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二期会 ラ・ボエーム 23日 25日

2006-03-01 | 藤原歌劇団 ・二期会
      23日 3F4-1 2千円 25日 2F6-29 7千円 安い

 オケに 歌有り、ピアニッシモが綺麗で 1幕の重唱 4幕のミミの 息途絶える弦の刻み、今にも火が消え、息がたえ・・劇性 雄弁な響き、最後のミミ死で お涙頂戴で泣けました・・
 歌手陣は総じて 上手い 大岩、福井、の重唱は絶品でした・・初めて聴く歌手で高声域から弱声域までの声の綺麗さ、歌唱力が優れ 声域の質もソプラノ・テノール共 私の好みで満足
 演出による・・2幕、ムゼッタ登場、路地裏の庶民の憩いの場の風情も良い・・
性格が大人しいムゼッタの印象で・・浮気女、遊び好き・・その時が楽しければ・・ハジケル若さが感じえず・・・
 ミミの死に至る過程とムゼッタの対比感が薄く感じた分 二人の人生の行方のドラマ性が薄い印象になったと思う・・

23日 初日は3階は歌手陣の生徒様風・・音大生が多数の感じで・・
   天井桟敷の鑑賞も良いですね・・2千円は安い・・
    最近のオペラは生でも声量の増幅??を図っている様で、不自然でなく、良く聞こえました・・
4幕の ハチャメカ騒動の大島、 宮本、 斉木、この場面が庶民の生活感 演技歌唱も良く・・オーウケ

ミ ミ    大岩 千穂 華◎  ロドルフォ  福井 敬 ◎
マルチェッロ 大島 幾雄 ◎   ムゼッタ   飯田みち代 ○        
ショナール  宮本 益光 ◎   コッリーネ  斉木 健詞 ○
アルチンドロ 境 信博 ○   ベノア 村林 徹也
パルピニョール 森田 有生

東京フィル◎
Roberto RIZZI BRIGNOLI
指揮者(ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ) 
ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院ピアノ科を首席で卒業。同音楽院で作曲および指揮も学ぶ。ミラノ・スカラ座で音楽アシスタントとして活動を始める。即ち1999年から2002年までオーケストラと音楽部門の責任者として、多くの作品、特にヴェルディの作品に携わり、また指揮した。そこでは多数の管弦楽曲や声楽作品でマエストロ リッカルド・ムーティの補佐を務めた。また、二つの世界のスポレート音楽祭とミラノRAI管弦楽団では副主席指揮者を務めた。ピアノをピエロ・ラッタリーノおよびアルド・チッコリーニに師事。

指揮者としてのキャリアは1995年ジョヴァンニ・シモーネ・マイヤー師没後150年記念公演、ベルガモのドニゼッティ劇場でマイヤー作曲の二つのオペラによって開始された。96年東京にてバルダッサーレ・ガルッピ作曲『東洋のイタリア女~もしくは女嫌い』(藤原歌劇団)での来日がある。

97/98シーズンでは、ミラノ・スカラ座でドニゼッティの『ルクレツィア・ボルジア』により大成功を収めた。その間にもアレーナ・ディ・ヴェローナ、ローマ・オペラ座やジェノヴァのカルロ・フェリーチェ歌劇場交響楽団、パルマのアルトゥーロ・トスカニーニ管弦楽団等とのコンサートを多数指揮。

98/99シーズンに、ローマ・オペラ座で『真夏の夜の夢』。1999/2000シーズン、トリエステのヴェルディ劇場で『フィガロの結婚』。スカラ座1999/2000のシーズンでは、チレアの『アドリアナ・ルクヴルール』を指揮。これはDVD化され、現在発売されている。

以降主なものだけでも、2000年ロッシーニ・オペラフェスティバルでリヨン・オペラ管弦楽団を指揮してデビュー。同年マチェラータ音楽祭でヴェルディ『マクベス』。01年フィレンツェのテアトロ・コムナーレ『ラ・ボエーム』。スカラ座『愛の妙薬』『オテロ』。再びマチェラータ音楽祭『ノルマ』で01年シーズンのプレミエを飾る。01年フランクフルト市立歌劇場『カヴァレリア・ルスティカーナ』『パリアッチ』でデビュー。02年ビルバオ・オペラ『フィガロの結婚』。ヴェネツィア・フェニーチェ劇場には『絹のきざはし』でデビュー。

02年スカラ座公演で『オテロ』『椿姫』『リゴレット』の全公演を指揮(01/02シーズンのうち01年『オテロ』は一部ムーティ指揮)。これはイタリアオペラの総本山が彼に全幅の信頼を寄せていることの証明に他ならない。ベルリン・ドイツオペラでは、『ラ・トラヴィアータ』でデビューし、03年12月『仮面舞踏会』。同年ヴェネツィア・フェニーチェ劇場『愛の妙薬』。スカラ座『二人のフォスカリ』。マドリード王立歌劇場『ラ・ファヴォリータ』でデビュー。03年ビルバオ・オペラ『マノン・レスコー』、04年『真珠とり』、05年『ラ・トラヴィアータ』で同オペラの新シーズンオープニングを飾る。さらに04年1月『ノルマ』で米国(マイアミ)デビュー。04年チリのサンティアゴ市立劇場デビュー『ラ・チェネレントラ』で大成功を収める。さらに同劇場で05年『ランメルモールのルチア』を指揮。今後06年に『オテロ』07年には『蝶々夫人』を指揮する予定。

05年5月には、モスクワ・ボリショイ劇場で『蝶々夫人』。最近ではヴェルディの生地、ブセットー・ヴェルディ劇場で『イル・トロヴァトーレ』を指揮するなど、イタリアオペラの指揮者として王道を歩み、故ガヴァッツェーニを受け継ぎイタリアオペラの伝統と格式を伝え得る貴重な存在となっている。今回、東京二期会オペラ劇場初登場。
http://www.musicaglotz.com/musician/conductors/rizzi.htm
 

オペラ バヤゼット /オルフェーオ(モンテヴェルディ)

2006-03-01 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・

オルフェーオ(モンテヴェルディ) :2FBL-2-17 4千円安い
2月18日(土) 18:00 紀尾井ホール(東京)
指揮:若杉弘 / 演出:鈴木敬介 /
管弦楽:東京室内歌劇場アンサンブル◎ / 合唱:東京室内歌劇場合唱団 華◎
出演: 音楽の精 波多野睦美(ab) - 華◎
オルフェーオ 勝部太○ エウリディーチェ 平松英子 ◎
ニンフ 田島茂代
羊飼1 愛甲久美 羊飼2 倉石真 羊飼3 行天祥晃 羊飼4 網川立彦
メッサジェーレ 小畑朱実◎   希望 青木美稚子◎
カロンテ 大塚博章    プロセルピーナ 佐藤康子  プルトーネ 工藤博
霊1 猪村浩之  霊2 綱川立彦  霊3 柳澤安雄
アポッロ 鈴木寛一◎
バロックオペラ・・原典・最初のオペラと言われ・・実に旋律が美しい・・400年も経過しているとは心奥に響く旋律に、新鮮な感動が・・何兆個の細胞に染み込み・・音の細胞を感じさせ,煥発さ、明るさ、神聖な響き・・
 生聴きしてから、10年程経過し、その時も快さがある音楽と感じていたが
・・美しい旋律が・・

モンテヴェルディ 1567-1643年 クレモナに生まれる
ドラマとして見事な構成をもつ 真の意味でのオペラは1607年に北イタリアのマントヴァで初演された・・オルフェーオがオペラの最初である・・
 マドリガーレや宗教声楽曲の作曲技法に、通奏低音を伴奏とする新しい様式をとり入れ
やがて新しいバロック音楽の確立者となっていった・・
1613年ー30年間 北イタリアのヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂楽長として活動し
1637年に史上最初の公開オペラ劇場がヴェネツィア開設され・・新作オペラを書き・・・のちの作曲家たちに多いな影響を与えた・・プロ・今谷 氏著より

         1643年 モンテヴェルディ が亡くなり
ヴィヴァルディ  1678年―1741年 ヴェネツィアに生まれる
ゲオルグ・フリードリヒ・ヘンデル 1685-1759年
[Georg Friedrich Händel] 出身地 ドイツ ハレ
 ヘンデルは、バッハと並び称されるドイツ・バロック音楽の巨峰である
1706年(21歳)から3年ほどイタリアに滞在し、バロック音楽の大家コレルリとスカルラッティから、大きな影響を受けた。

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 声の競演、共演が、歌手が4個のメゾ・金メダルに バリトン・ソプラノ・各1金メダル・・の印象が、声の祭典と指揮振りとバロック音楽の華やかさが・・

 高次元の歌手が・・
バロック特有の 繰り返し歌唱が・・超絶歌唱という声域が凄いのです

ファビオ・ビオンディ指揮:エウローパ・ガランテによるバロック・オペラ
ヴィヴァルディ オペラ「バヤゼット」(全3幕) 日本初演
音楽監督・指揮 ファビオ・ビオンディ    演出 伊藤隆浩

出演  タメルラーノ:ダニエラ・バルチェッローナ(メゾ・ソプラノ)
    バヤゼット:クリスチャン・セン(バリトン)
    アステリア:マリーナ・デ・リソ(メゾ・ソプラノ)
    アンドローニコ:マヌエラ・カスター(メゾ・ソプラノ)
    イレーネ:ヴィヴィカ・ジュノー(メゾ・ソプラノ)
    イダスペ:スンハエ・イム(ソプラノ)
演奏 エウローパ・ガランテ

*予定しておりました演出のイングリッド・リコウスキイとアンドローニコ役のフィリップ・ジャルスキーは、都合により、それぞれ伊藤隆浩とマヌエラ・カスターに変更して上演いたします。何とぞご了承くださいますようお願い申し上げます。
          公 演 日 2月19日(日) 7千円 29-23 安い

欧州・音楽、オペラ・・感想文 下
http://classic-japan.cocolog-nifty.com/premiere/2006/02/post_2dbb.html