☆愛猫ココノスケ親ばか日記♪

約15年間家族の心を支え続けたキジネコ
ココ嬢の声はもう聞こえないけど
飼い主が思い出を綴ります

あの時

2017年03月11日 | ココ日記
6年前の今日、大きな地震が起きました。

2階で寝ていたわたしには
下からおかあさんが大きな声で
わたしの名前を呼ぶのが聞こえました。

おかあさんは台所のテーブルの下に身を置いて
わたしの飲み水が揺れてこぼれるのを見ていた、
と言います。
2階までわたしの様子を見に行きたくても
揺れが大きくて階段を上れなかったらしいのです。
揺れが収まって上まで来てくれたおかあさんは
わたしが悠然としていたので驚いたようです(ー_ー)!!


その日の夜はおかあさんしかおうちに居ませんでした。

電気もつかないし、こたつも冷たくなりました。
でもストーブがあったので助かりました。

真っ暗なのでろうそくを点けたのです↑

暗い中、おかあさんは何度も何度も
「ココちゃん」「ココちゃん」と呼ぶのです。
そうすると落ち着けるらしいのです。


わたしはたまーに返事をしてあげました。

わたしがおしっこをすると、
おかあさんはろうそくを持って
わたしのトイレ掃除をしていました。
何やら呪術的な様子にも見えます(´艸`*)

わたしにはごはんとトイレと寝床さえあれば
だいじょうぶなので
ごく普通の猫に徹していました(=^・^=)

それが、おかあさんには「救い」だったそうです。


わたしが慌てふためいて、↑こんなことしたら
それこそ、おかあさんまで混乱してしまうので
箱に入って震えることなんかしませんでしたよー。

『今日のおかあさんが居るのは
あの日のココちゃんのおかげです』
なんて、おかあさんはわたしに向かって言いました。


あの日、あの時、たくさんの人たち
たくさんの動物さんたち、
たくさんの木や畑や田んぼ、
犠牲になったたくさんの「命」に
合掌。


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2 コメント

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Unknown (ぐーぐー)
2017-03-16 15:39:06
あの時、ココちゃんのおかあさんは
すごく怖い思いをしたけれど
ココちゃんがそばにいてくれたので
おかあさんの不安も少しは減ったでしょうね。
誰かがそばにいてくれることは
嬉しいものです。
ココちゃん、これからも
おかあさんのこと頼みますね。
おかあさんを見守ってあげてね。
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ぐーぐーさん (ココ)
2017-03-16 17:40:35
ぐーぐーおばちゃん、こんばんは~(^-^)
ジンワリくるコメントをありがとうねえ(*^-^*)

おかあさんは『ココちゃんを守らねば』という気持ちで
ずっと緊張していたらしいのですが、
結果的にわたしがいることで「生き延びた」と分かった、
と言っています。
誰かといることで、お互いを守ろう、支え合おうという
気持ちが出てくるんでしょうね。

ぐーぐーおばちゃん、分かりました。
これからもおかあさんを見守っていきます☆
そばに来て、時々アドバイスなんかしちゃいます(´艸`*)
おばちゃん、ありがとう(=^・^=)
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