あなたはいつも欠けている月
煌々と明るいのに
見えない部分のクレーターは
失われた文明のように深い
その影の濃さが
教えてくれる大切なこと
物事への距離
届かないことに焦らない
願っている自分への距離
なぜなら
とおいとおい
あなたはとてもとおい
わたしには見えない
とおくを見ている
いつも半分を失いながら
おかまいなしで
星くずをこぼしながら
わたしから
とてもとおいところで
あなたはいつも欠けている月
煌々と明るいのに
沈黙が太古の森のように深い
目を惹きつけてやまないのに
何も明かしてはくれない
樹々の黒く細い編み目から覗く
その無慈悲な在り方が
教えてくれる大切なこと
物事の価値
あるがままを愛せよと
自分にとっての自分さえ
なぜなら
とおいとおい
あなたはとてもとおい
わたしには聞こえない
とおくを聞いている
いつも半分を得ながら
おかまいなしで
涙はこぼす前に乾いている
わたしから
とてもとおいところで
煌々と明るいのに
見えない部分のクレーターは
失われた文明のように深い
その影の濃さが
教えてくれる大切なこと
物事への距離
届かないことに焦らない
願っている自分への距離
なぜなら
とおいとおい
あなたはとてもとおい
わたしには見えない
とおくを見ている
いつも半分を失いながら
おかまいなしで
星くずをこぼしながら
わたしから
とてもとおいところで
あなたはいつも欠けている月
煌々と明るいのに
沈黙が太古の森のように深い
目を惹きつけてやまないのに
何も明かしてはくれない
樹々の黒く細い編み目から覗く
その無慈悲な在り方が
教えてくれる大切なこと
物事の価値
あるがままを愛せよと
自分にとっての自分さえ
なぜなら
とおいとおい
あなたはとてもとおい
わたしには聞こえない
とおくを聞いている
いつも半分を得ながら
おかまいなしで
涙はこぼす前に乾いている
わたしから
とてもとおいところで