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naoは中学、高校とバレー部の主将だった
今年高校を卒業し、今日は後輩の総体
OB の親子も応援するのが、わが校の伝統
昨年は豚インフルエンザの影響で大変だった
最後まで堂々と戦った後輩に拍手喝采
教授から就活は始まっていると言われた
その通り
人との縁を大切にしなければ・・・
人との縁を大切にしなければ・・・
前回の課外授業に満足したnaoは、次は航空自衛隊の経ヶ岬基地祭に行くことにした
土曜日、大学に７：３０に待ち合わせ
始発で出かけた
「無事着いた？」
７：４０分ごろ、心配な私はメールした
「最悪な事をやらかした、また月曜日話す。行ってきまーす」との返信
えっ 何をしたの
何をしたの気になって仕方がない
naoが月曜日帰ってきた
「最悪な事って何」
」機関銃のように話し出した
十三までは予定通りだった
十三で乗り換えたが、風景がいつもと違うのに気づいた
車掌に聞く
乗り間違え
教授に
「待てないから電車で来なさい。行き方説明するからメモしなさい」
ここからnaoの悪戦苦闘が始まった
「淡路まで戻り、烏丸へ
烏丸から地下鉄で京都へ
JR京都から福知山経由で峰山へ
峰山からバスに乗りなさい」
今度は間違えられない
何度も駅員に聞きJR京都に向かう
キャリーバッグを引きながら走る走る
京都ー福知山１４５０円の切符を買い電車に乗り込む
「これは福知山行きですね？」何度も何度も駅員に確かめる
「ほっ
」
」またまた教授から
「特急に乗りなさい」
またまたキャリーバッグをひいて、ホーム移動
すごい、きれいな特急
すばらしい車窓に見とれる
一緒に行く予定だったかおりからメール
「海だよ」
こっちはまだまだ山の中
しばし景色に見とれていると、車掌が切符拝見に来た
特急料金９４０円がない
福知山から峰山までの乗車券もない
「すみません。お金がないんです」
学生証を見せ、今までの状況を説明する
「峰山駅に連絡しておいてあげるから」との言葉
セーフ
一体いつになったら、みんなに会えるのだろう
またまた教授から
「峰山駅まで迎えに行ってもらうから」
峰山駅下車
駅員さんが、「お金は」
」またまた学生証を見せ事情を説明する
「いつでもいいから返しにおいで」
なんて親切な駅員さん
峰山駅にYさんがお迎え
「お金を貸してあげるから、駅員さんに返しておいで」と５０００円
車の中で、朝からの出来事をYさんに話す
「教授は君が一生懸命やっているんで僕をここまで迎えに来させたんだ。
失敗はするべきだ。
しかし、２回は許されない。
就職の時とかは許されない。
次はない。
これを教訓に頑張りなさい」
熱いお言葉
「君も単位狙い？」
「いいえ、私は一人でも来たかったんです」
「ひょっとして、君って変わっている？」
そうなんです naoは変人
naoは変人
到着！
「かおり、かじかじ会いたかった」
」予定より４時間遅れの到着
でもnaoは大満足
それからは夢のような世界を体験
一事が万事
高校は家から１０分
それが、今はで２時間以上かかる
で２時間以上かかる毎日が失敗の連続
でも失敗からいつも何かを学んでいる・・・
と思ってた
水曜日、教授の授業
「お金は返したのかい？
後日と言わず、すぐに送りなさい。
駅員さんにも大学の絵ハガキでお礼を書きなさい」
まだまだ
こんなnaoですが、皆様よろしくお願いします