はじめの頃は、おかあさんが出かけると寂しくて泣いていました。
玄関まで追いかけてって、いっしょに出かけたかったの。
おかあさんはわたしの気を反らそうと、大好きなにぼしを「おやつだよ」と言っておいていってくれました。そう、わたしにとって「おやつ」=「にぼし」だったんです。
でも、その量が増えてって、ある日わたしはおトイレの前で苦しんだのです。何度もおしっこするけど少ししか出なくて、おなかが痛く . . . 本文を読む
6キロにもなったわたしの身体は、特におなかがプルプル。おとうさんは「すごいねぇ~」なんて言いながらさわるから、ぶち切れておとうさんに猫パンチをお見舞いすることもあります。
おねえちゃんは、このおなかに顔をうずめたいってしつこく迫るの。いやなんだけどね。
おかあさんは「まるでトトロの猫パスみたい」って。あのバスの中のクッションが、このおなかと同じ感触かも知れないなあ。
わたしはもうたくさん言葉 . . . 本文を読む
わたしがさみしくならないように、おかあさんはいろんなもので遊んでくれました。
ポリ袋を丸めたボールで遊ぶサッカーは最高!ドイツのカーン選手より上手って、おかあさんがいつもほめてくれます。
ある日、四角い洗濯ハンガーがぶら下がっていたので、下からくぐってハンガーの上に乗ってみました。
とってもスリルがあってもうヤミツキ。
でも、今はもうできないの。だって、わたし、6キロもあるんだもん。あの頃 . . . 本文を読む
はじめまして。
わたし、2000年9月に今のご主人のおうちにやってきました。
それまでは、動物病院で本当のおにいちゃんと一緒でした。
名前はココ。我が家のおねえちゃんがつけました。
でもおとうさんは「ココノスケ」って呼ぶの。
おかあさんはその時を思い出して「一緒に連れてくれば良かった」って毎日言っています。
でも、おにいちゃんももらわれて行ったそうだから、きっと幸せにしてるよね。 . . . 本文を読む