「紅葉のライトアップなんて言うほどきれいでもないで。
明日は俺はハイキングに行きたいんやわ。一人で見に行けばええやん」
昔から男は自分勝手でわがままな暴君とだいたい決まっている。
連休は京都に紅葉を見に連れて行くはずでしたが、絶好のハイキング日和だったので。
一人でアドベンチャーは禁止になりました。なので、軽ハイキングで日暮れには帰ると言って出掛けました。
南海高野線・九度山駅。11:20スタート。
世界遺産「高野山町石道」を歩く
ここは去年の夏にも歩いています。そのときは7時間ほどかかりました。
とうてい日暮れなんかに帰れるはずはありません。日暮れに帰るというのは嘘です。
高野山手前の山登りで暗くなるはずだから、買い替えたライトを試してみるつもり。
駅から2キロほど歩いて慈尊院に到着。町石道を形成するものとして世界遺産に登録されています。
慈尊院は弘法大師の母が晩年居住したところです。高野山は女人禁制で入山できませんから。
弘法大師は月に九度、山から下りて母に会いに来たといいます。ちょっと多くない?
「女人高野」と呼ばれてるところで、絵馬もこんなのです。饅頭じゃありませんよ。
慈尊院から丹生官省符神社へ登る石段の中ほどの脇に180町石があります。
高野山根本中堂からの距離が180町あることを示しています。ここが町石道の起点となります。
丹生官省符神社(丹生神社)の拝殿。ここも慈尊院とともに世界遺産です。
もともとは慈尊院の鎮守社でした。こういうのは明治の神仏分離で分かれてるんですよ。
おまけ。丹生神社のもみじ。
さて、歩きましょう。一度歩いたところなんで様子はわかっています。
距離は長いですが、最初の柿畑と最後の山登りがきついだけです。画像は178町石。
山の斜面は柿畑となっています。昨年は炎天下で汗だくでまいったところ。
山の中に入りました。暑くて着てるものはどんどん脱いじゃってます。
ウインドブレーカー、フリースを脱いで長袖シャツだけです。登りは暑いですよ。
144町石、1里石。このあたりは歩きやすくなってます。
この先の六本杉峠で町石道を外れ、天野の里に下りることにしました。
丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)。紀伊国一ノ宮で高野山の守護神。世界遺産です。
おまけ。池に落ちた葉っぱ。
町石道に戻ります。丹生都比売神社に寄ると、下りてまた登ることになるので1時間は余分にかかります。
二ツ鳥居。町石道に戻りました。時間は3時過ぎ。ちょっと休憩にしましょう。
今日はペットボトルのかわりにお湯を持ってきました。たくさんあったお菓子も。
15:30再出発。最後の山登りが始まる矢立口までは2時間ほどかかります。
できれば、夜間登山の準備はそこでしたいです。
暗くなるのは17時過ぎ。いや、森の中ではもっと早いか。ちょっと急がないと。
ゴルフ場の横にある神田(こうだ)地蔵堂。
高野山で修行中の瀧口入道を慕う横笛が一目会いたいと待ち続けたところ。
16時半、森の中は暗くなってきました。(写真はフラッシュ使用)
17時、暗い。もうダメです。適当なところでライトを準備しないと。(写真はフラッシュ使用)
17:12。なんとか日没ギリギリで矢立口に到着。ここで夜間の準備。
夜の山での明かりの喪失は、行動不能=遭難を意味します。
ライトは予備を含め、ヘッドライト2、ハンドライト1を持ってきました。
すべてが一度に壊れることはありえないので大丈夫でしょう。
巡礼のロウソクもたくさん持ち歩いてるけど、それは役に立たないか。
17:23出発。大門まで6キロの表示。
前回は1時間半で登り切りましたが、夜なので2時間はかかるでしょう。
ここも最初と最後の登りがきついだけです。
新しくしたライトの効果は絶大。ヘッドライトだけでもじゅうぶんに明るいです。
ヘッドライトで近距離を照らし、ハンドライトで進路を照らしながら登ります。
このハンドライトはおそらく100mくらい先まで照らすことができるのでしょう。
進路が見えると安心感が違います。先日の夜の金剛山の断念は照度不足の理由もありました。
小さな地蔵が並んでいます。
東屋があったので一服にします。山登りの中間くらいですかね。
怖いのは転落です。狭いところでは幅が1mもありませんから。
落ちたら骨の1本や2本では済まないでしょう。
最後の登り坂がいちばん狭い。慎重に登り切り高野山大門に到着。時間は19:30。
標高849m。登りで体が火照ってるのでそんなに寒さは感じません。
大門から町石道の終点の金堂前を通り、ケーブル駅行きのバス停まで歩きます。
奥の院まで歩くことも考えましたが、今日はけっこう足にきてます。もう、やめておきます。
本日のゴール。千手院前バス停に到着。踏破距離約25キロ。時間8時間30分。
帰りは22時過ぎになるなあ。さて、言い訳をどうするか。
高野山駅。高野山のマスコットの「こうやくん」。
ケーブルカーで下山。乗客は私のほかは一人だけ。
南海の車内にて。愛用の1980円のハイテック・トレッキングシューズ。
デザイン的にかっこよくないけどパフォーマンスはすばらしい。
先日、楽天で1000円で投売りされていたので色違いを2足追加で買っておきました。
泥汚れがいい感じになってきました。洗ったり泥を全部落としたらだめなんですよ。
ジーンズのダメージ加工のようなもの。冒険の証しなんですよ。
満足度100。疲労度100。危険度200。
今日はかなり疲れました。しばらく外出禁止にもなりました。
明日は俺はハイキングに行きたいんやわ。一人で見に行けばええやん」
昔から男は自分勝手でわがままな暴君とだいたい決まっている。
連休は京都に紅葉を見に連れて行くはずでしたが、絶好のハイキング日和だったので。
一人でアドベンチャーは禁止になりました。なので、軽ハイキングで日暮れには帰ると言って出掛けました。
南海高野線・九度山駅。11:20スタート。
世界遺産「高野山町石道」を歩く
ここは去年の夏にも歩いています。そのときは7時間ほどかかりました。
とうてい日暮れなんかに帰れるはずはありません。日暮れに帰るというのは嘘です。
高野山手前の山登りで暗くなるはずだから、買い替えたライトを試してみるつもり。
駅から2キロほど歩いて慈尊院に到着。町石道を形成するものとして世界遺産に登録されています。
慈尊院は弘法大師の母が晩年居住したところです。高野山は女人禁制で入山できませんから。
弘法大師は月に九度、山から下りて母に会いに来たといいます。ちょっと多くない?
「女人高野」と呼ばれてるところで、絵馬もこんなのです。饅頭じゃありませんよ。
慈尊院から丹生官省符神社へ登る石段の中ほどの脇に180町石があります。
高野山根本中堂からの距離が180町あることを示しています。ここが町石道の起点となります。
丹生官省符神社(丹生神社)の拝殿。ここも慈尊院とともに世界遺産です。
もともとは慈尊院の鎮守社でした。こういうのは明治の神仏分離で分かれてるんですよ。
おまけ。丹生神社のもみじ。
さて、歩きましょう。一度歩いたところなんで様子はわかっています。
距離は長いですが、最初の柿畑と最後の山登りがきついだけです。画像は178町石。
山の斜面は柿畑となっています。昨年は炎天下で汗だくでまいったところ。
山の中に入りました。暑くて着てるものはどんどん脱いじゃってます。
ウインドブレーカー、フリースを脱いで長袖シャツだけです。登りは暑いですよ。
144町石、1里石。このあたりは歩きやすくなってます。
この先の六本杉峠で町石道を外れ、天野の里に下りることにしました。
丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)。紀伊国一ノ宮で高野山の守護神。世界遺産です。
おまけ。池に落ちた葉っぱ。
町石道に戻ります。丹生都比売神社に寄ると、下りてまた登ることになるので1時間は余分にかかります。
二ツ鳥居。町石道に戻りました。時間は3時過ぎ。ちょっと休憩にしましょう。
今日はペットボトルのかわりにお湯を持ってきました。たくさんあったお菓子も。
15:30再出発。最後の山登りが始まる矢立口までは2時間ほどかかります。
できれば、夜間登山の準備はそこでしたいです。
暗くなるのは17時過ぎ。いや、森の中ではもっと早いか。ちょっと急がないと。
ゴルフ場の横にある神田(こうだ)地蔵堂。
高野山で修行中の瀧口入道を慕う横笛が一目会いたいと待ち続けたところ。
16時半、森の中は暗くなってきました。(写真はフラッシュ使用)
17時、暗い。もうダメです。適当なところでライトを準備しないと。(写真はフラッシュ使用)
17:12。なんとか日没ギリギリで矢立口に到着。ここで夜間の準備。
夜の山での明かりの喪失は、行動不能=遭難を意味します。
ライトは予備を含め、ヘッドライト2、ハンドライト1を持ってきました。
すべてが一度に壊れることはありえないので大丈夫でしょう。
巡礼のロウソクもたくさん持ち歩いてるけど、それは役に立たないか。
17:23出発。大門まで6キロの表示。
前回は1時間半で登り切りましたが、夜なので2時間はかかるでしょう。
ここも最初と最後の登りがきついだけです。
新しくしたライトの効果は絶大。ヘッドライトだけでもじゅうぶんに明るいです。
ヘッドライトで近距離を照らし、ハンドライトで進路を照らしながら登ります。
このハンドライトはおそらく100mくらい先まで照らすことができるのでしょう。
進路が見えると安心感が違います。先日の夜の金剛山の断念は照度不足の理由もありました。
小さな地蔵が並んでいます。
東屋があったので一服にします。山登りの中間くらいですかね。
怖いのは転落です。狭いところでは幅が1mもありませんから。
落ちたら骨の1本や2本では済まないでしょう。
最後の登り坂がいちばん狭い。慎重に登り切り高野山大門に到着。時間は19:30。
標高849m。登りで体が火照ってるのでそんなに寒さは感じません。
大門から町石道の終点の金堂前を通り、ケーブル駅行きのバス停まで歩きます。
奥の院まで歩くことも考えましたが、今日はけっこう足にきてます。もう、やめておきます。
本日のゴール。千手院前バス停に到着。踏破距離約25キロ。時間8時間30分。
帰りは22時過ぎになるなあ。さて、言い訳をどうするか。
高野山駅。高野山のマスコットの「こうやくん」。
ケーブルカーで下山。乗客は私のほかは一人だけ。
南海の車内にて。愛用の1980円のハイテック・トレッキングシューズ。
デザイン的にかっこよくないけどパフォーマンスはすばらしい。
先日、楽天で1000円で投売りされていたので色違いを2足追加で買っておきました。
泥汚れがいい感じになってきました。洗ったり泥を全部落としたらだめなんですよ。
ジーンズのダメージ加工のようなもの。冒険の証しなんですよ。
満足度100。疲労度100。危険度200。
今日はかなり疲れました。しばらく外出禁止にもなりました。
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