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南スーダン日報 稲田防衛相 隠ぺい了承か ― 陸幕長らと会合(2月15日)認める

2017-07-20 | 嘘・偽り・でっちあげにだまされない賢さを

  稲田朋美防衛相は19日、南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報を陸上自衛隊が廃棄したと説明しながら保管していた問題をめぐり、2月15日に岡部俊哉陸上幕僚長らと会議を行っていたと防衛省で記者団に明らかにしました。その場で非公表を了承したとの一部報道については否定しました。ただ、陸自幹部からは「稲田氏に報告しないはずがない」との証言も出ており、徹底した説明責任が求められます。

 稲田氏は記者団に「断続的に国会の対応に関して打ち合わせをしたのは事実」と述べ、陸幕長らとの2月15日の会議に出席したことは認めました。一方、この場で岡部氏から日報について「用済み後廃棄(した)」との説明を受けたと明かし、日報データが残っていたとの「認識はなかった」と強調しました。

 報道によれば、防衛省内で開かれた緊急会合には岡部氏に加え稲田氏や事務方トップの黒江哲郎事務次官らが出席。情報公開請求に「廃棄済み」とした日報が陸自に電子データで残されていたことが判明していたにもかかわらず、事実関係の非公表を決定。稲田氏はこれに異議を唱えず、了承したとされています

 稲田氏は3月16日の衆院安保委員会で、民進党の今井雅人議員から日報の保管について問われたのに対して、「(陸自から)報告はされなかった」と答弁していました。

 日本共産党の小池晃書記局長は、「この報道が事実だとすれば、これまでの一連の国会答弁は虚偽だったことになる」と指摘。「わが党は都議選中の自衛隊の政治利用などで、稲田氏の罷免を求めてきたが、それに背を向けて擁護し続けてきた安倍首相の責任がいよいよ問われている」と述べました。


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