「未来のための公共」(未来公共)は26日夜、国会正門前で「共謀罪」法案に反対する抗議行動を行いました。1800人(主催者発表)の参加者は「政治を私物化する安倍政権は許せない」などと訴え。「私は自由に呟(つぶや)きたい!」「いいね!が監視対象」と書かれたプラカードを掲げ、「共謀罪反対」「テロ対策とうそをつくな」とコールしました。
神奈川県川崎市から参加した女性(53)は、「政府の国会答弁があまりにひどい。黙っていられません」。国会前に足を運ぶのは、2015年の安保法制に反対する抗議以来です。「法案について、よくわからない人が多い。一人でも多くの人に内容を知らせていきたい」
未来公共のメンバーで大学生は、「ニュースを見ていたら、首相周辺は秘密保護法や安保法制のときより騒がれていないと話しているそうです。市民が見えていないと思う。そのとき以上に私たちが声をあげていきましょう」と語りました。
スピーチした立教大学教授の香山リカさんは、「安倍政権は国会でうそとごまかしを平気でやっています。私たちは恐れず、おかしいことには声をあげ続けましょう」と訴えました。
民進党の阿部知子、日本共産党の池内さおり両衆院議員、社民党の福島瑞穂参院議員がステージに並び、参加者と「野党は共闘」「市民と共闘」「市民と共闘」コールしました。