8日付の米紙ニューヨーク・タイムズは「日本の平和憲法」と題する社説で、憲法改定を狙う安倍晋三首相の動きを批判し、“日本の民主主義が試されている”と指摘しました。
社説は安倍首相が、憲法9条の改定ができないので「憲法の再解釈」によって、海外で同盟国と軍事力を行使できるよう狙っていると指摘。「そうしたやり方は民主的な手続きを完全に損なう」と批判しています。
安倍首相に対し、「憲法の最も重要な機能は権力のチェックだということを知るべきだ」と強調。「(憲法は)政府の気まぐれな思いつきで変更できるものではない。さもなければ憲法などわざわざもつ必要などない」と主張しています。