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「グローカル」時代に求められるUターン転職

2015年05月30日 10時39分56秒 | キャリア支援
故郷回帰願望?「グローカル」時代に求められるUターン転職
JIJICO
2015年5月9日(土)14:00
働き方が多様化する中、「若年層のUターン転職」が話題


写真:イメージ

兵庫県は地域へのUターン就職を支援するため、
面接の際に企業が支給する旅費の半額負担を始めるそうです。
神戸新聞の報道によれば、
「東京一極集中の是正や人口の社会増を促すための対策の一環」で、
「同様の措置を取る企業が増えれば、
学生らにも就職先の選択の幅が広がるメリットがある」としています。

終身雇用・年功序列が過去のものとなりつつある現在、
働き方は多様化し、「若年層のUターン転職」が
兵庫県のみならず日本全国で話題を集めています。
一般的にUターン転職とは、
「地方で生まれ、大学入学などで都会に出てきて、
都会で就職。その後、再び出身地へ戻り、
地方の企業に転職する」ことです。
そこで、Uターン転職におけるメリットとデメリットについて考えてみます。

正社員になりやすく生活環境が充実するが、年収が下がる傾向に
メリット
・正社員になりやすい
(都会で非正規のまま過ごすよりも、その後のキャリアデザインを構築しやすいでしょう)
・地方の方が生活環境の充実を図ることができる
(実家に戻った場合、住み慣れた気候風土は、生活する上で癒やしにもなります)
・都心と比べて自然が豊富
・地域との密着度が高い
(近隣住民と触れ合う機会が多く、コミュニケーション度も自然と高くなります)
・都心部に比較すると物価が総じて安い


デメリット
・転職する先の職種が限られている
・年収が下がる傾向にある
・新たに地域での人間関係を構築しなくてはならない
・地域特有の慣習に慣れていく必要がある


グローカルが叫ばれる時代だからこそ、Uターン転職は求められる
Uターン転職を考えるきっかけには、故郷への回帰願望が挙げられます。
「同じ働くなら、愛着ある地元へ貢献したい」
という思いがあれば、Uターン転職は良い選択肢となるでしょう。
高齢化が進む中、迎える地元側からも、
若年層が増えることは歓迎されるはずです。
グローカル(「地球規模の視野で考え、地域視点で行動する」という考え方)
が叫ばれる時代だからこそ、
Uターン転職は求められているのです。

ただし、上記のデメリットもきちんと捉え、
実行に移すことが肝要です。
Uターンしてから「こんなはずではなかった」ということのないように、
情報収集は必須です。現在は、
Uターン転職情報サイトや支援機関も増えています。
自身のキャリアデザインのためにも活用し、
より望ましい働き方、人生設計を考えてみましょう。

(角野 裕美/キャリアカウンセラー)

http://news.goo.ne.jp/article/jijico/bizskills/jijico-17590.html

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