え~、続きを書きたいのはヤマヤマなのですが、
またしても、いらっとするニュースを見てしまい、
書かずにいられなくなりましたので、
まず、すっきりさせてから、
続きに参ります…。
昨日だっけか?
ニュースで、
「今年の流行語大賞発表」
とか言ってて、別に興味もなかったけど、
何の気なしにそのまま場面を眺めていると、
「どんなワードがノミネートされているか見てみましょう~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/onpu.gif)
と、女性アナのお気楽な声で始まって、
「壁ドン」
だの
「号泣会見」
だのとどうでもいいフレーズが、次々に上げられていく中で、
耳を疑うフレーズが聞こえた。
「ニュース部門では、集団的自衛権」
はぁ??????
流行語大賞のノミネートに、集団的自衛権ってどういうこと
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_1.gif)
ふざけるのもいい加減にしろと、TV局に怒鳴りこみに行きたくなった。
これが、今の日本なのだ。
愚かしいとか、平和ボケとか、そんな言葉ですら表現できないほど、
この国は末期症状に陥っていると思った。
流行語大賞に集団的自衛権という言葉がノミネートされていることに、
疑問を持ち、不謹慎極まりないと感じる大人が、
この国に一体どれほどいるだろう…。
しかも、ノミネートで終わらず、
集団的自衛権が大賞選ばれてしまった。
お笑い芸人の「ダメよ~ダメダメ」
という、ふざけた言葉と並べられて。
2014年の流行語大賞
「集団的自衛権」
「ダメよ~ダメダメ」
こう並んで発表された時、
なんとも言えない
悔しさと腹ただしさが込み上げてきた。
ふざけているなんてもんじゃない。
侮辱も甚だしい。
マスコミが、いかに、集団的自衛権というものを、
国益というものを軽んじているかが、
これほど顕著に表わしている事例があるだろうか。
「集団的自衛権」という言葉を、
軽々しく「流行語」扱いにすることで、
自衛隊そのものも侮辱しているのではないか。
国家を侮辱しているのではないか。
私は、少なくとも、
この事に激しい嫌悪感を抱かずにはいられなかった。
笑う気になんか、とてもじゃないがなれなかった。
たかが流行語大賞とやら、無視すればいいかもしれない。
気にするほどでもないかもしれない。
だけど、
少なくとも命をかけて国を護っている自衛官達がいる中で、
「集団的自衛権」というものを、
こんな馬鹿げた扱いをすることは、
彼らの職務を侮辱しているように思えてならなかったのだ。
きっと自衛官は笑いながら
「気にしなくていい」
というだろう。
だからこそ余計に、嫌なのだ。
辛いのだ。
悔しいのだ。
賛成とか反対とか、そんなもの、個人の自由だから好きに論議すればいい。
だけど、
そのことによって、大変な苦労の中任務に行かねばならない人たちがいる、
そのことさえわかっていたら、
冗談にすることなんかとてもできないだろう。
この事を笑いながら、
茶化して自衛官に尋ねるアホなおっさんや主婦を、
実際に目の当たりにしてきたけど、そのたびに、
どれほど忌々しくなったかわからない。
笑いごとじゃないのだ。
なんでも茶化して笑うという昨今の風潮が、
私は気持ち悪くて仕方がない。
日本人の知的水準の劣化と、
精神性の劣化が著しい昨今、
日本の危機は、思った以上に大きいのではないかと思う。