性的マイノリティー（ＬＧＢＴ）が差別や偏見にさらされることなく、自分らしく前向きに生きることができる社会を目指して、東京都の代々木公園で６日、「東京レインボープライド２０１７」が開かれました。同イベントは、７日まで開催されます。
 （写真）ＨＩＶ感染防止について、３カ国でどのように活動しているかを語りあったシンポジウム＝６日、東京都渋谷区 |
初日となる６日は、「ＨＩＶとアジア～韓国・台湾・日本」と題したシンポジウムが行われました。日本、韓国、台湾で、ＨＩＶ（エイズ）感染防止の活動をしている団体の活動家が講演しました。
韓国で活動しているｉＳＨＡＰのキム・ヒョング所長は、「何よりもこうした学び合いができる集まりをすることが大事だと強く思う」と語りました。
東京で活動しているＮＰＯ法人ａｋｔａの荒木順子さんも、「こうやって顔を合わせて情報交換ができることが何よりだと思う。性は国境を簡単に超えていける。私たちは連携していきたい」と述べました。
今回集会に初めて参加したというバイセクシュアル（両性愛者）の男子大学生（２１）＝東京都新宿区＝は、性に関して、自分と同じ考えの人に多く出会うことができるこの集会を、とても良いと話しました。「自分たちのことを、特別ではない、どこにでもいると考えてほしい」と訴えました。