これはおととい、おかあさんが出掛けたある場所の近くの、あるタワー。
てっぺんが雲でかすんでるように見えて、おかあさんは思わず「バベルの塔みたい」と叫んでしまったとか。何しろ今のところは、日本で一番高い塔らしいから。
このタワーができた当時から、おかあさんは「現代のバベルの塔なのかも・・・」などとひとりで考えていたらしいけど、そう言いながらも結構出掛けていたらしい。
でも、東北なまりのアクセントに悪 . . . 本文を読む
今夜もやってしまいました。
夜8時頃になるとなぜか騒ぎたくなるの。
ごはんを食べたのに、サイドボードの上に載って「ワーオー」って叫んだり、分別してある紙類のティーバッグの紙とタバコの空き箱が入ってる袋から、み~んなガサガサ出して散らかしたり・・・。
この時間には「魔物」がやってくるのでしょうか?
そして一頃騒ぐと、わたしは急に大人しくなるのです。
こんなふうに目をつむって反省したふりをしてても、明 . . . 本文を読む
おとうさんがテレビを観ているとなりにわたしが寝ている、のではないの。
わたしが寝ているそばで、おとうさんがテレビを観ているわけです。
時々、わたしの足がおとうさんの足に何気なくタッチしたりすると、おとうさんはとても幸せそうな顔をします。
なぜなら、いつもはわたしがおとうさんに触られるのがあまり好きじゃないから。
こんな風にわたしがくつろいだ時に、おとうさんがそーっと触ろうとするんだけど、わたしには . . . 本文を読む
おかあさんはアリスちゃんのお母さんと映画に行きました。
涙が出たそうです。でも、目頭からでなくて目尻からばかり出るので「ああ、歳を取るってこういうことなのね」と実感したそうです。
わたしの涙はまだ目頭から出るけど、身体がだんだんオレンジ色になってきちゃいました。
そういえば、アリスちゃんは黒猫さんだけど、胸のあたりが茶色になってきたようです。
わたし7歳、アリスちゃん8歳、もうシニアなのかしら?
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おかあさんにごはんを要求しても無視されたので、コップを置くふきんの上に座ってしまいました。
それを見たおかあさんは怒りを通り越して、呆れて笑っていました。
おねえちゃんは「何でうちのネコだけこんなにカワイイの?」と呪文のように繰り返して言うので~す。
親ばかならぬ姉ばかですね。
悪いことしても「カワイイ」などと言われちゃあ、わたしど~すりゃいいのさ。
あ、ふきん?もちろんこの後、おかあさんは洗って . . . 本文を読む
ここは、おかあさんが図書館へ行く時に使っているサイクリングロード。
桜並木なんだけど、そろそろ散り始めたみたいです。
おかあさんは、桜吹雪の中を自転車で走るのが快感だと言っています。
きょうは走りながらなぜか「遠山の金さん」を思い出したそうです。
わたしもこんなまっすぐな道を、ダーッとかけっこしたら気持ちいいだろうなあ、なんて夢みたいなことを考えています。
こう見えても、わたし、すばしっこいのよ。 . . . 本文を読む
わたしは4月生まれということになっています。
おかあさんは「今月はココちゃんのお誕生日月間よ」などと言って、毎日オメデトウをささやいてくれます。
おねえちゃんは「4月のまん中を取って15日にしようよ」と言うのですが、おかあさんは「お誕生日月間」がお気に入りのようです。
わたし、もう7歳。いえ、まだ7歳。
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