさん入れている。
  4 財布とは別に「小銭入れ」を持っている。
  5 カードではなく、現金での支払いが中心。
  お金持ちは「投資感覚」が身についているので「これが何倍になって返ってくるか」と発想する。
  お金は大切にしてくれる人のところに集まる。
  お金は人の感情を反映し、次の動きを決める。

 ・他人の目から自由である
  人は誰でも「自分という存在を認められたい」という根源的欲求があるが、「だれでもいいから認めて欲しい」わけではない。ある特定の人に承認されたいのである。
  内面に問いかける機会を作る。人に認められたいという「承認欲求」が薄まってきて、とらわれから脱出した時に次のレベルに進む。
  特別意識は、劣等感のあらわれ。天はすべての人を認めている。

 ・「ありたい姿」をイメージできる
  人は誰でも何もしなくても価値ある存在。だからこそ生まれてきた。

⑦ ツイてる人から聞いたこと(運を引き寄せるちょっと意外な行動法則)
 ・価値観が淡い 津留晃一
  「良い・悪い」は、いちがいに決められない。自分がそう思っているだけ。
  「どちらがいい」から「どちらもいい」人生へ。

 ・「遊び」のごとく生きる 松永真理
  運を呼び込む人は、人生を遊びのごとく、軽やかにとらえている。
  来るものは、とりあえず受けてみるとおもしろい。
  色んな体験をするって、カラフルでいい。

 ・努力なしでできることをする 宝彩有菜
  本当の才能は「あまり努力した感じを持っていない分野」にある。
  努力が辛いと感じた時は「方向」が違うこと。
  才能は天から与えられている。天はえこひいきしない。

 ・「自分はアイデアマンだ」と意識する 加藤昌治
  アイデアあふれる人と、そうでない人の違いは、意識しているかどうかの一点。
  アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない。少しだけ新しくても「新しい」。
  くだらないことでも何でも全部紙に書いてみる。「量が質を生む」
  夢物語でかまわないからどんどん出してみる。実現度?そんなの後回し。
  何事も意識さえしていれば近寄ってくる。
  人は自分が定義したとおりの人物になっていく。

 ・しっぺ返しも体験してみたい 森田健
  いい体験、悪い体験、何でも体験したもの勝ち。
  来るものは拒まない姿勢が、ツキを引き寄せる。

 ・すべて自分にふさわしいと考える 斎藤一人
  困ったことは起こらない。困ったと思っていることも、実は困ったことではないと気付くことが神様からのプレゼント。
  この世では「似つかわしくない」ことは起こらないことになっている。
  人はすべて「ちょうどいい世界」に住んでいる。
  出会う人は、みんな自分とどっこいどっこい。

エピローグ・・・シンプルに考え、試しに行動してみる
「ツイてる人」の3つの人生のとらえ方
 1 過去のこと
   「これまでの人生は、最高だった」と肯定すること。
   それ以外の人生との比較はできないから、歩んできた人生はすべてベストな選択だったと納得すること。
 2 現在のこと
   目の前の出来事をいかに楽しむかが大切である。
   そのこと自体にあらかじめ決められた意味はない。どのように解釈するかは、各人の自由に任されている。自分の人生は自分に都合のよい解釈で楽しむこと。
 3 未来ののこと
   心配するのは時間のムダ
   出来事は幸せにしようという意図でやってくる。だからすべて良いことである。
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