定年オヤジの備忘録

趣味や興味あることを適当に備忘録として残すブログ

定年になったので、ブログタイトルも変更しました。

本山勝寛 「東大」「ハーバード」流16倍速仕事術

2010-04-26 23:02:26 | 読書記録
書店に行ったら、ビジネス書コーナーの平台に並べてあった。
目次を見たら、興味を引く部分が何点かあったので買って読んだ。

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【16倍速仕事術の勝利の方程式】
仕事成果=「効率」×「戦略」×「時間」×「地頭」
方程式の4つの因数を整理することで、自分に何が足りないのか、何により力を入れたらよいのかを意識しやすくし、「あれもこれも」といろいろな方法に手を出して、かえって回り道をしてしまうことを防ぐ。

社会人にとって重要な勉強の要素は3つある
「頭を使い続ける機会・仕組み、習慣を作ること」
 地頭を鍛え、脳を活性化し、どんなことでも俊敏に柔軟に思考するための基礎作り。
「仕事と直結する勉強をすること」
 単に会社から課せられた研修や課題だけをこなしていても十分ではないし、周りと差がつかない。また漫然と流行りのビジネス書だけ読んでいても仕事に直ぐにいかせない。
「長期的な観点から教養を深めること」
 歴史や文学、世界情勢など仕事と直接関係のない分野でも、ビジネスの発想のヒントとなったり、人間関係や心の機微を読み解く視座が与えられたり、周囲から一目置かれる存在になったりする。

①効率
効率を上げるためには大きく2つの方法がある。
仕事の段取りや進め方をシステム化することでムダをなくし、更に集中力を高める方法
ITを駆使する方法

・新しいツールや他人のノウハウにやみくもに手を出さない
 まずは頭に「効率概念」をたたきこむ
 効率を上げるためのノウハウや裏技はたくさんあるが、どれもこれも手をつけていては、逆に時間がかかってしまい、非効率になってしまう。新しいツールや紹介されていた方法などにやみくもに手を出してばかりで、“自分の外側にあるもの”で効率性を高めようと考えてしまうことは間違いである。
 「効率」の本質的な部分とは、自分自身の考え方そのもの、つまり“自分の内側”を改革することである。
 今やっている仕事にムダはないか。もう少し効率よくできるのではないか。この部分を自動化できないか。他の人に任せられないか。この待ち時間に何もしないのはもったいないから、少しでも進められることはないか。この新しいツールを使うと、この作業が1回あたりこのくらい時間短縮できそうだが、使いこなせるようになるまでにこのくらいの慣れが必要そうだ・・・。こういった考え方を常に持ち続けることができるかどうかが効率アップの大原則である。

・仕事に対する「時間概念」を持つ
 すべてのことに締切りを設定する
 いつまでに仕上げなければならないかが決められていないと、結局後回しになってしまい、何もできない。
 締切りが数週間とか1カ月先のことであると、どうしてもまだ時間があると余裕をもってしまい、何も手をつけないものである。
 普通の人は、今日かせめて明日のことくらいしか、真剣に考えることができないものである。つまり、すべてのやるべきことを、今日何をすべきかに落とし込めばよい。
 3カ月後の提案発表のために、今日やるべきことは「1日の気付きをメモ帳に1つ以上メモすること」である。
・仕事は1時間1単位で区切ることにする
 1日でやるべきは5、6単位
 「3カ月後の仕事」も「来週仕上げるべき仕事」も「今日やるべきノルマに転換する」ということは、仕事の時間概念を1日単位でつかむということである。
 1日でできる仕事の効率を高めるのによい方法は、1日の仕事を更に1時間単位で区切って考えることである。
 1時間単位で区切って仕事をすると、今やっている作業の締切りは1時間後になる。そうなると急いで取りかからないと間に合わないから、他のことは一旦忘れて、今最も優先すべきことに集中できる。
 メールがひっきりなしに来ても、1時間後に今の作業が終わればまとめて処理すると決めていれば、至急のメール以外は後回しにすることができる。

・数値化しにくいものも含めて成果から目を背けない
 「やらない」「縮小する」を的確に決める
 残業時間を減らしても同じだけの、あるいはそれ以上の成果を出すということは、「仕事にかけた時間=インプット」ではなく、「成果=アウトプット」を重視するということである。

・思い切ってマウスを使うことを止めてみる
 ショートカットキーのマスターで事務作業時間を激減できる
 「Ctrl」+「Z」 ・・・戻す
 「Ctrl」+「Y」 ・・・進む
 「Ctrl」+「A」 ・・・全選択
 「Ctrl」+「S」 ・・・上書き保存
 「Ctrl」+「F」 ・・・検索・置換
 「Alt」+「Tab」・・・ウィンドウ切り替え

・翻訳にキーワード、1つ上のページ・・・
 検索ツールバーで「優秀な秘書」を活用する
 Googleツールバーの活用
 翻訳機能の活用

・パソコンとデスクは前輪と後輪のようなもの
 デスクトップとデスクを対応させる
 パソコン上のデスクトップにも基本的にはその日にやるべきことを表示しておく。
 デスクトップにファイルが置いてあると、忘れずにすむのでよいが、あまりにもたくさんあると逆効果である。

・目の前に集中したいことがある場合、時にはインターネットを切る勇気を持つ
 報告書や企画書を書きあげる時に、ちょっと行き詰るとすぐにネットで検索してしまう。わからないことを調べたり、ヒントを探したりするのはよいが、実はすでに頭の中ではできあがっていて、あとは書くだけなのに、その書く作業から逃れるためにネットに走ってしまう場合がある。検索すると、さまざまな情報が目の前に現れて、今やるべきことと関係ないものが気になりはじめ、目標からどんどん逸れていってしまうことがある。
 検索よりも悪いのが、ネットニュースを見始めてしまうことである。

②戦略
戦略性を高めることで、数カ月、1年、あるいはそれ以上のスパンで仕事の成果を引き上げることが可能となる。
仕事は頑張っているし、残業もたくさんしているけど、思ったほど仕事で大きな成果を上げられない。疲労ばかりが溜まり、自分がどこに向かっているのかも分からなくなる。忙しくてそれなりにやりがいを感じるが、いつもいっぱいいっぱいになって余裕がない。このような状況は戦略性の欠如からくるものである。
戦略性を高めることができれば、自分の立ち位置と向かっている方向が分かるようになる。そして、「今すべきこと」「次にすべきこと」「人に任せるべきこと」「お願いすること」などがクリアになる。

・敵を知り己を知れば、百戦しても殆うからず
 徹底的に学び、調べ上げることが基本
 政府などが発行している白書や専門誌・業界紙、新聞も全国紙各紙の関連記事を毎日追う。
 ただ、漫然と学び知識を得るのではなく、常に戦略や目標を意識して研究する。

・配属先が得意分野とは異なったときどう考えるか
 目標と得意分野を効果的にすり合わせる

・偶然のチャンスが転がり込みやすい環境を整える
 ブログで自分を身近に感じてもらう

③時間
・「非有効時間」を「有効時間」に換えるだけで2割増、3割増で時間を作れる

・一定期間、1つのことを徹底的にやる
 人間は3カ月で慣れ、1年でマスターできる
 現在の中心テーマを1つだけ決めて、一定期間そのことを徹底的にやること。
 とにかく重要なことは「徹底的に」やること。
 著者の場合、大学受験だけでなく、留学のために英語を勉強する時には、英語漬けといえるくらい徹底的にやり、3カ月で一番苦手だったリスニングの効果が徐々に表れ、1年間で米大学院に合格できるだけの英語力をつけた。
 時間術というと、空いている時間を活用していろいろなことを少しずつやるというイメージになりやすいが、実は1つのテーマを徹底的にやることの方が時間を有効に使っていることになる。
 逆に優先順位をつけず、あれもこれもと手をつけてみても、どれも中途半端に終わり、結局は時間のムダに終わってしまうことが多い。

・通勤時間は読書、耳勉、携帯メモ・・・
 インプットだけでなくアウトプットにも活用する
 これまで、電車で座れたときだけ読書していたような場合は、今後は乗り換えや歩きの時間など、小さなすきま時間も見逃さず有効活用する。

・娯楽時間のアンテナの張り方で大きく差がつく

・執筆、読書、語学・・・
 出張こそが自由時間の宝庫

④地頭
どのくらいの本、雑誌、新聞、テレビのニュースやドキュメンタリー、ネットの記事や論考、報告書、分析レポートなどを読んでいるか。どのくらいメモや文章、報告書やブログ、論文を書いているか。そしてどれくらい数値的な計算、分析をしているか。これらを把握し、より強化することで地頭は鍛えられ、仕事の成果は長期的に増大する。
また、頭を鍛えるのは勉強時間という考え方もよくない。実は仕事でいかに頭を鍛えるか、頭を鍛える機会を活用するかがとても重要である。つまり、仕事中にいかに頭を使っているか。

・「読み」「書き」「そろばん」は仕事力の基礎の基礎
 スポーツにおける筋力、体力と同じ

・地頭鍛錬の定番はやはり本
 「読書ポートフォリオ」で読書投資を戦略配分
 効果的に読書を進める方法として、読書のポートフォリオを作る。
 例:ある期間に10冊を読むとした場合
   現在の仕事関連 3冊
   3~5年後の仕事に関連するもの 2冊
   今売れている流行の本 2冊
   小説 2冊
   歴史・思想書などのアカデミックな本 1冊
 ビジネス書やハウツー本だけ読んでいても、骨のある人間にはなれない。
 論理的思考を鍛えるには、要点をすぐに理解できるビジネス書を10冊読むよりも、論理を解かないと意味を理解することができない哲学書を1冊読む方が効果的である。

・1時間で30冊から40冊、 書店で「目次読み」の数をこなす
 ビジネス書の肝は目次にあるといっても過言ではない。
 多くのビジネス書に触れる方法として、書店で目次のみをたくさん立ち読みする方法がある。気になる本を片っ端から開き、目次を読む。その中でも特に気になった項目のページを1~3箇所ほど実際に開いて読んでみる。
 買うことを前提にしていると、1冊1冊の吟味に時間がかかるが、初めから買うことを前提にしないと、さほど時間をかけずにさっと読むことができる。

・本にビジネスアイデアを書き込んで企画書にする
 インプット、アウトプット両方の質を高める
 目的をもって選んだテーマの本を1つの「企画書」にしてしまうという気持ちで、ビジネスアイデアをその本の中に書き込む読み方を「書読」という。
 その本を読みながら、思い浮かんだアイデアを書き込んでいく。
 もしアイデアが広がり、企画が次々に浮かんでくるなら、その本のスペースにどんどん書いていく。本を読むのは机上とは限らず、電車の中でも飛行機の中でも、本をメモ帳がわりにして書き込んでいく。
 1冊読み切ったら、もう一度書き込んだ箇所を読み返す。メモの断片を頭の中でつなぎ合わせて、企画の全体像をまとめる。そして、まとまったアイデアを本の最初の白紙のページに書き込む。本を「企画アイデアをまとめるメモ帳兼参考書」にする。
 「書読」は、インプットとアウトプット両者の質を同時に高めることができる一石二鳥の方法である。

・新分野でのスタートダッシュを可能にする1つのテーマの本をまとめ読み
 自分にとって新しいテーマや課題、分野や業種を扱う時に有効な読書法である。
 初めから大量の本を読むことで、その分野を俯瞰することができれば、吸収力がまったく変わってくる。
 まずは、その分野の成功者の体験本や、具体的な成功例が多く紹介されているような一般読者向けの本を読む。これは、その分野への関心を高め、よりモチベーションを高めるために必要である。この段階では知識を得ることは目的ではないので、読んで楽しそうな本を選び、純粋に楽しめばよい。マンガでもよい。
 次に、入門書のような全体像を平易に紹介している本を複数読む。
 そして、その後により焦点を絞った専門的な本を読む。
 この一連の「まとめ読み」をすることで、最低5冊は読むことになる。
 この時は、他の本はいったん横において、自分自身をそのテーマに対して「閉じた」状態にし、集中して読むことが大切である。
 入門書までを1週間で一気に読み、専門書はある程度じっくりと書き込みながら読むのがよい。1週間で業界の常識を俯瞰でき、1カ月で何か新たな展望が見えるようになってくる。

・新聞記事を紙面とネットで補完読み
 ひと昔前とは意味が変わってきた「新聞を読む」こと
 新聞は毎日一定時間をかけて、幅広い分野について旬で良質な文章を読むのに最も適している。読む力の基礎力を高めるには、毎日少しでも読むことを継続することが大切である。
 朝に紙面を読み、昼休みにオンラインニュースをざっとチェックし、夜には雑誌記事を少し腰を据えて読むくらいがちょうどよい。

・「書くこと」は「論理的思考」そのもの
 目次を書く力が求められる

・地頭力の基礎を上げる「メモ」の書き方
 ただし、「メモ」だけでは何も生まない

・見た目のきれいさより頭を整理できているかどうかが重要
 独自ノートはゼロからではなく8から作る
 最近ではノート術が注目され、書くことの重要性が理解されつつあるので良い傾向ではあるが、ノートをきれいにまとめなければならないとか、頭のいい人や成功している人のやり方を詳細にわたって真似しなければならないというような、一種の強迫観念のようなものが生まれていたら、それは必ずしも正しくないと思われる。
 ノートやメモ帳が読みづらい走り書きのままでは、保存・参照するにはむかない。そこで参照用ノートを作る。ただし、この参照用ノートはゼロから作ってはいけない。
 きれいにまとまっている既存の資料に、独自のメモを書き足すことで独自ノートにする。
 参照用ノートはゼロからではなく、8から作るくらいの感覚がよい。重要なのは、それを「参照ノート」と考えて、常時新しく得た情報や考えたことなどを書き込んでいくことである。

・ブログとTwitterですべての日常をアウトプット思考に
 ブログの良さは、どんな日常のことも、書くネタにならないかと考えることで、アウトプット思考になれることである。
 特別な意識を持たなければ、何事もなかったように時間だけが過ぎ去っていく。しかし、ブログのネタにならないかと常に考えていれば、見え方が変わってくる。

・なぜ数字に強ければビジネスにも強いのか
 数字力鍛錬のすすめ
 数字力を鍛錬するのも、数学の問題を復習する必要などない。普段から数字に注意を払い、数字を通して物事を見つめる習慣をつけることで可能となる。

・すべては数字を知ることから始まる
 現状を把握し問題を分析する
 活気がない商店街を見て景気が悪いと感じるだけでなく、経済成長率や失業率、企業の決算などを見る方が、より客観的に経済の状況を把握することができる。
 どんなことでも数字で物事を把握することで、現状を正しく認識することができる。
 現状認識のために必要な数字力とは、まず自分の仕事に関わりのある数字が何であるかを把握し、その数字を徹底的に頭に入れることである。
 社内の数字、あるいは専門分野の数字を誰よりも把握していれば、それだけで使える情報の引き出しをたくさんもっていることになり、優位な立場に立つことができる。
 次に必要なのが、同一指標について定点観測を続けることで、同じ数字の推移を把握することである。
 最後にこれらの数字を把握できたら、数字が表わす意味を解釈し、問題あるいは成功を分析する力が必要である。
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中谷彰宏 思い出した夢は、実現する。少年力で成功する58の具体例

2010-04-08 23:42:28 | 読書記録
また、古本屋で中谷彰宏の本を買って読んだ。
この本を読んだら、本当に子供の頃をはっきりと思い出せた。
当時の情景が頭の中に鮮明に浮き上がって来て、とても懐かしくなった。
自分も子供の頃にはいろんなものを見て、いろんなことを考えていたんだということをあらためて再認識した。大人になったらすっかり忘れていた(笑)

実際に思い出したものは、後日ブログに書いてみたいと思った。

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 まえがき
・子供の時にやりたかったことは、必ず実現できる。
 大人になった人が自分のやりたいことを探す時には、子供の時に自分がなりたかったものを思い出してみるとよい。
 やりたいことを探さない。やりたいことを思い出す。

・子供の頃、なりたかったものを思い出す。

・子供の頃、住んでいた家を思い出す。

・父親の仕事についていったことを思い出す。

・子供の時にしていた手伝いを思い出す。

・子供の頃、接していた自然を思い出す。

・子供の頃、おいしかったものを思い出す。

・子供の頃の風景を思い出す。

・ボロボロになるまで使った道具を思い出す。

・年齢差のある知らない大人から教わったことを思い出す。

・年齢差のある友達から教わったことを思い出す。

・電化製品がなかった頃を思い出す。

・子供の頃、窓から聞こえた音を思い出す。

・暑かった時にしていたことを思い出す。

・主人公が自分より年上だった青春ドラマを思い出す。

・ビデオがなかった頃のTVの見方を思い出す。

・ラジオで聴いていた番組を思い出す。

・ラジオ番組にハガキを送ったことを思い出す。

・好きだったパーソナリティを思い出す。

・子供の頃に出たかったTV番組を思い出す。

・子供の頃の「自分のタイプ」を思い出す。

・不便だった頃のことを思い出す。

・子供の頃に集めていたものを思い出す。

・欲しかったもので、お金で買えないものを思い出す。

・地図で遊ぶ。

・子供の頃にしていたスポーツを思い出す。

・子供の頃にしていたモノマネを思い出す。

・学校を休んだことを思い出す。

・好きだったヒーローを思い出す。

・お年玉で買ったものを思い出す。

・子供の頃、1度しか話さなかった友達のことを思い出す。

・子供の頃にしていたゲームを思い出す。

・子供の頃にしていた狩猟を思い出す。

・子供の頃、好きだった文房具を思い出す。
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鹿田尚樹 大事なことはすべて記録しなさい 

2010-04-04 02:49:03 | 読書記録
★この本の中の「読書ノート」は本田直之氏の「レバレッジ・リーディング」を応用した亜種であると感じた。
しかし、2段組みにしてA4に2ページ分を印刷してA5サイズの2穴バインダーにファイルする部分は独自で参考になった。早速、無印良品で購入した。
また、本の内容をパソコン入力する際には、書見台が便利であることも参考になった。
著者推奨のブックスタンドを購入したが、確かに両手が使えて便利である。

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・「記録」の方法には2つの特徴がある。
① あらゆる「ツール」を使って、記録するだけ
② 整理・分類・ファイリングはしない

・記録の5つのルール
① 「大事」→大事なことはすべて記録する
② 「時系列」→日付と時間を書く&整理・分類しない
③ 「シンプル」→箇条書き&単語(キーワード)で書く
キーワードの中でも、特に「数字」と「固有名詞」は迷わず記録
④ 「1×1」→1つのページに、1つのコンテンツ
今記録しているページがかなり余っていても、新しいコンテンツは新しいページに書く
⑤ 「読み返す」→1日5分、記録を読み返す
  その日のうちに読み返す。「記録」を読み返すことは「書く」ことと同じくらい重要である。

・家中にペンを置いておく
 記録できない状況は、絶対に避ける。
 紙のように「書き写すもの」は意外と身近にあるもので代用できるが、ペンのように「書きつけるもの」を代用することは意外と大変である。だからこそ、家中そして身の回りのもののあらゆるところに、ペンを忍ばせておく。

・外出時には「品の良いペン」を持ち歩く
 著者が愛用しているのは、PILOTのグランセ(GRANCE)シリーズの万年筆(細字)である。
 人はどこで判断されるかわからない(大事な書類に記入する時、手紙を書く時、銀行等でサインをする時・・・)実は受け取る相手は見ているかも知れない。仕事上で付き合いがある人の前で、100円のペンでサインするのと、品の良いペンでサインするのとでは与える印象が変わるかも知れない。
 「勝負ペン」として相手にとっても自分にとっても「気持ちのいい1本」を持ち歩く習慣をつけるとよい。

・色のチカラを使って記録する
 著者はスケッチブックなどに自分のアイデアや情報をわかりやすくまとめる時は、色ペンを使ってカラフルに情報を記録している。この際は10色以上のカラーボールペンを用意しているが、意味によっての色分けはしていない。全体を見ながら、自分が好きな色を使って書いている。子供がクレヨンで自由に絵を描くのと同じように、たくさんの色を使ってアイデアを描いた方が頭が活発になる気がする。

・自分だけのオリジナル教科書、Bノートを持ち歩く
 特に身につけたいことや、自分にとって大切なことは「自分オリジナル教科書(Bノート)」に書き写して、持ち運べるようにする。
 Bノートの「B」には3つの意味を込めて名付けた。
① バイブル(Bible)のように、常に指針を求めて読み返す1冊のノート
② 銀行(Bank)のように、自分の知識を貯蔵しておくノート
③ 冒険の書(Bouken no sho)のように、自分の記録を保存するノート

・Bノートに収録している内容
① 漫画のコピー
② 読書ノートからフレームワークを抜粋
③ 仕事の雛形
④ 引用句・金言集
⑤ その他(役に立つと思う雑誌の切り抜きや図版のコピーを貼り付ける)

・Bノートの最初のページに「夢・目標」を記録する
 最初のページに夢・目標を書く理由は決意表明であり、書くことで意識せずに意識する(潜在意識に刷り込む)ためである。

・ノートの左ページには何も書かない
 右ページにしか書かないのは、裏写りして読みにくくなるのも理由の一つであるが、後で自分が追加したい情報や、自分のアイデアを書けるように左ページを空ける。
 右ページにメモをとり、左ページには自分のアイデアを書き足すルールにする。
 読み返す際も、基本的には右ページだけを見ればいいので、情報検索も楽になる。

・ネット画面はキャプチャ機能を活用して記録する
 「画面(スクリーン)キャプチャ」とは、ディスプレイに表示された画像をデータとして保存することである。
 Windowsパソコンであれば、
① Print Screenキー → 画面全体
② [Alt]+Print Screenキー → 特定のウィンドウのみ
 を取り込むことが可能である。
 あとは、「一時保存ファイル」として、フォルダを作ってそこに保存しておくだけである。
 これで検索に時間を取られない。
→平均的なビジネスパーソンは、探し物をするためだけに1年間に150時間も浪費していると言われる。(別の説では19日間とも言われている)

・移動中は携帯電話で記録する
 電車の中などで使えそうなキャッチコピーを見つけた時や、本を読んでいて気になったワンフレーズを、その場で携帯電話を使って自分のPC宛にメールする。
 また、携帯からGmailに送信しておけば、整理する時に「検索」することもできるため、楽に探すことが可能である。

・後で見返しても使える、効果的な「読書ノート」の作り方
 読書で学んだことを身につけるために、最も重要なことは「読んだ後」である。
 読んだ後に、学んだことを何度も読み返すことができる仕組みづくり。それが読書のエッセンスをまとめた「読書ノート」である。

・手軽に本のエッセンスを持ち運ぶ「読書ノート」の作り方
① 本を読んでいる時に、抜き出したいポイントに線を引く。
② 時間がある時や、週末の時間を利用してワードに入力しそれをプリントアウトする。
プリントアウトする時のポイントは、2段組みにして、A4サイズに2ページ分を印刷すること。
③ A5サイズのバインダーにファイルする。(無印良品のA5サイズ2穴バインダー)
 エッセンスは記録してあるので、仮に本棚がいっぱいになり本を処分しても、大切な部分はいつでも読み返せる仕組みである。
 
・読書ノートへの抜き書きには、書見台が便利である
 読書ノート作成時に本を開きながらパソコンで入力するのは結構大変である。
 そこで便利なのが「書見台」である。
 著者使用分は、エレコムのブックスタンド(EDH-004)である。

・記憶のフックを引き出す「目次シート」
 読書ノートと同様に持ち出すと便利なものとして「本の目次」がある。
 目次というのは、本のエッセンスを一覧にしてギュッと凝縮している場所である。
 著者は、アマゾンの書籍紹介ページから、目次だけをコピー&ペーストして持ち歩いているそうだ。

・名言・金言を記録して、後見人にしてしまう
 出会った言葉は、すぐに記録しておくこと。後でまとめようとすると忘れてしまいがちである。

・何でもかんでも、日付スタンプを押す
 日付スタンプを活用すると、きれいにかつ10秒もかからずに記録することができる。
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内藤誼人 継続は、だれも裏切らない 結局、努力をつづけた人の勝ち

2010-03-28 11:33:02 | 読書記録
内容は至極当たり前のことしか書いてないが、実際自分ができていないことが認識できた。また、継続するために必要な当たり前のことを十分に気付かせてくれた。
あとは自分がそれをするかどうかだけにかかっている(笑)

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・まえがき
どんな人でも、どんな分野でも、努力を続ければ必ず成功する。
生まれ持った才能などは、これっぽっちも必要としない。
ただ努力する。努力を続ける。たったこれだけを実践できれば、だれでも自分が望んだような未来を手に入れることができる。どんな夢も必ず達成できる。

 人間は自分が価値を見出せることしか、熱心にできない。
 「努力することはカッコいいんだ」という意識を持つこと。
 「努力は決してムダにならないんだ」と固く信じて疑わないこと
 努力というものは、継続するからこそ意味があるのであって、それを止めた途端に「下り坂」になることを肝に銘じる。

 エリック・クラプトンは、まだセミプロだった頃、演奏終了後に仲間から飲みに誘われた。しかし、彼は「飲みたいのはやまやまだけど、一流のギタリストになるために、今僕がやらなければならないのは、酒を飲むことではなく、ギターの練習をすることなんだ」と言って断ったエピソードがある。

 定年を迎えてから、趣味としてあれをやろう、これをやろうと考えるのではなく、若いうちからやりたいことは、どんどんやってしまうクセをつける。

・一度決めたルールは、どんな理由があっても破るな
 どんな時でもルールはルールとして絶対に守らなければならない。
 「毎日漢字の書き取りをする」と決めたなら、徹底的にやらなければならない。たとえ熱が40度あっても、お正月でも、旅行中でも、必ずやらなければならない。そうしないと継続にならない。
 どんな理由があっても、一日も休まないことが大切である。継続というのは、何かと理由をつけてサボろうとする自分の心と戦うことである。

著者の例:「最低でも一日に一冊は本を読む」というルールを課している。どんなに酔っぱらって泥酔状態で帰ってきても、帰宅すると必ず机に向かって読書を始める。頭が痛くて意識が朦朧としていても、それでも本を読むのである。
・人と同じことをしているうちは、「努力」とは呼ばない。
 他人と同じことをやっているうちは、それは「努力」とは呼ばない。他人よりもたくさん努力するからこそ、「人に抜きん出る」ことができるのであって、そこまでいってこそ初めて努力を呼べる。
 週休二日をきっちりとって、年間の有給休暇もきちんと消化して、趣味のゴルフだ、旅行だと遊びまわっていて、それで「いつかビッグになってやる」と言うのは、虫の良い話である。そういう人に限って、「俺は努力している」と言うのだから目も当てられない。
 みんながやっていることをやったからといって「みんなについていく」のがせいぜいのところであり、「人に抜きん出る」ことはできない。
 毎日30の努力しかしていないのなら、80の努力をしている人には毎日50ずつ差をあけられていく。自分は進んでいるつもりでも、どんどん後ろに置いていかれてしまう。
 本当に努力をしているなら「人に抜きん出る」ものであり、それができていないのなら、残念ながら、まだまだ努力の余地があるということである。
 どんぐりの背比べから抜け出せない原因はただ一つである。努力の量が足りない。

・どんなことも「やる気」に結びつけてしまえ
 ジンクスというのは、まさに「本人の思い込み」。科学的な根拠などは、まったくないことがほとんどである。にもかかわらず「本人が効果的だ」と思えば、本当に効果があらわれてしまうから、ここが人間の面白みである。→プラシーボ効果

・「赤いもの」を身につけろ
 身体を活性化し、やる気を出すにはアドレナリンを分泌させればいいが、それには「赤いもの」を身につけることが効果的である。
 どうにもやる気が出ない時には、赤い色を探してそれをしばらく見つめるとよい。
 読書で気になる箇所にペンで線を引く時も、できれば黒ではなく赤色のペンを使うとよい。そうすると集中力が高まって、読書力自体がアップする。
 赤い色を上手に使えば、モチベーションを高めるのも自由自在になる。

・良い姿勢をとれ
 集中力、記憶力、持続力が、背筋をぴんと伸ばすことでアップする。
 何をするにしても、大切なのは「良い姿勢」をとることである。

・背水の陣を敷け
 学生たちが、試験の直前になって本気を出して勉強する現象のことを「デッドライン・ラッシュ」という。安全ピンの発明者は、恋人の父親から「10日間で1000ドル儲けたら娘をやる」と言われ、安全ピンのアイデアを考えた。
・とにかく基本だ、基本トレーニングだけをやれ
 百マス計算の陰山英男氏は、基礎学力を重視している。算数なら計算力、国語なら漢字力という、ごく基本的な力を養うために、うんざりするほどの「読み・書き・計算」をさせるのである。
→著者が高校生時代にやった方法
 英語の学習は、とにかく単語や熟語を書き続ける方法であった。なかには、「単語集のようなもので単語を覚えても英語力はつかない」とか「英文は読めるようにならない」と言う人もいたが、愚直なまでに単語と熟語を紙に書いて覚えた。
 今でもこの方法が最高だと思っている。難しい問題集を解いたりするより、基本となる知識を、声に出したり、紙に書いたりして覚えるのが一番だと思っている。

 努力が継続できない人は、すぐに何か新しいことをやろうとして、目移りし過ぎるのが原因である。他の人に何か言われたり、読んだ本の中に自分のやり方と違うことが書かれていると、その影響を受けて流されてしまう。単純に考えれば、自分の目標達成のために、一番大切な「基礎」が何なのかはすぐにわかるはず。それがわかれば、他のやり方などはどうでもよく、基本練習を繰り返せばいい。

・精力を注ぎ込む対象は「一度にひとつ」が原則
 ノーベル平和賞を受賞したシュバイツァーは「あまりに多くのことを始める者は、ごくわずかしか達成できない」と語っている。つまり、取り組むことは、ひとつか二つまでにして、それを最後までやり遂げろということである。あれもこれもと手を出すと、ひとつひとつのことは中途半端になりやすい。つまみぐいをするように、あっちをやったり、こっちをやったりと目移りしていると、結局はすべてが中途半端で終わってしまう。

・目移りしがちな傾向を改めよ
 やるべきことがいっぱいあって、目移りしているような人は、結局はひとつも完遂できずに終わってしまうことが多い。
 心理学では、ひとつのことだけに集中して取り組める能力のことを「グリッド能力」と呼ぶ。
 「いろんなことに手を出していれば、どれかひとつくらいはモノになるだろう」というのは誤った考えである。むしろ「モノにならない」と考えた方がよい。

・身体を徹底的に鍛えよ、そうすれば精神力もアップする
 体力と精神力は密接に関係している。体力がある人は精神力も強く、体力のない人は精神力もなくて、落ち込みやすく打たれ弱い傾向がある。
 イギリス心理学者の実験で、筋力のある人は、精神力も強い結果が出ている。身体をあまり動かさない人は心も弱くなる。

・練習量で人後に落ちるな
 いくら才能に差があっても、努力でその差を埋めることは可能である。
 天才と呼ばれる人たちも、決して才能だけでやっているのではない。彼らはホイホイと何でも片づけてしまうようなイメージがあるが、本当はもっと泥臭い努力をし続けているのである。

・自分の人生は、自分でコントロールできるという信念を持て
 主体性のある人は、いったん自分がとりかかったことは、最後まで頑張る。だから、主体的な性格になることが、努力家になるためには必要なのである。
 自分の意見をことあるごとに、はっきり明確に口に出すようにする、そういうトレーニングをずっとやっていると、主体的な性格も磨かれていく。
 会議においては「異議なし」とか「○○さんと同じ」などと言っているようではダメである。自分の言いたいことをはっきりというようにする。それによって煙たがられることもあるかも知れないが、自分の性格を主体的に変えていくためには、周囲と軋轢が生じることをためらっていてはいけないのである。

・他人が息をのむほどに努力して初めて努力となる
 練習をする時は、他人の度肝を抜くほどに練習しなければならない。他人が本気で身体を心配するくらいでなければ、ホンモノの練習とは言えない。
 つまりは、「とんでもない努力をしよう」ということである。
 二流の努力しかしていないのに、一流の人間になりたいというのは虫が良すぎる。二流の努力しかしていないのなら、二流の人間にしかなれないのである。

・写真や切り抜きを用意して、たえずそれを眺めろ
 写真や切り抜きなどを身の回りに置いておけば、たえず目標を意識することができる。
 「5キロ痩せる!」などの目標を文字で書くより、スレンダーなモデルの写真を張り付ける方がはるかに効果的である。

・「努力のしすぎ」を後悔した人はいない
 努力をしてもムダになることはあるが、努力をしないことから生じる後悔よりは、ずっと小さい。

・辛い時でも、「ほんのちょっと」は必ずやれ
 人間の気力には限界があるから、「どんなに頑張ろう」と思っても、どうにも力が出せない時がある。疲労が溜まっていたり、調子が悪かったりすれば、普段の力の10分の1しか出せないこともある。しかし、たとえほんのちょっとでも「とにかくやる」のである。量は減らしてもいいが、ゼロにならないように注意する。
例「毎日50ページ本を読む」ルールであれば、それを「20ページ読む」に減らす。
  「毎日50回腹筋をする」ルールであれば、それを「10回する」にするのもよい。
 努力を継続したいなら、たまには量を減らして手を抜くことはあっても、決してゼロにはしない、という気持ちで取り組むことが大切である。

・三日坊主を何度も繰り返せ
 何をするにしても、最初はやる気があったのに、そのうちにやる気が失われることがある。それはそれで当然のことだから、投げ出すことが一概に悪いとは言えない。
 しかし、投げ出しても、またそこに「戻ってくる」ということが重要であり、それさえ忘れなければ三日坊主でもかまわない。

・2~3カ月の努力で何とかできる目標を立てろ
 目標は高過ぎてはいけないが、低過ぎてもいけない。
 自分で目標を決める時には、長くても2~3カ月でどうにかなりそうだというレベルが一番やる気が出る。

・何をどれだけやるかは、自分で決めろ
 腕立て伏せをやろうと決めたなら、たとえそれが10回であっても十分である。大切なことは「毎日やる」ということであって、10回の腕立て伏せでもそれが今の自分にとってトレーニング効果があるならそれでいい。
 自分で決めると、気分がスッキリする。他人に命じられたわけではないから、気分が楽である。

・自分なりの「行動記録」をとれ
 正確な記録をとるようにすると、判断のゆがみを矯正することができる。

・ご褒美は、必ず努力の「後」
 ご褒美はたしかに人間のやる気を高める効果があるが、「頑張っていないうちに与えられたご褒美は、むしろモチベーションを下げる」結果にしかならない。ご褒美を与えるタイミングを間違えると逆効果にしかならない。

・「努力は金になる」と信じろ
 「プロ」と呼ばれる人たちは、お金に対して貪欲である。
  打算的であろうがなかろうが、「お金のために頑張る」という意識を持てば、努力は続けられるものである。
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ポール・マクナーニ 仕事が決定的に変わる80対20の法則

2009-06-21 12:34:47 | 読書記録
・「パレートの法則式」語学学習法
 英文を読んでいて意味がわからない言葉に出合っても、すぐに辞書をひいてはいけない。
 わからない言葉は3回出現するまで待つ。そして3回引っかかったところで初めて辞書を引く。
 そのかわり、ひとたび辞書を引いた時は徹底的に熟読し、調べたことをノートに書き留めるなどしておく。
 むやみにすべての言葉を調べないことで、一番重要な2割の言葉だけがインプットされる。
 1000語をやみくもに覚えるより、本当に重要な200語を使いこなせるようになる方が語学マスターの早道である。
 80対20の20の言葉のみで書かれている子供向けの絵本を読み込むことは極めて効率的な語学学習法である。

・「ながら勉強」でも英語は十分マスターできる
 
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