川崎市中原区で再びヘイトスピーチ(差別扇動行為)のデモが行われようとしている問題で、日本共産党の、はたの君枝衆院議員(南関東比例・神奈川10区重複候補)は14日、デモ申請を許可した神奈川県警本部(横浜市中区)を訪れ、許可に抗議し、市民の安全・安心を確保する警備を行うよう申し入れました。
党県議団(6人)の君嶋ちか子議員と、党川崎市議団(11人)の市古映美団長、大庭裕子議員が同席しました。
川崎市ではこれまでも、在日韓国・朝鮮人に対するヘイトスピーチが繰り返されています。昨年5月にはヘイトスピーチ解消法がつくられましたが、ヘイトスピーチを繰り返してきた人物は、同年6月に中原区内でヘイトデモを告知。当日は、市民数百人が抗議し、デモを中止に追い込みました。
申し入れで、はたの氏は、前回のデモは病院前で混乱が起き、バスの運行にも支障を来したと説明。「法の趣旨にのっとり、厳重に警備に臨んでいただきたい」と述べました。
君嶋氏は、ヘイトスピーチの被害者とその家族は長期間苦しめられていること、市議会では全会派がヘイトスピーチを許さない立場に立っていることを説明し、デモ申請の許可に抗議しました。
今回のデモは、インターネット上で「総反撃」と称して「川崎でデモやります!」と告知されています。日時や場所は特定されていませんが、「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」は、16日に行われると見込み、同日午前10時から、中原平和公園(中原区)で抗議行動を計画しています。