観音菩薩を本尊とするお寺には「千日参り(千日詣り)」という縁日があります。この日にお参りすると千日分参拝するのと同じだけの功徳とご利益があるとされています。観音めぐりを趣味としている私がこんなお得な日にお参りに行かないわけにはいきませんねぇ。千日詣は7月10日のところもありますし、8月10日のところもあります。お寺によっては浅草の浅草寺や摩耶天上寺などのように四万六千日分の功徳とするところもあるわけですが、日数は千日でも万日でも関係ありません。観音さまの慈悲を得んとする気持ちが大事なのであります。四万六千日とは一生ということですので1回のお参りで一生分、千日は3年ですから少なくとも3年に一度はお参りするということのほうが実際的であるような気がしますね。年によっては平日だったりしますが、京都の清水寺はそれが8月14日-16日の3日間となっていてお参りしやすくなっています。しかも、暑くない夜間拝観もあります。そういうわけで、行ってきました。
京都で食事をしてから、清水の坂を登ります。西国三十三所第16番、音羽山清水寺(きよみずでら)。
夜間拝観は19時から21時半まで。ライトアップもされています。
清水寺はちょっと坂を登ったところにありますから市街を眺めることができます。
今夜はちょうど「五山の送り火」もあります。20時過ぎに行きました。ちょうど点火が始まったくらいでしょうか。
ここからは遠いはずですが、少しは見えますかね。五つのうち「鳥居」と「左大文字」の二つが遠くに見えましたね。
本堂へ。本尊は秘仏ですが、今日は内陣を拝観できました。
「まつかぜや おとわのたきの きよみずを むすぶこころは すずしかるらん」
清水の舞台からの眺め。京都タワーがろうそくのように立っています。
さて、帰りますか。
お札ももらって帰りました。