31カ国・地域の人々からメッセージ
日米両国首脳に沖縄県名護市辺野古(へのこ)の米軍新基地建設中止を求めて世界の著名人らが1月に開始した国際電子署名が、19日までに1万人を超えました。
以下は2014年1月7日に29人の世界の識者・文化人によって署名され発表された声明です。その後
署名者は103人に増えました。その中には映画監督オリバー・ストーンとマイケル・ムーア、言語学者
ノーム・チョムスキー、ノーベル平和受賞者マイレード・マグワイアなどがいます。声明の後には、103人
の名前のリストと、1月28日のプレス・リリース、この行動の幹事3人の連絡先が続きます。署名するこ
とによってこの103人にジョインしてください。
写真は2013年8月14日、辺野古の座り込みテントを訪問したオリバー・ストーン監督(琉球新報社提供)
署名運動のサイトはhttp://chn.ge/1glVJSw.
同署名を呼び掛けるウェブサイトのメッセージ欄には、米国内から「米軍の拡大主義を終える時だ」との意見をはじめ、日米のほか少なくとも31カ国・地域の人々からメッセージが書き込まれています。
アジア太平洋地域からは「軍事基地建設のために地域の生活と特別な環境を破壊することは恥ずべきことだ」(韓国)、「平和と反戦の促進を」(東ティモール)などの指摘が寄せられています。
アフリカからは、絶滅危惧種ジュゴンの生息域のあるモザンビークなどから辺野古のジュゴンを心配する意見がありました。欧州からは「基地を増やすのではなく減らす必要がある」(オランダ)、「私たちには人間の価値を優先する非軍事の世界が必要だ」(ノルウェー)などのメッセージが寄せられました。
電子署名は、新基地建設に反対する沖縄県民のたたかいを支持する100人超の著名人が1月28日に開始。安倍首相とオバマ米大統領に、新基地建設計画の中止と沖縄県宜野湾市の米海兵隊普天間基地の即刻返還を求めています。