沖縄県知事選で同県名護市辺野古の米軍新基地建設反対を掲げて圧勝した翁長雄志(おながたけし)氏の確認団体「ひやみかち うまんちゅの会」は23日、12月2日公示(14日投票)の衆院選の沖縄全4小選挙区で、知事選の枠組みで一致する4氏の支援を合同記者会見で発表しました。
(写真)合同で記者会見する(最前列左から)
あかみね、照屋、玉城、仲里の各小選挙区予定
候補=23日、那覇
会見には、1区・あかみね政賢(66)=日本共産党=、2区・照屋寛徳(69)=社民=、3区・玉城デニー(55)=生活=の前職3氏と、4区・仲里利信氏(77)=無所属新=の4氏が出席。あかみね氏は、自民党前衆院議員4氏が、米海兵隊普天間基地(宜野湾市)の「県外移設」公約を裏切り、新基地推進に転じたことを強く批判。「4氏を倒し、『新基地ノー』の県民総意を示したい。私たち4人の勝利が新基地反対の翁長雄志新知事を強力に支える力になる」と訴えました。
元自民党県連顧問で元県議会議長の仲里氏は、西銘恒三郎前衆院議員が新基地推進に転じたため、西銘氏の後援会長を辞任。4区は西銘氏と仲里氏の一騎打ちの様相となります。仲里氏は「公約とは何かが問われる選挙だ。『オール沖縄』に保守も革新もない。TPP(環太平洋連携協定)反対で頑張る」と決意を表明しました。