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楽々と生きる

2006-11-02 | 無能唱元・唯心円成会
禅の世界でいう 「悟り」を得ると、どういうことが起きるのでしょうか?

 それはその後の人生を「楽々と生きてゆける」ようになることであります。
悟性とは、精神的な面の「免疫性」とも言えましょう。つまり、ストレスに対する免疫性のことです。この免疫力が高まるので、精神的な悩みや苦しみという病気にはかからなくなるのです。
 その上に、精神的な感度が高まり、それは健康的な意味でよく働くので、その人の心は「幸福多感性」となり、同時に不幸に対しては、それを排除処理する能力がつくのであります。

その心境は、あたかも高い山の頂上に立ち、広い眺望を得たような気持ちです。

 人は下界にあっては、常に自分の衝動の虜になりがちです。悟りを得ると、この衝動を求める自我から解放されるため、心からのびのびとした自由感を味わえるのです。
 しかし、それは、決して「衝動からの逃避」を意味するものではありません。
さぜなら、逃避を自分に強制すれば、最早そこには自由は無くなってしまうからです。
覚者(悟りを得た人)は、衝動にさえ遊ぶことが出来るのです。ただそれに捕らわれず、溺れないだけのことなのです。
 覚者といえども、時には怒ったり、悲しんだりすることもあります。これは例えて言えば、健康人でも、風邪をひいたり下痢したりすることがあるようなものです。それは外界からの有害な刺激に対する反応であり、また自然的自己治療の形態でもあります。ただ、それは長引かず、慢性のものとはならないのです。要するに、覚者は喜怒哀楽の虜とはならないのであります。
 このようにして、覚者は自由に自然を楽しみ、人生を楽しみつつ生きてゆけるのです。
すなはち、彼・覚者は人生を楽々と生きているのです

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虜に・・何事も心の開放が・・トラワレナイ・・シュウチャク・・コウソク・・
ジユウ・・ラクラク ト

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