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「保育園落ちた」2017 ― 会社都合の退職 基準点1点引かれ 

2017-02-27 | 教育・保育・子育てを考える

今年も多くの児童が認可保育園に落ちたことを受けて、練馬区保育問題協議会は26日、東京都練馬区で緊急に「交流会&相談会」を開きました。入園申請が「不承諾」になった保護者を中心に実態を話し合い、先輩ママパパや保育士が保活や預け先探しなどのアドバイスを行いました。


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(写真)相談会で切実な実態を話す参加者==26日、東京都練馬区

東京・練馬 先輩ママパパら アドバイスも

 同会副会長の山口真史さんは、同区で今年の入園申請の第1希望者が5130人と昨年より825人増えていることなどを紹介。「この大変な状況を政府や国民に伝えていかなければならない」と参加者に呼びかけました。

保護者訴え

 相談に訪れた約20人の保護者からは「夫婦でフルタイムだったが、会社の都合で退職し、入所基準点を80点もらえるところがマイナス1点され落ちた。契約社員で入園が決まらないと契約を切られてしまう可能性がある」という声や、「82点あったのに全て落ちた。区は認定こども園に入れというが遠く、バスは行きだけ。帰りのバスも必要だと区に言ったが、園側が渋ると断られた。そこは行政がどうにかするところ。全ての子どもにサービスが行き届くようにしてほしい」という要望がありました。

 また、「こども園に受かってすぐ、区から認可の応募を取り下げるようにと電話があった。認可に入りたいのに、こども園が受かってしまうとダメみたい」などの実態も出されました。

 3歳の娘を小規模保育園に入れている女性(45)は、入管法で勤務時間が制限されているため、点数が低くなり、保育園に落ちたといいます。「なんだか差別をされているみたい。入園できないと仕事を辞めるか、引っ越すしかない。どうにかしてほしい」と切実な訴えを語りました。

申し立てへ

 練馬学童保育連絡協議会会長の柳沢健二さんは「80点以上あって落ちている方は、何かが減点されている可能性がある。区に確認した方が良い」と助言し、応募取り下げの件には「初めて聞いた事例だ。今後問題として扱っていきます」と答えました。

 同会は、「当事者の現状を行政に伝えよう」と集団で異議申し立てを行う準備もすすめています。

 日本共産党の米沢ちひろ区議が参加し、「保育の必要なお子さんが、同じ園、人間関係の中で育つ環境が整えられるよう、区に改善を求めていきます」とあいさつ。生活者ネットの区議もあいさつしました。


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