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02-04外来オペラ

2005-08-30 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・
2004年09月25日
カルメン 上野・文化会館19日20日
オペラも韓流が 最大のブラーヴィが指揮者ミョンフンとオケであった 雄弁なオケの響き
歌手陣 合唱も 悲劇性を如何なく 発揮し最高のオペラとなる 特に19日の藤村 イグンの歌唱 迫真の演技とオケの共振性が最大のクライマックスになった

指揮・チョン・ミョンフン オケ・フランス国立放送フィル     4FR3-27 4,500円超安い   20日 3F4-19 18,000円 超高い

19日 カルメン  20日 カルメン
   藤村実穂子◎  エカテリーナ・セメンチュク○
19日 ドン・ホセ 20日 ドン・ホセ
   チョン・イグン◎  ラ・スコーラ△
19日 ミカエラ  20日ミカエラ
   井上ゆかり◎   アンナリーザ・ラスパリョージ◎
19日20日 エスカミーリョ・エルウィン・シュロット○

2004年09月21日 11時37分21秒
2005年7月4日 (月) モクスワ室内歌劇場 鼻 魔笛         
モクスワ室内歌劇場    新国中劇場・5日 2F2-71 6千円・妥当な額

<ショスタコーヴィチ/鼻>
総合芸術としての 演劇性 と  ショスタコーヴィチの得意とする 繰り返しの旋律 パーカッションが 人間の鼓動 脈 呼吸を感じさせる 美しい旋律は感じられないが 語り適歌唱 と 不協和音の ミスマッチが 何故か覚醒感 麻痺
が 五感を打つ・・得体の知れないオペラとなる 

奇想天外な展開に思わず唖然!鼻が人を奔らせる!
19世紀ペテルブルグでの"怪事件"。8等官コワリョーフの"鼻"が勝手に一人歩きを はじめて街を徘徊する。あちらこちらでトラブルを起こしているの"鼻"をやっと 掴まえて頼んでも、「鼻」は元に戻ることを拒否!1人の人間の「鼻」(目ではアリマセ ン!)を通して描き出される当時の混沌とした社会と人々。スピード感あふれる物語の 展開、音楽、劇中にほとばしるエネルギーが、時にユーモラスに、時に痛烈に、驚くほ どストレートに現代の私たちの心に伝わります。

<モーツァルト/魔笛>        9日 2F2-16 6千円/安い
演劇に声楽がある印象が・・実に歌手 オケ 演出 指揮者 全てに共振性があり
全ての歌手に バランス感覚に長け 各役割を 自覚し 演技と歌唱に説得力がある 舞台となる  特にバス ソプラノ が歌唱力が優れていた・・最近見た日本人による魔笛は・・演出は際立っていたが 肝心の歌唱力が 比較すれば 断然今回の公演が 歌手で感銘した・・比較論であるが・・ドイツ語の台詞 歌唱でも説得させた

ポクロフスキー・マジックがその真髄に迫る!

ザラストロの城に幽閉された王女パミーナを、救出すべく城に向かう王子タミーノとそ の供パパゲーノ。王子タミーノは、護身用に贈られた「魔法の笛」を携えてザラストロ の城に忍び込む。王女を救うためにタミーノが受ける試練、思わぬ展開...とくれば、ま るで今流行りのゲームさながら。
ファンタジーの王道を行く、困難や魔法が盛りだくさ んの世界にあっというまに惹きこまれます。モーツァルト×ポクロフスキーの最新演出 が生み出すファンタスティックな魔法のオペラ。


ボローニャ歌劇場・トスカ
プッテーニ・トスカ   NHK
トスカ・イネス・サラザール カヴァラドッシ・ホセ・クーラ
スカルピア男爵・ルッジェーロ・ライモンディ

3者の歌唱力が感動をもたらすのがトスカでホセ・クーラが体調不良で50%減其れではとトスカ歌いが頑張ると これも駄目 ライモンディだだ一人が頑張るオペラで チケット代の高いこと ホールの音響の悪さを 痛感したしだい 新国立の音響の良さを 改めて実感し前回の東フィルのトスカが上と ボロボロ オペラに

オケの優美な響、陰陽ドラマ性はさすがボローニャと 次回の清教徒に期待を

2002年06月06日 10時26分56秒

2004年04月02日 07時00分
メト・フルコースも 終わりました

シェーンベルク1874-1951・グレの歌 6.7
ヴェルディ1873・レクエム 6.8
指揮・ジェームス・レヴァイン

2曲とも オケの しなやかな響き、バランスのよさ、オペラで 培ちかった 間・息、
弦、木管各パートの 自発的な音楽創りとう
スカラ・メト 対峙した 素晴らしい 演奏会となる 
歌手で ルネ・フレミング、ラモン・ヴァルカス、ルネ・パーペ の歌唱力がずば抜けてる いる 
オリガ・ボロディナはオペラで疲れが?メト・バラの騎士リヒャルト・シュトランス
      指揮・アンドリュー・ディヴィス

オクタヴィアン・スーザン・グラハム
元帥夫人・ルネ・フレミング
オックス男爵・フランツ・ハヴラータ

白眉は三幕の グラハム・フレミングの二重唱
なんと美しい響き 人間の声 究極の美しさ
力みもなく オケ 指揮 唄いての
バランスの 良さ 最高のアンサンブル 6.2

2001年06月03日 12時45分39秒

.26 メト・サン・サーンス1835-1921、サムソンとデリラ 
ドミンゴ・オリガ・ボロディナ
曲の醸しだす 熟成された 
旋律とボロディナな歌唱が素晴らしい

全体は アリアが無く 聴きどころが少なく
単調な オペラ?

前日のブルックナー 疲れで 眠く

2001年05月27日 07時03分36秒
イタリアオペラの奥の深さ、
三幕の リュウの死をもって愛、 
名前の謎解き、と 愛
あの人の名は 愛

フィデリオ
10.10. ミュンヘン・オペラ
モーツァルト 的な 1幕が
本来のアンサンブルより 骨太な 意志の強さ

2001.10.30.31.11.1.
STスポット 横浜 横浜駅西口徒歩5分
    TEL 045-325-0411

響き合うSolo-ソロのデュエット

お待ち してます

2001年10月10日 10時03分27秒


二人の イゾルデ
4日 ズービン・メータ バイエルン
イゾルデ リンダ・・ワトソン
トリスタン・ウェスト
マルケ王・モル
クルヴェナール・ベルント・ヴァイクル

初日 と 4日を 見・聴く
オケの 充実ぶり と メータの 解釈が
これほど メータが 良いとは

2001年10月04日 23時49分06秒


バイエルン・トリスタン と イゾルデ
指揮メータ バイエルン国立管弦楽団、合唱

トリスタン・ジョン・フレデリック・ウェスト

イゾルデ・ワルトラウト・マイヤー 

マルケ王・クルト・モル クルヴェナール・ベルント・ヴァイクル

オケ の バス、チェロ、ビオラの低弦を支える合奏力 と オーボエ、クラリネット、ファゴット の 
アンサンブルが ずば抜けて いる 
マイヤーとモルが 陰・陽 明・闇暗 
全ての 歌唱力が

演出が ブー ぶーで 音楽の流れが 
途切れこじつけ 的な 道具 等 舞台に 
集中できない 大きな マイナス 要因に


2001年04月09日 11時08分53秒
メータ・フィレンツェ プッチーニ・トゥーランドット

トゥーランドット・ジョヴァンナ・カゾッラ
リュウ・ノラ・アンセレム

メータのオペラが 充実した 総合芸術とは 評価が 低かった

   一幕の 圧倒的な 合唱の歌い込みが素晴らしい

音楽鑑賞 感想 大野和士 応援します

2005-08-30 | 大野和士・パーヴォ・・パッパーノ
22日 大野指揮 サイトウ・キネン
Aプロ     松本・文化会館 2F 13-50   9千円 超安い 交通費9千円 宿泊費 4,950円

ヴェルディ・運命の力   
望月 京・ホメオボックス ピアノ・児玉 桃 ヴァイオリン・豊嶋泰嗣
ファリャ・バレエ音楽 三角帽子 メゾ・ソプラノ・寺谷千枝子

前半のホメオボックス・・地球上の生物が 種しゅ を超えて受け継いでいる共通世襲遺伝子グループのこと・・全種共通の祖先と考えられる地球上最古の生物から、長い時間をかけて蓄積された遺伝子情報伝達のエラーが今日、各生物の大きな見かけ上の違いを生み出していますが、DNAレベルでは、たとえば、蝿と人間との間では.実に80%もの遺伝子コードが共通である、と言われています・・
この自然界に事実の音楽的アナロジーで、冒頭舞台上の 全生物共通の祖先 として 単純な しかし特徴あるリズムと音色が ギロなどの打楽器で提示されます・・
地底から 湧き出るような・・お経を唱えるような音階・・神秘的なリズム感と・・ピアノとヴァイオリンが 不安定なリズム を 刻む・・
ある時は能動的に、ある時は受動的に、音楽を動かす曲の内部の論理を確立したり 軌道から外れたりしながら、それぞれの生命活動を展開します・・
地球星の根源的な広がり 地底からマグマが 湧き出す 力、生命を感じさせた

三角帽子は 何年に一度、毎年参加の奏者等 混成オケの特徴が オケ集団としての個々の技量を超えた オケ力を発揮させた
大野和士 指揮が大ブラヴォーとなる
一期一会の音楽家と 共有した時間に感謝である
特に ホルン・ステファン・ジェジエルスキ  ファゴット・マルテ・レファート  オーボエ・宮本文昭  フルート・白尾 彰 等 弦群と調和され最高のアンサンブルを聴かせた2004年08月25日 11時27分19秒

 8月14日 大野和士 オペラ・レクチャー
話・ピアノ 大野和士       県立音楽堂 1-21   3,500円 超安い
緑川 まり 井上ゆかり 平尾憲嗣 泉 良平
アイーダより 勝ちて帰れ  緑川
椿 姫    ジェルモンとヴィオレッタの二重唱 井上・泉
ボエーム   冷たい手を・・私はミミ  平尾・緑川
3幕     平尾・緑川 井上・泉
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
モーツァルト 39・40・41番
31日 岐阜・サラマンカホール Q-22 9千円 ヤヤ安い
新日フィル 指揮 大野 和士
交響曲第40番 ト短調  
川島素春 室内管弦楽のためのエチュード・・(Spring・いずみホールに)
交響曲第41番 ハ長調 

5日 大阪・いずみホール Q-23 5千円ヤヤ高い
大阪フィル 指揮 大植 英次
交響曲第1番 変ホ長調 第39番変ホ長調 第41番

サントリーから中規模ホールへ贅沢な鑑賞日であった・・大野指揮は一音一音 音型が 丸み 煥発 精気を感じさせ 躍動感 陰影を醸し出し最高のモーツァルトを聴かせた 特に41番の二楽章 四楽章の対位法 フガート形式の高揚感に・・酔いしれる
音響は岐阜に
大阪フィルは朝比奈亡き後 約7年振りに聴く大植就任1年間が経過した・・音楽に氣が?・・何か変 音型が?・・弦と木管のバランスの悪さが感じられ・・奏者との交流は?オケが悪い??指揮者が悪い??
過去のミネソタ管・大植の日本公演が良かったのに・・7月のブル8番・大阪フを聞かなくては・・評価は??

 名古屋から岐阜へ新幹線内が偶然新日のメンバーが同車両にチラホラと・・・漫然と200年前の旅・・移動に籠や・・徒歩・・馬車・・岐阜へ・・超豪華な内装内部で パイプオルガン付・・大阪いずみホールと同規模内部もほぼ同じ800名前後でホール空間も同規模であった
素晴らしいホールは多数あれど・・年間にオルガンが何回弾かれるのか・・維持費が・・何かと雑念が・・
いずみホール 周辺が大阪城を遠景に高層ビル群が 400年前家康 秀吉 今の時 風 夕焼け 月明かり 神童の200年の時が流れ・・至福の時 今の時に感謝  2004年02月07日 17時52分16秒

新日フィル  大野和士指揮
         29日・サントリー 2F C10-23  4千円妥当な金額
モーツァルト1756-91・交響曲第40番 ト短調1788
川島素晴・室内管弦楽のためのエチュード01-02
モーツァルト・交響曲第41番 ハ長調

プログラミングの妙が23日のピアノ26番も3大交響曲と同年の作・・当時は貧乏なモーツァルト家族がフランス革命の影響が・・ウィーンでの大規模演奏会の集客力が低下し・・求職活動が困難な時代・・に39・40・41番と作曲された・・三大交響曲は明確に演奏記録が存在しない・・
宮廷付き作曲家という立場を保証されていた・・祝祭的な舞踊曲ばかり書かされるような状況に満足するはずもなく・・自分のために作曲をすることは芸術家としての意志表示だった・・でも今日の生活は・・

大野指揮は対向配列とバロック奏法多様し当時の演奏形体を・・音響の良いホールでも広すぎを 感じさせた・・意図した・・解釈 音波動が・・一音一音を聞き逃さづ・・集中した鑑賞が・・聴きながら ラトル指揮者 の音楽解釈が浮ぶ・・欧州では大野 ラトルと 双璧では??

2004年01月30日 12時34分12秒
大野和士・N響 第九      NHK 3F C-12-21
大野指揮者が 器の大きさ しなやかな感性
絶妙な第九を聴かせた BSと2日 最終日と聞き 特に1楽章の 繰返す主題の変奏と弦 特にバスの 弾き込みが素晴らしく それに織成す 木管の響 歌があり 約100名のオケと合唱が 一つの呼吸になり 雄大な人間讃歌を歌い上げた 大野ブラボー N響ブラボー大野和士・N響 第九 NHK1F R-8-11
バッハ1685―1750(ウェーベルン編)・リチェルカータ  探求する を原義にもつ
1747年5月 プロイセンのフリードリ2世(大王)からの招きを受けて、ポツダム宮廷を訪れた。大王が自作の主題を提示し、バッハは その主題による3声のフーガを即興演奏し、同じ主題で6声のフーガとう一連の曲を作曲された 1747年7月にフリードリヒ大王に献呈された9月に音楽の捧げ物として3曲のカノン トリオソナタ 6声のリチェルカーレ(フーガ) 出版した

ベートーヴェン・交響曲第9番  NHK交響楽団
ソプラノ・ダグマール・シェレンベルガー ソプラノ・ナターシャ・ペトリンスキー  テノール・スチュアート・スケルトン  バリトン・アンジェイ・ドッバー  
合唱・国立音楽大学

アドリアーナ・ルクブルール   観てきました♭

2005-08-29 | 国内オペラ・演奏会
2005年8月27日28日 アドリアーナ・ルクブルール   東京文化会館
<チレア作曲>2005年8月27日(土)15:00・
    5F2-8・4500円、  28日(日)15:00 4F3-8・3500円、  
 
指揮者菊池氏は 初めて聴く・・雄弁・一音、一音の粒に、豊かさ、弾ける旋律美
がそれに共振する歌手が・・出口 低音域の美しさ 中鉢 張りがありそしてシナヤカナな・・大げさな例えでは・・ホセ・カレーラスとドミンゴを足し二で割る様な声の質感が・・演劇でも脇役が良いと、主役がより一層引たち・・歌唱演技共、日本陣営が上出来なオペラとなる・・指揮者・オケ・歌手陣・演出の共振性が優れ・・ブラヴィー

帰宅後のビールが美味い事・・至福の時を過ごせた・・

外人部隊の初日は急遽のロール歌いで共振性が欠けていた、重唱になるとバランスの悪さが・・散見された・・今日の二度目公演では修正されるかも??

指揮者菊池・出口・中鉢 3氏を 今後大マーク・・注目である

指揮/菊池彦典◎  演出/マウロ・ボロニーニ オケ・東京交響楽団◎

ヴェロニカ・ヴィッラロエル アドリアーナ・ルクヴルール  出口正子 ◎
 マルチェッロ・ジョルダーニ    マウリツィオ  中鉢 聡 ◎
   エレーナ・カッシアン ◎ ブイヨン公爵夫人  藤川真佐美 ◎
             堀内康雄   ミショネ     牧野正人 ◎
             久保田真澄 ブイヨン公爵 ブイヨン公爵  康亮
             持木 弘 シャズイユ僧院長 村上敏明 ◎
             小林厚子 ジュヴノ    佐藤亜希子
             永田直美 ダンジュヴィル 河野めぐみ
            小山陽一郎 ポアソン    所谷直生
             田島達也  キノー 党   主税
             納谷善郎   公爵の執事 納谷善郎藤原歌劇団公演

「アドリアーナ・ルクヴルール」に出演を予定しておりました、
ダニエラ・デッシー&ファビオ・アルミリアート夫妻は、デッシー氏のご母堂様の
ご逝去により来日できなくなりました。代わりまして、8月27日、29日の公演では、アドリアーナ役にヴェロニカ・ヴィッラロエル Veronica Villarroel
オウリツィオ役にマルチェッロ・ジョルダーニ Marcello Giordani
が出演いたします

近代イタリアの作曲家チレアの傑作。甘い旋律とメロドラマ的な面白さで、世界的に人気のあるオペラです。


またマウリツィオを愛するブイヨン公爵夫人に、スカラ座日本ツアー「リゴレット」のマッダナーレをはじめスカラ座、ローマ歌劇場、バスティーユ、テアトロ・レアル等ヨーロッパの主要歌劇場で活躍している新進メッゾ・ソプラノのエレーナ・カッシアン、コメディー・フランセーズの老舞台監督でアドリアーナに思いを寄せているミショネにヨーロッパの歌劇場で活躍する当団のバリトン、堀内康雄を配しています。

日本人キャストには「ルチア」「椿姫」「リゴレット」など数々のオペラで主演を重ねている出口正子、「ロメオとジュリエット」「椿姫」などの主演で著しい活躍の若手テノール中鉢聡、「アイーダ」のアムネリスや「イル・トロヴァトーレ」のアズチェーナなどで比類なき実力を見せた藤川真佐美、いまや実力派バリトンとしての地位を確立した牧野正人など当団の誇る最高のキャストを得て、満を持しての藤原歌劇団による「アドリアーナ・ルクブルール」の公演です。

指揮には、ヴェローナ野外オペラやミラノ・スカラ座をはじめ、ヨーロッパ各地で活躍している日本の誇る実力者・菊池彦典を迎え、イタリアの名演出家マウロ・ボロニーニ演出のローマ歌劇場のプロダクションを導入し、オーソドックスで華麗なイタリア・オペラ公演を予定しています。
第1幕
コメディー・フランセーズの楽屋

舞台監督のミショネが走り回る本番前の楽屋。女優デュクロのパトロンのブイヨン公爵とシャズイユ僧院長がやってくる。とそこへ、花形女優のアドリアーナが台詞を練習しながら現われる。その姿を見た公爵は彼女を絶賛するが、アドリアーナは謙遜し、<アリア「私は創造の神の卑しい下僕 」>と歌う。そして誰もいなくなったところで、彼女の恋人マウリツィオが現われ<二重唱「甘く優しい微笑」>と歌う。出番が近づき、アドリアーナは舞台へ向かう。
マウリツィオは公爵からの宴の誘いを受け、今夜アドリアーナに逢えぬ旨を小道具にしたため立ち去る。舞台を終えたアドリアーナは、逢えぬと知りショックを受けるが、もしかすれば宴で彼に逢えるかも知れない、という淡い期待を抱き、公爵の宴の招待をうける。

第2幕
セーヌ河岸にある公爵の別荘

ブイヨン公爵夫人もまた、マウリツィオに思いを寄せていた。マウリツィオを待つ公爵夫人はここで<アリア「苦しみの快楽」>を歌う。夫人は、マウリツィオが他の女に想いを寄せていることを感じ嫉妬し、マウリツィオに対し情欲の炎を露にする。そこに公爵が到着するのが見えたので、夫人は別室に隠れる。現われた公爵は、昼にデュクロがマウリツィオに手紙を宛てていたのを知っていたので、彼らが逢引していたと勘違いするが、公爵は“自分もちょうどデュクロに飽きていた所、どうせなら君が面倒見てくれたまえ”と言って、一件落着する。
そこにアドリアーナが現われ、ただの旗手だと思っていたマウリツィオが実はサクソニア伯爵である事を知り驚き、身分違いの恋に身を引くことを決心するが、彼の熱烈な愛に再び彼のもとに戻る。マウリツィオは、アドリアーナに別室に隠れている公爵夫人を逃がすように頼む。公爵夫人とアドリアーナはお互いに顔を隠していたため、はじめはわからなかったのだが、会話の端々でお互いが恋敵である事を知る。

第3幕
ブイヨン公爵の館の豪華なバロック風サロン

公爵夫人は、自分の恋敵は誰かを探りはじめる。宴に現われたアドリアーナの声を聞き彼女であると確信した夫人は、「捨てられたアリアドネ」の独白を所望するが、アドリアーナもあの夜の女性が夫人であると確信し、あてつけに夫を裏切り淫らな恋に燃えるフェードラの一節を激しく朗詠する。

第4幕
アドリアーナの家、三月の夕方

あの一件以来、病に伏しているアドリアーナにミショネや劇場の仲間が見舞い、劇場に復帰するよう励ます。そこに、マウリツィオからの贈り物である小箱が届く。中には、毒ガスが仕込まれており、倒れそうになる。その中味が自分の贈ったスミレであることに気付き<アリア「可哀想な花」>を歌う。そこにマウリツィオが現われ、誤解であることを解き、結婚の約束をするが、体にまわった毒がアドリアーナの命を奪う。


オペラのお薦め・・アドリアーナ・ルクブルール・27日・28日

2005-08-24 | 国内オペラ・演奏会
私は27日28日 両日観に行く予定です・・非日常の時を楽しみませんか・・
アドリアーナ・ルクブルール」<チレア作曲>
       2005年8月27日(土)15:00、28日(日)15:00、 東京文化会館
指揮/菊池彦典◎  演出/マウロ・ボロニーニ○
アドリアーナ・ルクヴルール」に出演を予定しておりました、
ダニエラ・デッシー&ファビオ・アルミリアート夫妻は、デッシー氏のご母堂様の
ご逝去により来日できなくなりました。代わりまして、8月29日の公演では、
アドリアーナ役にヴェロニカ・ヴィッラロエル Veronica Villarroel
オウリツィオ役にマルチェッロ・ジョルダーニ Marcello Giordani
が出演いたします

        27日                  28日
  ヴェロニカ・ヴィッラロエル○  アドリアーナ・ルクヴルール 出口正子
  マルチェッロ・ジョルダーニ ○  マウリツィオ       中鉢 聡
   エレーナ・カッシアン ブ◎  イヨン公爵夫人     藤川真佐美
             堀内康雄   ミショネ      牧野正人
             久保田真澄 ブイヨン公爵     康亮
             持木 弘  シャズイユ僧院長    村上敏明
             小林厚子  ジュヴノ        佐藤亜希子
             永田直美  ダンジュヴィル     河野めぐみ
            小山陽一郎  ポアソン        所谷直生
             田島達也  キノー 党      主税
             納谷善郎   公爵の執事    納谷善郎

近代イタリアの作曲家チレアの傑作。甘い旋律とメロドラマ的な面白さで、世界的に人気のあるオペラです。
今回の藤原歌劇団公演では、実在したパリのコメディー・フランセーズの人気女優アドリアーナ役に、・・
またマウリツィオを愛するブイヨン公爵夫人に、スカラ座日本ツアー「リゴレット」のマッダナーレをはじめスカラ座、ローマ歌劇場、バスティーユ、テアトロ・レアル等ヨーロッパの主要歌劇場で活躍している新進メッゾ・ソプラノのエレーナ・カッシアン、コメディー・フランセーズの老舞台監督でアドリアーナに思いを寄せているミショネにヨーロッパの歌劇場で活躍する当団のバリトン、堀内康雄を配しています。

日本人キャストには「ルチア」「椿姫」「リゴレット」など数々のオペラで主演を重ねている出口正子、「ロメオとジュリエット」「椿姫」などの主演で著しい活躍の若手テノール中鉢聡、「アイーダ」のアムネリスや「イル・トロヴァトーレ」のアズチェーナなどで比類なき実力を見せた藤川真佐美、いまや実力派バリトンとしての地位を確立した牧野正人など当団の誇る最高のキャストを得て、満を持しての藤原歌劇団による「アドリアーナ・ルクブルール」の公演です。

20日 指揮者・飯守泰次郎 ワ-グナーを語る

2005-08-21 | ・メータ ・ゲルギエフ ・飯守
2005年8月20日 朝日カルチャー ワーグナーを 語る
講師:指揮者 飯守泰次郎  13時ー14時30分  3460円安い

ワーグナーの作品に付いて 初期作品から最後のパルジファルまでを・・作曲 戯曲 指揮 演出等 偉才 稀な独創性が・・そのオペラ情景 人物像を音楽で表現し・・神 宗教感 愛 死 苦悩 嫉妬 ・・愛と死へ・・神の世界 下界の世界 地下の世界・・想像できる尺度が途方もなく拓く奥行きが・・

何度観ても・・長い・・有る場面を延々と謎解き・・繰り返し・・繰り返し・・中々進まない 楽劇で・・ひと眠りしても・・間だ其の場面が・・いっも思う

ピアノを弾きながら 楽劇のサワリを 解説され 楽しい時間が
秋の外来 国内 でワーグナーオペラの競演が楽しみとなる

<講座のねらい>
飯守氏は、長年ヨーロッパの歌劇場で活躍、オペラに対する深い造詣と、ワーグナー作品を積極的に日本楽団に紹介した実績は高く評価されています。
今回は、11月公演の「パルジファル」(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団)の話題も含め、ワーグナー作品の魅力についてさまざまな視点からお話しいただきます。

過去の感想・・
飯守泰次郎指揮  20日上野・文化 5FR2-9
飯守氏の演奏会は2度目で前回は新日フでワーグナーの入口的な選曲で・・・其れなりに味があると感じた 
そして今回は神々の黄昏・リング第三夜・・圧倒的 名演奏となる オケ波動 リズム感 主題の流れ 壮大な幹・・的確な声楽人との呼吸・・全声楽人が日本人で 多少の声量不足の不満を補い 全体の構成美 求心力に優れ・・・新国立のワーグナー上演を上回る演奏となる・・どうしてこの優秀・実力ある指揮者・飯守氏を新国で起用しないのか疑問である・・人気と実力の違い??音派閥??

70年から ワーグナーの総本山であるバイロイト音楽祭の音楽助手として様々な歴史的公演に加わり・・東京シティと2000年から年一回の割でリング全曲上演を・・
世紀の変わり目を越えた今の世界をみると 人類の対立の恐ろしさを感じずにはいられません 黄昏 は明らかに いまの私たちの社会そのものを描いているのです
人間の悪に対する鋭いワーグナーの洞察は21世紀の今をも見通しており 彼はこの作品を通じて私たち人間に警告をしている と・・・
飯守 談
     2002年ベルリン・バレンボイムの日本公演と同等の感動を 受けた
2003年09月21日
飯守泰次郎指揮  神々の黄昏
ニーベルングの指輪 神々の黄昏
台本・作曲 ワーグナー1813-1883
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
ジークフリート・成田 勝美 ブリュンヒルデ・緑川 まり ハーゲン・長谷川 顕 グンター・青戸 知 
グートルーネ・ヴェルグンデ 田中 三佐代 ヴァルトラウテ・ノルンⅡ・岩森 美里 アルベリヒ・島村 武男 
ノルンⅠ・竹本 節子 ノルンⅢ・渡辺 美佐子ヴォークリンデ・羽根田 宏子 フロースヒルデ・手嶋 眞佐子  合唱・二期会 

パルジファル