●第14回定期演奏会
ジャパン・シンフォニア 2010年5月9日(日) 4-19・5,000円・
晴海トリトンスクエア・第一生命ホール 開演14:30
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調、ヴァイオリン:植村理葉・・3楽章全てに立体的な音楽波動が・・1楽章は、内省的で核心に満ちた演奏で陰陽の呼吸感が素晴らしい、
2楽章はロマンティシズムな旋律が木管との歌も素晴らしい・・最近はフルート、オーボエ、クラリネットのトライアングルの受渡し、奏でる旋律に注目していて、今日の奏者は上手いですね・・
それにファゴットの闇美な響きが良かった・・3楽章は風を感じさせて・・吹き抜ける風は・・香り、色合いを運んでいる・・
チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ・・初見です、素晴らしい木管の演奏と、弦群の合奏と云い・・パーカッション隊も切れ味鋭い音色が、
今回のメンバーで半数ちかくは、ゲスト奏者?では、3曲とも、入魂演奏を肌、耳で感じさせた・・今後も楽しみな演奏集団ですね、指揮:井上喜惟・・毎回的確な音楽解釈で、其れを音に表現させる手腕が素晴らしいですね・・
前回にくらべお客さんの入りも良く、今後益々聴衆の増大が期待される・・
次回は蔵野さんが・・終演後お顔拝見しました、次回も楽しみですね、
第三弾の 耳からうろこ 状態でした・
指揮:井上喜惟 ジャパン・シンフォニア
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調、Op.47 ヴァイオリン:植村理葉
作品の内容
協奏曲の通例どおり「急 - 緩 - 急」の3楽章からなるが、特に第1楽章に強い独創性が認められる。前述のとおり、独奏楽器の技巧性よりも交響的な重厚な響きと室内楽的な緊密な構成が特筆される。
第1楽章 Allegro moderato
ニ短調、拡大された自由なソナタ形式。大まかには提示部(3つの主題) - 展開部(カデンツァ) - やや変形された再現部とコーダ の形を取る。シベリウスは第1楽章の冒頭部分に関して、「極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように」と述べている。
4声に分割された弱音器付きのヴァイオリンが小さく和声を刻む上を、独奏ヴァイオリンが第1主題(ニ短調)を提示して曲は始まる。独奏楽器がカデンツァ風にパッセージを奏でた後4分の6拍子に転じチェロとファゴットが第2主題を開始する。主題が確立した後、曲はテンポを落とし、独奏楽器がゆったりとこの主題を歌う。独奏楽器が長いトリルを奏でた後、曲は2分の2拍子に戻って第3主題部(変ロ短調)となる。ここでは独奏楽器は表れず、オーケストラは力強い主題を奏でて高揚してゆく。オーケストラの興奮が収まり静かになったところで独奏楽器が引き取り、低音楽器のpppでの持続音の上でこれまでの3つの主題を素材にしたカデンツァを奏でる。
通例は楽章の最後に置かれるカデンツァが、ソナタ形式の展開部にあたる楽章の中央に位置するのがこの作品の最大の特徴であり、このカデンツァはそれに値するだけの精緻な主題操作と展開で構成されている。ソナタ形式の原理に当てはめるならば、カデンツァの後が再現部となるが、通常のソナタ形式の再現部とは異なり、各主題は大きく変化した形で再現される。ここでも入念に展開がなされており、再現しながら展開するという独創的な形になっている。なお初稿では再現部の第3主題前にもカデンツァを置いていたが、改訂時に削除された。
交響曲を思わせる重厚な響き、緊密な構成など、いかにもシベリウスらしい独創性に富んだ楽章で、そのスケール感は古今のヴァイオリン協奏曲の中でも屈指の名楽章である。
第2楽章 Adagio di molto
変ロ長調、3部形式。楽章のはじめに木管楽器が導入句を演奏する。これに続いて独奏楽器が主部主題を厳かに奏でる。すると弦楽器が突然冒頭部の動機を強音で演奏し、劇的な中間部に入る。しかしヴィオラ、オーボエ、クラリネットが主部主題を提示し、楽章は静かに閉じられる。
第3楽章 Allegro ma non troppo
ニ長調、自由なロンド形式でA-B-A-B-A’(コーダ)の構造となっている。ティンパニ、低弦の刻むリズムに乗って独奏楽器が技巧性を発揮する華やかで常動的なロンド主題で開始される。副楽節は短調に転じ舞曲風のリズミックな主題である。次いでロンド部、副楽節部と展開しながら反復し、華麗に盛り上がってゆく。最後はロンド部の断片を結尾に華やかに終止する。
ハチャトゥリアン:劇付随音楽「仮面舞踏会」・・真央、音楽で・・人気が・・
チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」、Op.32
曲の内容
この曲は導入部に続いて3つの部分が展開される形式となっている。大規模な楽器編成を要し、和声法もかなり大胆である。
導入部は減七の和音を駆使した重苦しい雰囲気となっている。アンダンテ・ルグーブレ、4分の4拍子。銅鑼と金管楽器が重用され、不安定な世界が繰り広げられる。次の第1部にも用いられる動機が次々と現れる。調性感は極めて不安定。
第1部に入ると、主調たるホ短調が確立され、テンポがアレグロ・ヴィーヴォ、8分の6拍子となる。ここでは地獄で苦しむ罪人達の姿、フランチェスカたちを待ち受ける過酷な運命が描かれる。木管楽器が特徴あるリズムに乗ってトリル風の動機を出し、ホルンが主要主題の断片を出す。緊張を高め、クライマックスに達すると、シンバル、ティンパニが激しく打たれ、トランペットが主題を強奏する。この主題が何度も繰り返され、一旦静まると、クラリネットに印象的なレチタティーヴォが現れ、第2部に入る。
第2部では、テンポがアンダンテ・カンタービレ・ノン・トロッポ、4分の4拍子に落ちる。レチタティーヴォの主題によって、弦楽器を主体とした甘く幻想的な世界が繰り広げられる。フランチェスカとパオロの恋を描いている。しかしホルンの信号風の動機によって曲調は一転する。テンポもアレグロ・ヴィーヴォに戻り、調性感が不安定になる。レチタティーヴォ主題が全楽器の強烈な咆哮によって打ち砕かれ、2人の恋人の破滅が描かれる。
終結部たる第3部は、再びホ短調が確立される。第1部の主題が再現され、地獄に落ちた2人が描かれる。最後にテンポを加速し、激しいリズムに乗った強烈な和音が奏された後、大きく膨れ上がり、ホ短調の長い和音で終わる。地獄篇」第5歌 [編集]
この曲の題材となっている詩、《フランチェスカ・ダ・リミニ》はダンテの「神曲」中の絶唱とされている詩である。その内容は大体次の通り。
13世紀ラヴェンナにあるボレンタ家の美しい姫フランチェスカは、父の命令で宿敵マラテスタ家との和解のため、同家の長男ジョヴァンニのもとへ嫁ぐことになる。フランチェスカを迎えに来たのは、ジョヴァンニの弟である美青年パオロだった。2人は恋に落ち、醜いジョヴァンニとフランチェスカが結婚してからも密会を続ける。ところがある夜、フランチェスカとパオロが密会しているところをジョヴァンニに見つかり、嫉妬に狂ったジョヴァンニによって2人は殺されてしまう。2人は色欲の罪を犯した者として、地獄の嵐に吹き流される。
編成
フルート3(3番奏者はピッコロ持ち替え)、オーボエ2、コーラングレ、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、コルネット2、トランペット2、トロンボーン3、テューバ、ティンパニ(3台)木下卓也
武蔵野音楽大学を卒業。
在学中より、打楽器を中心とした器楽の研究に励む傍ら校内選抜オーケストラやアンサンブル等にも出演。
卒業後、ミュージックイベント企画#アンリー#を立ち上げ、地域や商店街での音楽演奏・企画等で活動中。、大太鼓、シンバル、タムタム、ハープ、弦五部・コンマス浜野孝史
第15回定期演奏会
2010年11月13日(詳細後日発表)
晴海トリトンスクエア・第一生命ホール
指揮:井上喜惟
ソプラノ:蔵野蘭子
プーランク:モノ・オペラ「人間の声」ジャパン・シンフォニアHP
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(ナショナル・ロマンティシズム)
出典: フリー百科事典『ウィキペ)ディア(Wikipedia)』
ナショナル・ロマンティシズム(National Romanticism)とは、民族的ロマン主義や国民的ロマン主義などとも呼ばれる思潮のこと。ヨーロッパの18~19世紀の文学や政治におけるロマン主義を起源とし、美術や音楽、建築など広範囲の芸術領域に波及した。
芸術におけるナショナル・ロマンティシズムは、汎ヨーロッパ的な意味合いを持つ古典主義に対する、民族や国民国家などのアイデンティティを意識したローカリズムの主張と模索であったとひとまず考えることができる。したがって、イギリス・フランス・イタリアといったヨーロッパ文化の中心をなす国よりも、
北欧・東欧・南欧(特にスペイン)などの周辺的な存在の国や地域により強く出現する傾向にあった。
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昔ご近所に、声楽家が、シミオナートに師事してイタリアへ渡った方が・・その後は?
オペラ歌手のG・シミオナートさん死去
AP通信によると、イタリア出身のオペラ歌手ジュリエッタ・シミオナートさんが5日、ローマの自宅で死去、99歳だった。イタリア・オペラの殿堂、北部ミラノのスカラ座が明らかにした。
30年代にスカラ座の舞台に立った後、40年代後半に頭角を現し、力強く感情豊かなメゾソプラノで、名ソプラノ歌手のマリア・カラスらとともに人気を博した。56年9月には初来日したイタリア歌劇団の一員として、ソプラノのステルラらと名を連ね、66年に引退した。 (共同)
ジャパン・シンフォニア 2010年5月9日(日) 4-19・5,000円・
晴海トリトンスクエア・第一生命ホール 開演14:30
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調、ヴァイオリン:植村理葉・・3楽章全てに立体的な音楽波動が・・1楽章は、内省的で核心に満ちた演奏で陰陽の呼吸感が素晴らしい、
2楽章はロマンティシズムな旋律が木管との歌も素晴らしい・・最近はフルート、オーボエ、クラリネットのトライアングルの受渡し、奏でる旋律に注目していて、今日の奏者は上手いですね・・
それにファゴットの闇美な響きが良かった・・3楽章は風を感じさせて・・吹き抜ける風は・・香り、色合いを運んでいる・・
チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ・・初見です、素晴らしい木管の演奏と、弦群の合奏と云い・・パーカッション隊も切れ味鋭い音色が、
今回のメンバーで半数ちかくは、ゲスト奏者?では、3曲とも、入魂演奏を肌、耳で感じさせた・・今後も楽しみな演奏集団ですね、指揮:井上喜惟・・毎回的確な音楽解釈で、其れを音に表現させる手腕が素晴らしいですね・・
前回にくらべお客さんの入りも良く、今後益々聴衆の増大が期待される・・
次回は蔵野さんが・・終演後お顔拝見しました、次回も楽しみですね、
第三弾の 耳からうろこ 状態でした・
指揮:井上喜惟 ジャパン・シンフォニア
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調、Op.47 ヴァイオリン:植村理葉
作品の内容
協奏曲の通例どおり「急 - 緩 - 急」の3楽章からなるが、特に第1楽章に強い独創性が認められる。前述のとおり、独奏楽器の技巧性よりも交響的な重厚な響きと室内楽的な緊密な構成が特筆される。
第1楽章 Allegro moderato
ニ短調、拡大された自由なソナタ形式。大まかには提示部(3つの主題) - 展開部(カデンツァ) - やや変形された再現部とコーダ の形を取る。シベリウスは第1楽章の冒頭部分に関して、「極寒の澄み切った北の空を、悠然と滑空する鷲のように」と述べている。
4声に分割された弱音器付きのヴァイオリンが小さく和声を刻む上を、独奏ヴァイオリンが第1主題(ニ短調)を提示して曲は始まる。独奏楽器がカデンツァ風にパッセージを奏でた後4分の6拍子に転じチェロとファゴットが第2主題を開始する。主題が確立した後、曲はテンポを落とし、独奏楽器がゆったりとこの主題を歌う。独奏楽器が長いトリルを奏でた後、曲は2分の2拍子に戻って第3主題部(変ロ短調)となる。ここでは独奏楽器は表れず、オーケストラは力強い主題を奏でて高揚してゆく。オーケストラの興奮が収まり静かになったところで独奏楽器が引き取り、低音楽器のpppでの持続音の上でこれまでの3つの主題を素材にしたカデンツァを奏でる。
通例は楽章の最後に置かれるカデンツァが、ソナタ形式の展開部にあたる楽章の中央に位置するのがこの作品の最大の特徴であり、このカデンツァはそれに値するだけの精緻な主題操作と展開で構成されている。ソナタ形式の原理に当てはめるならば、カデンツァの後が再現部となるが、通常のソナタ形式の再現部とは異なり、各主題は大きく変化した形で再現される。ここでも入念に展開がなされており、再現しながら展開するという独創的な形になっている。なお初稿では再現部の第3主題前にもカデンツァを置いていたが、改訂時に削除された。
交響曲を思わせる重厚な響き、緊密な構成など、いかにもシベリウスらしい独創性に富んだ楽章で、そのスケール感は古今のヴァイオリン協奏曲の中でも屈指の名楽章である。
第2楽章 Adagio di molto
変ロ長調、3部形式。楽章のはじめに木管楽器が導入句を演奏する。これに続いて独奏楽器が主部主題を厳かに奏でる。すると弦楽器が突然冒頭部の動機を強音で演奏し、劇的な中間部に入る。しかしヴィオラ、オーボエ、クラリネットが主部主題を提示し、楽章は静かに閉じられる。
第3楽章 Allegro ma non troppo
ニ長調、自由なロンド形式でA-B-A-B-A’(コーダ)の構造となっている。ティンパニ、低弦の刻むリズムに乗って独奏楽器が技巧性を発揮する華やかで常動的なロンド主題で開始される。副楽節は短調に転じ舞曲風のリズミックな主題である。次いでロンド部、副楽節部と展開しながら反復し、華麗に盛り上がってゆく。最後はロンド部の断片を結尾に華やかに終止する。
ハチャトゥリアン:劇付随音楽「仮面舞踏会」・・真央、音楽で・・人気が・・
チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」、Op.32
曲の内容
この曲は導入部に続いて3つの部分が展開される形式となっている。大規模な楽器編成を要し、和声法もかなり大胆である。
導入部は減七の和音を駆使した重苦しい雰囲気となっている。アンダンテ・ルグーブレ、4分の4拍子。銅鑼と金管楽器が重用され、不安定な世界が繰り広げられる。次の第1部にも用いられる動機が次々と現れる。調性感は極めて不安定。
第1部に入ると、主調たるホ短調が確立され、テンポがアレグロ・ヴィーヴォ、8分の6拍子となる。ここでは地獄で苦しむ罪人達の姿、フランチェスカたちを待ち受ける過酷な運命が描かれる。木管楽器が特徴あるリズムに乗ってトリル風の動機を出し、ホルンが主要主題の断片を出す。緊張を高め、クライマックスに達すると、シンバル、ティンパニが激しく打たれ、トランペットが主題を強奏する。この主題が何度も繰り返され、一旦静まると、クラリネットに印象的なレチタティーヴォが現れ、第2部に入る。
第2部では、テンポがアンダンテ・カンタービレ・ノン・トロッポ、4分の4拍子に落ちる。レチタティーヴォの主題によって、弦楽器を主体とした甘く幻想的な世界が繰り広げられる。フランチェスカとパオロの恋を描いている。しかしホルンの信号風の動機によって曲調は一転する。テンポもアレグロ・ヴィーヴォに戻り、調性感が不安定になる。レチタティーヴォ主題が全楽器の強烈な咆哮によって打ち砕かれ、2人の恋人の破滅が描かれる。
終結部たる第3部は、再びホ短調が確立される。第1部の主題が再現され、地獄に落ちた2人が描かれる。最後にテンポを加速し、激しいリズムに乗った強烈な和音が奏された後、大きく膨れ上がり、ホ短調の長い和音で終わる。地獄篇」第5歌 [編集]
この曲の題材となっている詩、《フランチェスカ・ダ・リミニ》はダンテの「神曲」中の絶唱とされている詩である。その内容は大体次の通り。
13世紀ラヴェンナにあるボレンタ家の美しい姫フランチェスカは、父の命令で宿敵マラテスタ家との和解のため、同家の長男ジョヴァンニのもとへ嫁ぐことになる。フランチェスカを迎えに来たのは、ジョヴァンニの弟である美青年パオロだった。2人は恋に落ち、醜いジョヴァンニとフランチェスカが結婚してからも密会を続ける。ところがある夜、フランチェスカとパオロが密会しているところをジョヴァンニに見つかり、嫉妬に狂ったジョヴァンニによって2人は殺されてしまう。2人は色欲の罪を犯した者として、地獄の嵐に吹き流される。
編成
フルート3(3番奏者はピッコロ持ち替え)、オーボエ2、コーラングレ、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、コルネット2、トランペット2、トロンボーン3、テューバ、ティンパニ(3台)木下卓也
武蔵野音楽大学を卒業。
在学中より、打楽器を中心とした器楽の研究に励む傍ら校内選抜オーケストラやアンサンブル等にも出演。
卒業後、ミュージックイベント企画#アンリー#を立ち上げ、地域や商店街での音楽演奏・企画等で活動中。、大太鼓、シンバル、タムタム、ハープ、弦五部・コンマス浜野孝史
第15回定期演奏会
2010年11月13日(詳細後日発表)
晴海トリトンスクエア・第一生命ホール
指揮:井上喜惟
ソプラノ:蔵野蘭子
プーランク:モノ・オペラ「人間の声」ジャパン・シンフォニアHP
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(ナショナル・ロマンティシズム)
出典: フリー百科事典『ウィキペ)ディア(Wikipedia)』
ナショナル・ロマンティシズム(National Romanticism)とは、民族的ロマン主義や国民的ロマン主義などとも呼ばれる思潮のこと。ヨーロッパの18~19世紀の文学や政治におけるロマン主義を起源とし、美術や音楽、建築など広範囲の芸術領域に波及した。
芸術におけるナショナル・ロマンティシズムは、汎ヨーロッパ的な意味合いを持つ古典主義に対する、民族や国民国家などのアイデンティティを意識したローカリズムの主張と模索であったとひとまず考えることができる。したがって、イギリス・フランス・イタリアといったヨーロッパ文化の中心をなす国よりも、
北欧・東欧・南欧(特にスペイン)などの周辺的な存在の国や地域により強く出現する傾向にあった。
///////////////////////////////////
昔ご近所に、声楽家が、シミオナートに師事してイタリアへ渡った方が・・その後は?
オペラ歌手のG・シミオナートさん死去
AP通信によると、イタリア出身のオペラ歌手ジュリエッタ・シミオナートさんが5日、ローマの自宅で死去、99歳だった。イタリア・オペラの殿堂、北部ミラノのスカラ座が明らかにした。
30年代にスカラ座の舞台に立った後、40年代後半に頭角を現し、力強く感情豊かなメゾソプラノで、名ソプラノ歌手のマリア・カラスらとともに人気を博した。56年9月には初来日したイタリア歌劇団の一員として、ソプラノのステルラらと名を連ね、66年に引退した。 (共同)