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愛媛・今治市議会 加計学園側 初の説明 単価・図面…資料不十分 推進派も苦言次々 疑惑発覚後

2017-09-07 | 嘘とごまかし政治はいずれ崩壊する

学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が岡山理科大学獣医学部新設を計画している愛媛県今治市で6日、同学園幹部らが市議会国家戦略特区特別委員会に参考人として出席しました。同学園の加計孝太郎理事長と安倍晋三首相の関係が問題化して以降、学園側が市議会で説明するのは初めて。推進派の保守系議員からも、市から建設費補助金が出るにもかかわらず同学園の情報公開が不十分であるなどの苦言が続出しました。

 市議会には加計学園の吉川泰弘・新学部設置準備室長、柳沢康信・岡山理科大学学長、渡辺良人事務局長が出席。

 質疑で獣医学部設置に賛成の保守系議員は、「見積書や設計図面を要求し続けていたが、チェックができずいらだちがあった」と指摘。別の推進派議員も「多額の税金を出すのでチェックしなければならない。(建設工事の)単価や図面も見たこともない。できるだけ資料を出してほしい」と要望。菅(かん)良二市長は「工事費などのチェックは重要。第三者機関を立ち上げて検証していきたい」と述べました。

 別の保守系議員は、「学生の定数が160から140に減ったと聞いている。今後も募集人数が減るのではないか」と質問。渡辺氏は「(大学設置・学校法人審議会で)審査が継続中につき、お答えは差し控えたい」と説明を拒みました。

 日本共産党の松田澄子市議は、危険度の高い病原体を用いた研究施設を設置する計画について質問。「市民は不安を抱いている。市民に対しての説明をしていただきたい」と要望しました。菅市長は「10月に認可がいただける状況になったときに説明会を開きたい」と答弁しました。

 

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