山道の
幾重にも
辿り着いて
また曲がる
その先も
山道で
同じ道筋を
繰り返すよう
何度も
何度も
何度も
何度も
ふと
嫌になって
立ち尽くしたり
戻りたかったり
思い立ったかのように
次の九十九を
目指したり
何処へ向かおうかと
始めた歩みなのやら九十九折りの曲がり
曲がった先など
見えないからか
九十九折りの
数さえ
気にならなくなって
僕はね
あの日見上げた星空に
色をつけたかった
僕はね
大切なひとと
色をあわせたかった
筈だったね
筈だった。。。
山道の
何処へ向かおうかと
始めた歩みなのやら