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東電任せにした政府に責任ー福島原発汚染水漏れ事故のタンク 

2013-08-23 | 脱原発へ!放射能汚染と原子力発電

塩川議員が4月に指摘

 東京電力福島第1原発で、「レベル3(重大な異常事象)」に相当するとされる高濃度汚染水の地上タンクからの大量漏出事故。問題のタンクは急ごしらえの構造で、日本共産党の塩川鉄也衆院議員が国会質問で取り上げ、対策を求めていたものでした。                          
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 タンクは鋼鉄製の板をゴムパッキンで挟んでボルトでつなぎ合わせたもの。急ごしらえで安上がりにできるとして東電が大量に増設したものでした。

  塩川氏は4月10日の衆院経済産業委員会で、相次いだ地下貯水槽の汚染水漏れに関して、汚染水を移す先の鋼鉄製タンクの構造強度について追及しました。

東電任せにした政府責任追及 

 耐用年数を10年としながらゴムパッキンの耐用年数が5年しかないこと板の継ぎ目などから汚染水漏れが4件も発生していることをあげて、「実態をはっきりつかんでいるのか。総点検が必要だ」と指摘。「事故から2年もたつのに、事故収束や安全確保を東電任せにしてきたことが今回の事故につながった」とただしました。

  原子力規制庁の山本哲也審議官は、鋼鉄製タンクについて「接合部の経年劣化が非常に心配されるところであり、東京電力が監視を適切に行っているかどうか確認している」「経年劣化を踏まえた保守管理計画を東京電力でしっかりつくらせて対応するよう指示をしている」と答えていました。 

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(写真)福島第1原発敷地内に林立する汚染水をため置くタンク群

 

個々のタンク水位計も設置されず

 しかし、東電が打ち出した保守点検
計画では巡視点検などが盛り込まれたものの、個々のタンクには水位計も設置されず、漏えい検知について「検討していく」とされたままでした。

  政府の汚染水対策処理委員会は5月30日以降は開かれず、8月8日に
なってようやく再開されるなど、政府
は東電任せにしてきました。

 


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