愛しのエトワール

うたのおねえさん、はいだしょうこさんを全力でとことん気の済むまで応援する日々を綴るブログです。

巡礼の旅シリーズ

2011-11-20 | 日記
先月からスタートした阪急の西国三十三所巡礼バスツアーに参加しております。
1年間全12回の参加で全部の札所に巡拝するというツアーです。
先にスタートしているツアーと併せて月に2回参加すれば半年で満願できるという目論見でした。
しかし。明日の月曜日に行くつもりでいたツアーが催行中止になってしまいました。
ある程度参加者が集まらないとバスが出せないからですね。
行く予定だったのは和歌山県の2番、3番と大阪府の4番。
今月の大阪発のツアーはもうありません。なければ、個人で行けばいいだけのこと。

出発。電車とバスを利用して回ります。まずは3番の粉河寺、次に2番の紀三井寺に行きます。
4番の施福寺は時間的に厳しいのでまたの機会にします。

南海電車に乗って橋本市へ
 
ここから粉河寺のある粉河まではJR和歌山線で行くほうが早そうですが、
もともとバスツアーで行くつもりだったので路線バスに乗ります。
 
和歌山市行きの路線バスに乗って50分。粉河駅で下車。
バスは1時間に1本。ここでの滞在は2時間にしました。
駅前通りをまっすぐ歩くと粉河寺。お寺まで900メートルの表示があります。


10分ほど歩いて大門に到着。大きくて立派です。新しそうですが、300年は経っているそうで重要文化財。

参道に沿うようにお堂が立ち並ぶ配置です。まずは奥にある本堂に行きます。
ツアーと違って時間はたっぷりあります。ほかのお堂は帰りに見ることにします。


西国三十三所第三番札所、風猛山粉河寺(ふうもうざん こかわでら)。
本尊は千手千眼観世音菩薩。
ご詠歌「父母の恵みも深き粉河寺 仏の誓ひたのもしの身や」

本堂です。大きなお堂でした。日曜日なので参拝者は多いです。
慣れてないヘタクソなお経を唱えるのは勇気がいります。ご真言を唱えて、経本を開くだけにしました。
バスツアーではお坊さんの先導でのおつとめですから平気ですけどね。バスツアーがいいなあ。
(ツアーでのおつとめは、「開経偈」「懺悔文」「般若心経」「延命十句観音経」「ご本尊真言」「回向文」)


どこの寺社でもそうですが、たくさん句碑や歌碑があります。

歌聖牧水の歌碑「粉河寺 遍路の衆の打ち鳴らす 鉦々きこゆ秋の樹の間に」
厳密に言えば「遍路」は四国八十八所のみに使われる言葉だと聞いたことがあります。
歌聖と言えども思い違いはあるということですかな。

おまけ
 
「釈迦牟尼佛足跡」とあります。実物大?でしょうか。
「丈六」という言葉がありますね。お釈迦様の身の丈は1丈6尺(4.8m)あったとされております。

バスに乗って和歌山市内の紀三井寺へ。

途中の乗り継ぎがうまくいかず、遅くなってなってしまいました。もう3時半です。
門前にはお土産のお店が立ち並んでいます。観光名所ですからね。
帰りに立ち寄ろうと思っていたのに、帰りには全部店じまいしていました。

和歌山市街の南の名草山にあります。山門の朱色が鮮やかですね。

おっと!やっぱり石段がありますねえ。
ここの石段は長くないので、どおってことないです。でも、231段あります。

第二番札所、紀三井山金剛宝寺護国院。通称、紀三井寺です。
本尊は十一面観世音菩薩。
ご詠歌「ふるさとをはるばるここに紀三井寺 花の都も近くなるらん」


近代的なお堂もありました。高さ12メートルの観音様のお堂になっています。まだ新しくてピカピカでした。

上は展望台になっていて和歌の浦を眺望できます。この時期は4時を過ぎると薄暗くなってきますね。

ここにも芭蕉の句碑がありました。石の文字は見えません。「見あぐれば桜しもうて紀三井寺」

これは万葉集ですね。「名草山 言にしありけり 我が恋の 千重の一重も 慰めなくに」
名草山を歌った歌ではありますが、これでは、名草山はたいしたことないっていう意味ですかね。

これで、本日の予定は終了。
次の巡礼は来月のバスツアーで行くつもりです。月に2回のツアーは日程的にきついかな。
バスツアーなら「カニ食べ放題」に行きたいと言っていますが、どうしようかなあ。

 
ご朱印。「大悲殿」、「救世殿」と書かれています。どちらも観音様をおまつりしているお堂という意味。
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