10月のお天気がぐずいついた日を中心にコツコツとやってきて
「山梨県の植物誌」のデータベース化がやっと終わりました。
その植物の希少性が分かるように県と国の絶滅危惧種ものはランクを
記入し、県のレッドデータブック載っていて植物誌にないものは
新規として追加してみました。
これによって以下のいくつかのことがわかりやすくなりました。
◯ハナワラビの仲間はどんな種類が山梨にはあるの? など比較検討する対象を限定
できる。
◯前にも書いたように山梨県で新規な植物がわかる。
◯家の近くの山域にある少し珍しい植物もわかる。
あとはこれを元にいろいろ比較検討していこうかと思います。
その手始めとして植物誌にも生息地として多く記載のあった櫛形山の植物に
ついて検討してみることにしました。櫛形山の植物については、巨摩高校自然科学部と
理科研究部みなさんが昭和39年から10年にわたり調査されたまとめが
「櫛形山の自然」昭和51年に発行されています。
そこには被子裸子合わせて93科593種、羊歯植物9科52種類が確認されていると
書かれていました(p92)。
山梨県の植物はレッドデータブックによると2139種。
約30%の植物が櫛形山に存在することになります。すごいことですね。
そこで先の自作の山梨県の植物データベースを元に、
◯「櫛形山の自然」に掲載されているもの
◯掲載されているものですでに確認しているもの
◯掲載されていないが確認したもの
を書き込んでみました。
そこで一番痛感したのは、
私が身近な植物名前をよく知らないということでした。
なので確認したかどうかを記入しようとしても植物の特長が
全く浮かんでこないものがほとんどなのです。
保護したいと思ってもその存在に気づかないとできません。
日々見出した特徴的な花の名前ばかり追いかけて、日常的に見かける
木や草に知らないものがあってもあきらめて名前を調べようとしなかった
のが一番いけなかったのではないかと思います。本当に勉強不足でした。
まずはこの山にある植物を実物を確認し、徹底して覚えていくことから始め
ようと思います。
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