最近、わたしには決ったお仕事があります。
それは、朝、おとうさんがお出かけの時、ちゃんと玄関まで行って「いってらっしゃい」を言うこと。
自分から先に玄関まで行ってることもあるし、「ココちゃ~ん、おとうさんがお出かけよー」って、おかあさんに呼ばれて「ニャーイ」と言いながら行くこともあります。
たまにわたしの姿が見えないと、おとうさんは寂しい顔をしてわたしが来るのを待ってて、それでも来ない時は残念そう . . . 本文を読む
このシルバーウィークとやらの間、おとうさんは仕事が入っていました。
しかも、おかあさんにお弁当を作るよう頼んでいました。
仕事がある日とない日がいろいろで、それに振り回されたと感じたおかあさんはぐったりしました。
きのうとおとといの午後、おかあさんはお目目がくっついて離れない・・・と横になったっきり動かなくなりました。
わたしは、ずっと見てたけどおかあさんが動き出さないので、近付いて私のお鼻を . . . 本文を読む
最近、おかあさんが新しいおもちゃを買ってくれました。
これは本物のうさぎさんの毛でできてるらしい。
久々の動物的勘が目覚めちゃって、どんより返上でドタドタ追いかけています。
おかあさんは「作戦成功!」って喜んでるけど、ひとつ困ったことがあるらしい。
わたしはいつもこれで遊びたいもんだから、このおもちゃの仕舞い場所を見上げて鳴くことが多くなったの・・・。
何でも「ほどほど」がいいんですって。
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昔の人は「猫が10年生きると化け猫になる」と言ったそうな。
生きていく環境が、今ほど良くなかった昔だから、10年も生きる猫って相当奇跡的と思われてたのかしらね。
わたしは来年、10歳になるの。
近ごろ、その「化け猫」になりつつあるわけ。
夕方、おねえちゃんが帰ってくる時間がわかるの。
おかあさんに「おねえちゃんが帰ってくるよ~」って教えてあげてるけど、おかあさんは「?」なんて思って、わたしにご . . . 本文を読む
夕方になると秋風が吹いて、涼しくなってくる。
あれだけわたしと遊んでくれたセミさんたちは、もういない。
いつの間にか・・・。
でもでも、日中はすっごく暑い日もあるの。
昼と夜の温度差が激しくなってきてる感じ。
「まるでアフリカだなあ」とおとうさんがポツリとつぶやく。
アフリカには行ったことないけど、昼間の酷暑に反して、夜は毛布がないといられないらしいわ。
秋の陽射しって、もっとやわらかかっ . . . 本文を読む
おかあさんが、うわさに聞いた「お花」を見に行ってきました。
湿地帯に生息するという「ミズギンバイ」
アカバナ科の多年草だけど、黄色い小さなお花がひかえめに咲いていたそうな。
近くの川沿いに咲いていました。
気をつけて探さないとわからないくらい、ひっそりと。
まるで、世の中に何があろうと、片寄せあってひっそりと生きてる人たちみたいだったとか。
このミズギンバイ、絶滅に瀕しているという。
お花さ . . . 本文を読む