愛しのエトワール

うたのおねえさん、はいだしょうこさんを全力でとことん気の済むまで応援する日々を綴るブログです。

トーク&ライブ参加報告

2015-09-01 | コンサート
8月30日(日)
はいだしょうこさんとミュージカル俳優の小野田龍之介さんの「ライブ&トーク」を見るために東京へ来てます。

雨ですね。今回はSTBのようなスペシャルライブではないけど、前泊しちゃってます。気合入ってるよ。今回は前のほうに座ろうと思ってね。整理番号なしの自由席、つまり早く並んだ順番に席を選べます。私はライブハウスにはあまり行かないのですが、経験上1時間前くらいから最初の人が並び始めます。だからそのちょっと前に行けば前の席に座れると思います。まだまだ時間はあるから、時間まで近くの浜離宮庭園にでも行ってみようかな。

載せるの忘れとったわ。今朝のスノウの朝めし。てんこもり。

浜離宮と汐留の高層ビル群。私が東京にいた頃は汐留はまだ空き地のままだったなあ。JRの操車場かなにかの跡地でなんにもなかったよ。ああ、劇団四季が「キャッツ」のロングランをやってたかな。浜離宮の散策の所要時間は2時間くらい。さてと、ホテルに帰る前に会場のライブハウスの下見に行っておこうかな。開場の4時間前だからまだ誰もいないと思うけど。

あらあら、おるね。そこには、しょうゆび組の二人がすでに来ていました。ビルの軒の雨が当たらないところで敷物を広げてくつろいでいます。北千住の「ひめゆり」以来の再会。1時(開場5時間前)に来たとのこと。「ぐん○」はまだ来てないみたいね。今、別の出演者による1回目のライブ中。今日の会場は100席くらいだけど、あまり客は入ってないそうです。小野田ファンの動向がわからないけど、この様子なら1時間前くらいに来れば大丈夫でしょう。私はちょうどいい時間までホテルで待機することにします。

会場から5分程度かな。ライブが終わってから慌しいのはいやだから近くの汐留のホテルに宿泊してます。汐留にはコンラッドがあるけど、そんなとこには一人ではとても泊まれないよ。となりのヴィラフォンテーヌというところ。
何もすることないから、早めに行っちゃおう。話し相手もいるから時間は潰せるしね。開場2時間前、すでに「ぐん○」も待っていて、これで4人に。今日の会場の出入口は画像にある正面の1箇所のみで出演者もそこから出入りすることになります。共演の小野田龍之介は先ほど入ったそうです。「ところで、おねえさんはもう入っているの?」と話していると、ちょうどしょうこちゃんがマネージャーと一緒にお店へと歩いてきました。メーメーblogの「入待ち」というのは私たちのことですよ。入待ちというか、席取りで待ってただけだけどね。

開場1時間前から後続が並びはじめ、お花も飾られ、ライブらしくなってきました。

開場(画像は帰りに撮ったもの)。手前のテーブルが私たちのところ。いちばんしあわせになれるところに陣取ります。しょうこちゃんは目の前だよ。STBでは後ろのほうだったもんなあ。こんないいポジションは初めてだよ。開演まで1時間は飲み食いの時間。しまった。食べ物が並んだテーブルの写真を撮るのを忘れてたわ。うまいことに今日は5人が同じテーブルに固まることができました。まあ、あれだね。趣味を共有できる仲間たちと一緒というのは楽しいもんだよ。後ろのほうがわからないけど、席はほぼ満席になっているようです。後方のテーブルには拝田先生が座っていらっしゃいますね。今日はお一人みたいです。このトークライブは何度かやってるみたいなんで、小野田ファンのほうが多いのかな。あとは「ひめゆり」関係からも多く来てるのだろうと思います。

開演。今日は立花裕人をMCにトークをメインにしたトーク&ライブという形式です。しょうこちゃんの衣装は、メーメーに出てる画像ではほんとわかりづらいですね。お色はベージュなのかな、全体に同色系の細かな刺繍がほどこされていて、とってもエレガンス。リボンのウエストがこれまた可愛らしい。ステージドレスではなくパーティドレスですね。首もとを飾るパールも可愛らしさを引き立てています。男だから、こういうのはなかなかうまく説明できないわ。テレビの衣装なんかどうでもいいから、これを行けなかったファンに見せないといけないね。大丈夫、目の前数十センチで見てたぐん○ちゃんがあとできちんと説明してくれるよ。

今日の司会の立花氏と小野田龍之介のトークライブは何度もやってるそうで、このスペシャルとして7月にミュージカル「ひめゆり」で共演されたしょうこちゃんが加わったのが今回のトークライブということになります。しょうこちゃんはトークをメインにしたライブは初めてですね。「トークは苦手」というのはよく話されていますが、それはよそ向きのトークが苦手なだけであって仲間内ではよくしゃべっていることは知ってますよ。うちらはそのいつもの自然体でのお話を聞きたいわけですよ。話を引き出す立花氏の司会がうまいのでしょうね。今日はよくお話しされていましたよ。親交が長い立花氏は龍、しょうこちゃんは龍ちゃんと呼んでますね。司会の話題の振りによってトークは進みます。初めはミュージカル「ひめゆり」の舞台裏を中心に。「ひめゆり」での共演をきっかけに仲良くなった二人ですが、最初は舞台での接点も少なく話をすることもなかったそうです。しょうこちゃんは最初に見たときに、前の舞台の役で髪を白くしてたから「宇宙人と思った」って言ってましたね。一方、龍之介のほうは「うたのお姉さん」はやっぱり近づきがたいイメージがあったそうですが、懇親会(飲み会)を機にお互いに打ち解けられるようになったそうです。「なにやら様子がおかしい」。これですね。「王様と私」の藤岡正明も同じようなことを言ってたように思います。だいたいパターンは同じですね。
トークは「ひめゆり」のキミ役ことについて。しょうこちゃんは「今まで出演したミュージカルは「セミクラシック」な作品だった」。「回転木馬」や「王様と私」ことだね(クラシックな作品は歌のところでは音程を崩さず譜面通りに歌うことが求められる)。キミでは声が割れてもいいから感情を歌の前面に出す歌い方をした。今まではきちんと歌うことを優先していたから、今回のキミ役は、自分にとっては初めての経験で学ぶところが多かったと話されていました。実際、草月ホールでのライブで歌った「生きている」とミュージカルの舞台での「生きている」は歌い方自体を変えていることがわかるよね。軍曹のお話も憶えていますが全部省略します。「ひめゆり」グッズのTシャツの話題。しょうこちゃんのシーサーのイラストがあることで、異例の即完売となった超レアなグッズですね。最前列のテーブルのしょうゆびのうち3人はそれを着て座っているので、すかさずステージにアピール。司会「それは、よだれをたらしてるんですか?」。この流れですから、次は「はいだしょうこ画伯」による似顔絵実演コーナー。お題は「小野田龍之介」。司会がうまいねえ。見た瞬間の「うっ」ってなんだよ。

ステージから客席に披露したわけなんですが、小さすぎて席から絶対に見えません。サイズは1センチくらいですね。あとで貼り出されたのを皆さん記念に写真に撮って帰られていました。ピントが合わないだよね。

次は歌の時間。ここまで、40分くらいありましたかね。軍曹もソロナンバーがあるし、二人とも「ひめゆり」のナンバーを歌うと思っていたのですが、違うみたいですね。まずはしょうこちゃんが歌います。ピアノは飯田俊明氏。
1. 荒井由実「ひこうき雲」
「バラード風に歌います」。草月ホールライブ初披露した歌です。最近のお気に入りでしょうか。先日の「日本名曲アルバム」でも歌っています。
続いて龍之介。今日はディズニーで行くそうです。
2. 僕の願い(ディズニー「ノートルダムの鐘」より)
おっと、これは凄いね。正直なところ、びっくりしました。しっかりとした低音部、輝かしいまでの高音の響き、これは気持ちいいわ。低音からの音程の移行がとてもスムーズでファルセットを使わずに最高音までもっていける。レンジが広いねえ。おそろしく上手いし、何よりも声がいい。いや、これはファンが付くでしょう。
しょうこ「トークでしゃべってるときと歌うときでは声帯の使い方が違うから切り替えが難しい」とプロ歌手らしい発言。
それぞれ1曲ずつ歌ったので、ここで前半終了かな。あれ?休憩なしでこのままいくみたいですね。

後半は小野田龍之介コーナーから。今日は小野田ファンもいるけど、しょうこファンで来てる人は小野田龍之介なんて「ひめゆり」の共演者ということくらいしか知らないからね。しょうこちゃんは共演者ということでウィキペディアで調べたそうですよ。本人のお話を交えながら、現在に至るまでの経歴を披露。24歳になったばかりだそうですね。若いねえ。でも、それなのに結構な経歴を持ってるんだよね。その中でも大きく取り上げてたのが、「シルベスター・リーヴァイ国際ミュージカル歌唱コンクール」で特別賞を受賞したこと。私はミュージカルには関心がないから聞いたことないだけかもしれませんが、これってただのガラコンなんとちゃうのん?でも、これに私はなんか聞き覚えがあるんだよね。なんだったかなあ。話を聞いているうちにわかりました。同コンクールではグランプリを受賞したのも日本人で、それは平田愛咲(あずさ)だったそうです。これだ。これで見た覚えがあるんだわ。1年目の「王様と私」でタプチムってダブルキャストだったでしょ。それが平田愛咲。今は劇団四季でプリンシパルをやっています。前日に、四季劇場で「サウンドオブミュージック」を見たけど、それにも主役のマリアで出演しています(私が見たのは平田ではない回でしたが)。私は今でも平田タプチムをはっきりと憶えてるよ。
(私の過去記事2012/8/12)http://blog.goo.ne.jp/mistersnow/e/dfabc1341455b066fe038e1cd034c81a
彼女の名前が出たのに、しょうこちゃんは特に反応なし。ああ、忘れてるみたいだわ。
MCと龍之介によるマニアックなミュージカル談義。私はいまどきのミュージカルやウィーン系のミュージカルはあまりわかんないよ。ブロードウェイ作品では、「メンフィス」にはまったとか言ってましたね。ほかには「タイタニック」の名前が出てました。これは私も見ようと思ってたやつだ。
3. 愛せぬならば(ディズニー「美女と野獣」より)
ディズニー2曲目、龍之介ソロ。うまし。子どもの頃からのディズニーマニアなんだそうです。「人間の体って8割は水分らしいけど、自分は8割がディズニーで出来ている」とのこと。

続いて、はいだしょうこコーナー。うちらはもうなんでも知ってるけど、小野田ファン向けにプロフィールなどを紹介。童謡歌手から始まり、宝塚時代、「歌のお姉さん」まで。宝塚のことは、よほど精神的に辛かったのでしょうね。ちょっと話しづらそうに見えました。先ほど、似顔絵を披露したこともあって、いちばん客席が沸いたのが、例のスプーの絵描き歌事件のくだり。しょうこちゃんのしゃべりも全開でした。NHKでは「封印」ということらしいです。ほかの番組でもいっさい使えないようになってて、「たまにどなたかがYouTubeに載せるけれど、すぐに消されちゃうの」。

↑ありました。見たことない方は、消える前に見ること。
MC「龍も何か描いてみる?」。全身の8割がディズニーってことなんで、お題は「ミッキー」。

客席は「なんで?」と唖然。しょう「私、自信持っていいかも」

ミュージカルは今までに5本の作品に出演されています。意外と少ないようですが、今も歌のお姉さんをやってて、タレントとしてのテレビ出演もあるから、拘束期間の長いミュージカルにはなかなか出演の機会がないとのことでした。ミュージカルで憧れの女優ということで本田美奈子を上げておられました。中学校の行事で見た「ミス・サイゴン」がきっかけだそうです。しょうこちゃんはライブでも「ミス・サイゴン」のナンバーを歌ったり、本田美奈子の曲をよく歌いますね。「王様と私」と「ひめゆり」でも同じ役で出演させてもらい、同じ被り物などを付けさせてもらったり、何か縁を感じるとお話しされていました。龍「僕も美奈子さんの「ひめゆり」を見たことがあって、印象というか声質がよく似ているんですよ」。私はぜんぜん似てないと思うけどね。次の歌の前ふりですね。「ひめゆり」の「生きている」でしょうか。違いました。
4. 本田美奈子「つばさ」

Youtubeでオリジナルの歌も見れます。歌い方の違いはあるけど、歌唱技術では明らかに超えていますよ。

最後のコーナー。二人がこれからの予定をそれぞれ告知。しょうこちゃんは11月の何日かに「リボンの騎士」で「ヘル夫人」で出演することを報告。最後なので、将来のことについて語ってもらいました。龍之介は、「今この役をやりたいっていうのはない。将来の夢として、年を取ってから鹿賀丈史がやってるシラノをやりたいというのはある」。ほお、シラノですかい。シラノって「シラノ・ド・ベルジュラック」のことだよ。私も好きなんだよ。前に「愛しのエトワール」のタイトルの由来を書いたよね。原作をもとにした映画「愛しのロクサーヌ」をもじったんだ。しょうこちゃんは、メーメーに書いてた「パン屋」ね。行った人しか分からないのでは申し訳ないので書いておきましょう。会場爆笑の「パン屋」のお話しの要点はだいたいこんなの。
  しょう「歌える限り歌手をやって、夢はどっか田舎でパン屋をやりたい」
  MC「ほお、自分でパンを焼いたりするんですね」
  しょう「自分で作るんじゃなくて、おいしいパンを買ってきて田舎で売るの」
  龍之介「転売かい」
  しょう「紅茶くらいは出すんだけど、カフェのようなの。ケーキでもいいんだけど、腐っちゃうからね」
  龍之介「パン屋じゃなくてカフェがやりたいのね」
  MC「パンが大好きなんですね?」
  しょう「ごはんのほうが好きです」
  会場「爆!!」
うちらはもう慣れたもんですが、しょうこちゃんのおとぼけぶりに小野田ファンはびっくりだったでしょうな。

最後の曲はミュージカル「エリザベート」からデュエットを歌うみたいです。宝塚でやったり、東宝でやったりと日本では人気がある作品ですが、私はブロードウェイクラシックにしか興味がないので見たことがないんだ。しばらく「エリザベート」の話題。しょうこちゃんはイクスピアリでのライブで「私だけに」を歌っています。二人とも好きな作品なんだそうです。ところで、クラブイクスピアリってもうなくなってるんだってね。
5. 夜のボート(ミュージカル「エリザベート」より)
あらら、トイレに立ってるあいだに歌が始まっちゃったよ。演奏中は席に戻れないので(マナー違反だよ)入口のところに立ったまま聴きました。しょうこちゃん、頑張ってたねえ。今日のライブで龍之介の歌のうまさに驚かされましたが、しょうこちゃんもいろんな歌い方が出来るというのを小野田ファンに見せつけた感じがして優越感に浸れたよ。ついさっきまでパン屋がどうのこうのカエルでケロケロになってたのが、これですからね。

そして、アンコールは、
6. ア・ホール・ニュー・ワールド(ディズニー「アラジン」より)
しょうこちゃんの得意のレパートリーで、よく歌うデュエット曲です。今日のデュエットの2曲はしょうこちゃんの選曲とのこと。この曲は男声パートのほうが難しいと思います。たぶんよく歌う曲ではないと思うのですが、無難にこなしていました。

これにて、ライブ終了。トークが中心で歌は全部で6曲と少なめでしたけど、龍之介はしゃべりが達者でいくら話してもネタは尽きないという感じで大いに楽しめました。終了は21:20くらいだったかな。この時間になってしまうから、遠方のファンは日帰りはできませんね。もう1時間くらい開演が早ければいいんですけどね。

出待ちの光景。今日はしょうゆびの5名と小野田ファンの2名様がお待ちでした。時間は憶えてませんが、いつも通り1時間後くらいでしょう。二人そろって出てこられました。夜も遅いのでそのままお帰りになられたのだろうと思います。しょうゆび組は築地方面と汐留方面の二手に分かれて解散。夜遅くまでご苦労さまでした。また次回、どこかでお目にかかりましょう。私はホテルで今日のまとめを記録して寝ることにします。

やっぱりライブはいいですね。年末あたりにSTBでまたやってほしいね。

はいだしょうこさんの過去のライブ(大人向けのコンサート)
2015/4/18「はいだしょうこLive@草月ホール」 
http://blog.goo.ne.jp/mistersnow/e/a359a0077cc768caf1341ca33ec42929
2012/6/3「はいだしょうこLive@スイートベイジルSTB139
http://blog.goo.ne.jp/mistersnow/e/86c7a20d99bf3a4bfdd1cc3ac20f6d5f
2012/3/15「小原孝バースデイライブ@スイートベイジルSTB139」(※ゲスト)
http://blog.goo.ne.jp/mistersnow/e/70e388eeef8573434fdf33f5733f5142
2009/8/14「はいだしょうこLive@クラブイクスピアリ」 ※参加レポ未記載、そのうちに
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1 コメント

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加筆されてるの気づかなかったです (みいな)
2015-09-09 06:40:54
すごい記憶力ですね。
なかなか中身の濃いライブでしたね。

振り返ればしょうこさんが歌のお姉さんを卒業してもう7年半も経ちます。その間、多々芸能活動をされてきて、でもいつまでもピュアな感じが変わらないのはすごいです。

共演者の方々もそんなしょうこさんと関わると若い人でも保護者目線になるのかなあ。「様子がおかしい」はオモシロイですね。

詳細なレポ楽しめました。
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