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さいたま市南区の放射線汚染地図(放射能汚染マップ)

2011-10-22 | 脱原発へ!放射能汚染と原子力発電

免責

・日本共産党さいたま市南区委員会は、この地図の公開ならびに閲覧により生じた、いかなる損害にも責任を負いかねます。

・この地図は、さいたま市等の地方自治体による放射線測定結果の整理と、独自の補足調査により作成しました。実際の観測(測定)結果を反映させた図です。測定ミスもあるかもしれませんが、危険性の告発に重点を置いていることにご理解いただきますようお願いします。

・損害が発生した場合、放射性物質の飛散を招いた企業・組織・団体等にご請求下さい。

 

さいたま市南区の放射線汚染地図(サムネイル)

免責

・日本共産党さいたま市南区委員会は、この地図の公開ならびに閲覧により生じた、いかなる損害にも責任を負いかねます。

上記の免責についてご理解いただけた方は、図をクリックすれば、この上に示した地図を原寸で閲覧できます。

 

作図条件等の詳細を以下に記します。

 


はじめに

・この地図は高さ1mでの空中放射線量を示しています。

・放射性物質による汚染が十分に広く面的に広がっている場合、面から離れたある一点での放射線の通過数は50cmでも1mでも大差がなくなります。

 

・放射性物質の飛散がおこった後、雨水などによる移動のため、放射性物質の濃度が低下したり増加したりしています。そのため放射線量に、測定場所や測定方法による大きな差が生じるようです。

・この地図を作成するために利用した放射線測定結果に関しては、条件をそろえることにより、誤差が小さくなるよう努力していますが、値はあくまでも目安とお考え下さい。

 

・作成した放射線汚染地図を見ると、空中放射線量の低いエリアと比較的高いエリアが、マダラ状に分布していることがわかります。値との比較で言えば、さいたま市のモニタリングポスト観測データとして公表されている衛生研究所(さいたま市桜区)は、値の低い方のエリア内に位置している可能性が高そうです。

・この地図の比較的高い箇所(いわゆるホットスポット)の放射線量で、ようやく全国的な汚染図で最低ランクに塗り分けられているランクになります。問題となっている他地域と比べると低い方と言えるでしょう。

 

・この地図に表した放射線量は地面から十分離して測定したため、最も低い値となるような方法で測定した結果、とも言えるかもしれません。

・放射線量が高いと言われている排水溝や雨どいの下などの箇所をピンポイント(対象物から5cm)で測定すると、この地図の数値の5~10倍の程度の値が観測されるようです。汚染地図上で比較的高い放射線量が観測されている付近では、特に注意が必要です。

・放射線量がピンポイントで高い箇所を積極的に探し出し、どんどん除染などの対策を進めるべきでしょう。

 

参考:日本共産党が2011年8月11日に発表した提言「福島原発事故による放射能汚染から、子どもと国民の健康を守る対策を ――徹底した調査、迅速な除染、万全な健康管理を求める

 


さいたま市などの自治体による放射線測定結果の評価

・さいたま市・戸田市蕨市川口市市のwebページ上で一般公開している値を参考としました。汚染地図では、平均を計算するなどして整理した値を用いています。

・さいたま市では月2回(2011年11月以降は月1回)の頻度で、行政区内の2ヶ所の教育関連施設(学校)の放射線測定が実施されています。南区の場合、沼影小、大谷場中です。

・さいたま市は2011年7月7~12日頃に、市立についてはすべての保育園・幼稚園市立学校一部の公園で放射線量測定を実施ており、この結果もさいたま市のwebページで一般公開されています。これらも汚染地図の作成に利用しています。

 

・これらは、校庭・園庭などの中央部分で測定したとのことで、周囲の建物等に付着した放射性物質からの放射線の影響が少ない条件で測定されていると推測されます。

・校庭・園庭の表土は砂が主であり、現在飛散が懸念される放射性物質が水に溶けにくいセシウムが主体であることを勘案すると、当初飛散した放射性物質は多少流れ出ているものの、多くは降り注いだままの状態で留まっていると考えられます。

・上記2点により、校庭・園庭の放射性物質は当初の飛散状況を保存していると考えられます。


当方による放射線補足測定

・補足測定は、放射性物質による汚染状況をより詳細に把握するために行いました。測定は2011年9月初旬(事故からほぼ半年後)。

・上記の観測条件に類似した地点として、アスファルト路面を選択し補足測定を行いました。アスファルトは多孔質なため飛散した放射性物質が留まっている可能性が高く、雨水による放射性物質の流出状況も校庭・園庭に似ていると考えられるため、さいたま市の計測結果との比較が可能と判断しました。

 

測定地点は、ゼンリンの住宅地図の四隅(隣も同様なので、結局地図ごとに一箇所となる)近辺としました。必要に応じ、これらの点の中央部や中間地点での測定も行いました。

・現地での測定地点は、なるべく広く開けた場所(交差点の真ん中など)、アスファルト路面であること(コンクリート舗装はダメ)、マンホールなどがない場所、道路の端(放射性物質の蓄積が懸念される)を避けるなどに心がけて選定しました。

 

タウ技研製RD-2000 を借りることができましたので、測定にはこれを用いました。この測定器は放射線数のカウント(単位:CPM)しかできませんが、一般的な測定器のような(ブラックボックスな)シーベルト換算を経ないため、生の値を記録することができました。

測定は5分以上行い、その分あたり平均放射線数を求めました。

放射線数(CPM)→被ばく線量(μSv/h)の換算は、①さいたま市の測定地点近傍での測定結果、②埼玉県が結果を公表している放射線測定(モニタリング)地点である衛生研究所(さいたま市桜区)の近傍での測定結果、③放射線が高いと報道された埼玉県三郷市の小学校の近傍での測定結果などの相関から換算式を求め、これを用いました(表計算ソフトを活用)。おおよそ、15CPM=0.045μSv/h、20CPM=0.115μSv/hです


 


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