老後の日々

果物に野菜作り等、
今では趣味にして気間々にやっています。

お金は人の心を乱す

2007年01月08日 | Weblog
今年もやがて来る慌ただしい四月、人事異動、転勤、昇格、定年退職、一喜一憂ドラマが生まれる、中でも毎年多くなる熟年離婚、定年離婚です。ずーと我慢してきました、定年を機会に離婚します。一組二組なら聞き流せる言葉だろうが、この数になると何が原因なのか? どうしてこうなるのか?  今年はさらに増加する予想だ。 まず、言えるのは、

地球始まって以来の長寿化と定年制度によって、夫婦が長い二人だけの時間を過ごすことになります。しかし、夫婦がこんなに長く顔を合わせて生きていくノウハウを私達人類は持ち合わせていない、今までの世間の常識で生きるには人生が長くなりすぎたのかも知れません、、、

他には、若年夫婦が毎年減少、団境の世代がつくる夫婦の大集団が50代に移ってきたこと、直接的な理由としては現代社会の考え方の変化、昔のように離婚と言うものの印象が変わってきたこと、女性がはっきりした発言が出来るようになったこと等があると思います。

同居期間25年以上の熟年夫婦の離婚はここ10年で2倍以上に増え、同居期間30年以上になると3倍近い。この増え方は、離婚全体の増加率の2倍。そして、そのほとんどが女性からの申し立によるものである。

今年から熟年離婚増加の理由として。今年4月から離婚後の厚生年金の分割が始まる。これまで基礎年金以外は、全て夫が受け取り、夫が妻に送金するものだったが、今後は、割合は夫婦の話し合いで決める。

妻は厚生年金の最大半分まで受け取ることが出来る、送金は保険庁から直接妻に振り込まれる事になる。 その上に、社会保険庁はこれを施行前に、2006年10月からこの動向に対して新しい対処として、

男女どちらか一人の照会があれば離婚した後の年金を分割した金額がいくらになるか、保険庁が計算し、本人に通知すると言うシステムを導入。これにより、主婦業の為に、年金納期が短い熟年女性の不利が大きく改善される。

熟年離婚を考えている人達にはとりあえず4月まで我慢する人もたくさんいることだろう。同じ人間という動物でいても男女は習性が違う。とくに現代の女性達は前向きな生き方をしているのに対し、男性は仕事という重みを背負い現代の実態をよく見ていないのではないでしょうか。

家内企業、など、共に働いてきた夫婦に離婚が少なく、専業主婦的な夫婦に多いのも、別の世界にいてお互いに理解しにくいことも理由の一つになるかも知れない。そして其処に目に見えるお金を求めて。