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「慰安婦」問題 米日中韓学生ら交流 - 今後の女性の権利や人権にも関わる

2014-03-31 | 国際ニュース・世界情勢

 米国の首都ワシントンのアメリカン大学に通う学生でつくる平和団体は28日、同大学で、日本軍「慰安婦」問題について日中韓の留学生や在学生が意見を交流する企画を開き、40人を超える学生が参加しました。


ワシントン

写真

(写真)シンプソン教授(左)の「慰安婦」問題の説明を真剣に聞く大学生ら=28日、ワシントン・アメリカン大学(洞口昇幸撮影)

 同企画は「P.E.A.C.E.(ピース)」が開催。意見交流の前に、民主主義やジャーナリズムについて研究する同大学教授のクリストファー・シンプソン氏が同問題について解説しました。

 シンプソン氏は、当時は日本政府の植民地政策の下で、政府機関や軍の各部隊も密接に関係する「大規模な(『慰安婦』の)供給網」がつくられていたと述べ、誘拐・甘言などによって女性を強制的に連れ去り、奴隷扱いするものだったと説明しました。

 交流では、各国ごとに同問題の教育の量や内容に大きな違いがあり、その差をどう埋めていけばいいのかなどが話し合われました。

 日本の大学から留学している女性(22)は「『慰安婦』問題は、単に過去に起きた出来事ではなく、今後の女性の権利や人権にも関わる重要な問題です。安倍政権は真剣に他のアジアの国々と付き合おうとしているのか疑問です」と述べました。

 韓国系米国人のオ・イェソルさん(20)=女性=は「敏感な問題で敬遠していたけど、日本や韓国の同年代の人たちの考えを聞けたことは良かった。日本側が事実を認めず挑発的な態度を取るならば、被害国との間で緊張が高まるのは当然です」と語りました。

 


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