1日15時間働き退職に 1年半も仕事干され…
日本共産党国会議員団ブラック企業・雇用問題対策チーム副責任者の辰巳孝太郎参院議員は8日、大阪市で、若者を使い捨てるブラック企業の告発者などと懇談し、実態や課題を聞きました。
党大阪府委員会が8月20日に立ち上げた対策チームの主催。大阪労連などから約30人が参加しました。
昨年、新卒で建設会社に入った女性(23)は1日約15時間の長時間労働で退職に追い込まれたと訴えました。生花卸会社で6年働く男性(37)も「長時間労働で体調を崩した」と訴えました。2人とも残業代は未払いでした。
NEC、富士通、ルネサスの退職強要については、「1年半、仕事を干されている」(NEC)など告発。他の業界からも遠隔地・異職種配転を示された女性(37)や、一人勤務の支店に配転された事例が報告され、「厚生労働省はパワハラを見逃している」との声があがりました。
佐川急便での派遣会社の労災隠しや海外インターンシップの実態も報告。厚労省の相談窓口の時間延長や労働基準監督官の増員が要望されました。