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絶世

2020-01-14 21:48:20 | 詩のような・・
どうでも
いいさ

過去なんて


つまり

今の
いままで
どうでも
いい


この
過去になりうる

今でさえ

来たければ
来ればいい

去りたければ
去ればいい


どちらにせよ

その場凌ぎの
明日が


生まれながら
滅する


それだけさ









瞼の世界に思い出す…

2020-01-08 22:03:36 | 詩のような・・



いつだったか
『何でそんなに淋しい目をして
遠くを見つめているの?』


言われたことがあった


そう言って
僕の瞳を見つめていた
あなたに

『なんでそんに優しい眼差しで
切な気に僕を見つめているの?』




こたえた


交わす
瞼の
世界に

解り会えた
気がして


せせらぎのように

湧きいずる
清水のまま

どこまでも

流れて


落ちた




清らかな

今はなき

あの

日々に…








瓶の水

2020-01-06 23:53:02 | 詩のような・・







日照りは続き
皹だらけの
大地

蜃気楼なのか
まぼろしなのか

乾きに
堪え忍んだ
先に
見る


幻影


水滴
一しずくを


財を惜しまず
手に入れたい

傲慢な
衝動すら


叶わぬ


水なき
世界


虚ろな

生命に
過酷な
まぼろし



水を満ちみちと張った
水瓶ひとつ

誰のまなこに
晒し得ない場所に
隠し持っているが


その水を
すすり生き長える
後悔と

その水を
分け与え
水滴が底をつく
恐怖



誰にも
打ち明けられない

ジレンマ

ジレンマ

生命

ストレス

早まる
終演




挙げ句を
悟る前に

僕は

水を満ちみちと張った
水瓶を


誰しもの
目前で

叩き割った



悲鳴の後に

非難と

怒りの
矛先が
満を持して

僕に
向けられる


僕は

絶望を
共有した
だけなのに

その先の

公平な
リアルから
生き延びる術を

模索しょうと
思えたからなのに…




やがて

不本意な

八つ裂き



常なる

現人(うつしびと)の


しきたり
故…