私のお知りあいにもいます。子供は二人しかいません、長男が親の跡を継いで真面目に働いていました。 長女は大学までやって貰うと、さっさと外国に飛びそこで結婚しています。家にはほとんど帰ることもありませんでした。 ところが父が亡くなると夫婦で帰ってきて遺産分けです。可哀想な長男どうしょうも有りません、法律です。 今は中小企業で成功した人がさらに事業を拡大しょうと頑張るような仕組みにはなっていません。
成功すれば成功したで、 頭の中は相続対策、色になってしまうからです。思考のベクトルが仕事ではなく相続問題へ向かってしまう。 これが日本の活力を殺ぐ原因になっています。中小企業に対して、儲けられるだけ儲けなさいと言えるようでなければなりません。 中小企業の社長に、決して貴方の冨は税金で奪いません、貴方の財産は貴方の好きなように残せるようにしますからと言ったら、 みんな本当に頑張るはずです。ところが実際は、成功しても其の先に相続の問題が待ちかまえているから、 それまでの迫力がなくなってしまうのです。身近にも沢山います。折角頑張って
事業を大きくしてきたのに、
築いた資産はほとんど税金に持って行かれると思うと急に空しくなってしまうと言います。そうかといって遺留分をなくして、
一人だけに財産を残そうとすると手続きが非常に大変だそうです。相続税もその跡継者にどかっとかかってきます。
又税務署は非上場の株を高く評価しますから、相続をした時点で資産はかなり目減りしてしまうのが現実です。
このようにして、相続税と遺留分が日本の国力を殺いています。
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