将棋の第48期新人王戦準々決勝、藤井聡太四段(15)対佐々木大地四段(22)戦は7日、東京都渋谷区の将棋会館でおこなわれ、佐々木四段が121手で勝ってベスト4進出を決めました。準決勝で石井健太郎四段(25)と対戦します。
振り駒で先手になったのは佐々木四段。相居飛車の力戦となり、形勢不明の中盤が続きましたが、最後は佐々木四段が藤井四段の攻めを切らせ後手玉を即詰みにしとめました。
藤井四段はYAMADAチャレンジ杯、加古川青流戦につづいてベスト4の壁に阻まれました。
藤井四段には史上初の中学生新人王、森内俊之九段がもつ最年少優勝記録17歳0カ月の30年ぶりの更新がかかっていましたが、記録更新は来期に持ち越されました。
勝った佐々木四段は「せっかくの機会なので決勝三番勝負には出たい。いい将棋を指していきたい」と語り、藤井四段は「序盤、苦しくしてしまった。中盤はずっと分からなかったが、秒読みになって一方的に崩れたのが残念だった」と肩を落としました。