ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

9月のまとめ

2013-09-30 20:27:39 | 猫病気

もともと、読むほうで書かない方なのだけど、今月は色々バタバタあってさらに書けなかったです。
一つはあの巨大地震のあとなので、点検を兼ねてあちこち家を見てもらっていたこと、
町内の大工さんなのだが、マンパワーが御一人なので、また建てた当時の部品が廃番で、似たような部品を探すのに作業より多くの時間がかかっていた。
後半からの塗装なども天気の具合もあり、足場などもう40日もかかっている。
以前、道で意識朦朧していた、自分の父親より高齢な町内のおじいさんを病院に連れて行く手配をし、その御縁から仲良しになったのだが、
そのおじいさんも御自宅から我が家を見て、いつまでもリフォームが終わらなくて心配してくれていた。(そう、部品もないけどお金もないしね…。結局また外回りが精いっぱいで、内部の猫ゲリラの破壊はリフォーム出来ない。自力です。)
二つ目は、異常な夏バテをしてしまったが、リウマチ薬か、痛みどめの副作用で腎臓を傷めて、脱水していたのも判明したこと。(←腎不全の猫の気持ちに近づいたと思っている。笑。)
痛み止めの方をやめているが、やはりそれでは痛いので、動けないのが加速している。

今月のハイライトは、ありがたいことに10月からは公益財団法人動物基金様のチケットをいただいたので、最寄駅でかろうじてで、生きている子達の繁殖を多少は抑えられるかもしれない。
自宅に来た野良たちは結局オペ後リリースしても、病気もしたりで見かねて家の猫になっている。餌やりさんも数年前までは、私は餌やりをしていないのだが「助けて」と連れてきていた。
治療費で、もう余裕がなかった。ただ幸いなことに現在町内の野良猫は以前に比べゼロに近い。
さくら猫さんについてはТNRのベテランの猫友さんがリーダーなので、大船に乗った気持ちである。(問題は使いづらいブログ人の使い勝手を、大して書かないのに、今よりもっと多機能のサービスを買うか、このままか。うーん。)

さて、書こうと思っていた事を忘れないうちに。

◆スズメのくられんすの件

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あれから、大きい籠に移したくられんすは、だんだん窓の外のスズメの鳴き声に呼びかける様になり、
大好きなミールワームも人間を警戒してすぐに食べなくなってきたし、通りかかっただけでバタバタ暴れるようになった。
元々、野生にすぐ帰れる、栄養不足で羽が抜けるなんて思わなかったので、
文鳥の育て方をしても、遊んだり手乗りの様にあえてしなかった。
人も猫も怖がって欲しかった。
確かに馴れなかった、
そしてガッツがないというか小松菜とか食べない、食も細くし体も小さく、羽の色も悪くこのまま怖がらせながら一生我が家で飼い続けるのかと覚悟もした。
転機はインコである。
スーパーで簡単に手に入る粟玉で栄養不足で羽毛が抜けてしまったので、
スズメのエサ(ミールワームとか)をあれこれ探すには、今はどんどん街の小鳥屋さんが減っている時代であるので、スズメ可愛さに生態販売の大きなお店に行くようになった。
そういうお店でもテグー、袋モモンガとかメインになってきており、小鳥のコーナーはかなり少ないのだが、
兄弟がみんな売れて、虫かご程度の清潔にされたプラスチックケースで、一人で愛嬌をふりまいているボタンインコがいた。
私は一度は素通りしたのだが、何度か考えて前をうろうろし、結局は購入してしまった。
スズメを拾った場合の自然への返し方を検索し、その方法でスズメ2号はうまくいっても、くられんすはうまくいかない。
全国的にも鳥専門の病院は少なく、その数少ない病院のブログなどを拝見し、
どの先生も野鳥は外に戻してあげる事、
そんなに鳥を飼いたいのなら野鳥より、より飼い鳥に適した種類がある事を書いていらっしゃる。
ただその時は、「多分このまま飼い続けるだろうと、せめて家の中に別の種類であっても小鳥が居たら、パニックが減るのでは?」と思ったのと、
自分が子供の頃から鳥類が大好きで、もう一匹増えても可愛いばかりで苦に思わなかったことだ。
あと夏休みの子供がわぁわぁとケースに指を突っ込んでいるのも気に入らなかった。
(え、私?勿論鳥を見ると指を突っ込みたくなる方です。同類。汗。)
さて、幼いシロボタンインコは店ではシロボ、我が家ではボタンから凡太と(雌雄もわからんのだけど)安易に名前が付き、
ラブバードの本領を発揮し、初対面からスズメと仲良くし、くられんすのお世話をやいた。

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スズメ達も籠の中のくられんすに興味を示し、おずおずと数羽来てくれるようになった。
くられんすの方は籠に張り付き、仲間に呼びかけて必死である。
足場を組んだ時は、まだ外には出られなかった。
また心配したが組み終わった後、スズメ達も戻ってきた。
でも狭い庭に大工さんが出入りしていたら警戒して降りてこれないだろう。
でも今は暖かく、虫も豊富、餌もありいい季節だ。今がいい。
そうして、
ついに
8月21日(当時のメモ)

9時15分にくられんすは高く舞い上がり、
そのまま近所の大手スーパーに激突と思ったら、
Uターンして私の家の方角に戻り、
前の会社の陸屋根に落ち、
その足ざわりにおどろいたのか再び舞い上がり、
斜め向かいのО家のお爺さんの屋根に張り付いた。
今日これから雨なんだけど、朝の5時から外に出せ出せ、体を打ちつけて羽がボロボロだからね。
スズメのエサを庭に撒いて籠をあけておいた。
なかなか出なくて、はずみでボロッと転がって羽ばたいて。
飛ぶスタイルが猫背気味で、腰が引けて、でも鳥人間コンテスト並にバタバタ頑張って。
それから自分が苦労して足場の垂れ幕をくぐって庭に出たらもう姿は見えない。
庭のスズメの声に凡太が初めは反応して呼んでいた。
ラブバードってすごい情が深くて驚く。
今は片付けて、レイアウト変えた籠で凡太がぼけーっとしている。
たまに肩にのってくる。
二匹で籠でわぁわぁ騒いでいたが、こんなにおとなしいインコなんだと驚く。

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(うん、たまに外でくられんすの声がするんだが。庭に餌撒いておこう。)


くられんすだいじょうぶだろうか。
雨三時ごろふったけど、4時にはスズメの大群が庭に来てホッとしている。
今までで一番大きい幼鳥の群れ。

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凡太も寂しがっているが自分も腑抜け、猫が死んだ時のように哀しい。
鳥がしんから好きなんだよね。 ネコで諦めていただけで。
夕方凡太はガラスにぶつかりながら庭のスズメを呼んでいた。
家に足場の寒冷紗かけてあり、どれがくられかわからんけど、習性からいうと必ずこの今年生まれの幼鳥に混じっているはず。
自分の喪失感がひどい。からの巣症候群。

というわけで、

毎日餌はあるのかとか、荒れる天気の時は心配でたまらないわけですが、くられんすは無事に、本人が憧れていた外の世界に羽ばたいていきました。
どのスズメにも反応するわけでなく、特定のスズメに凡太が反応するのでその時がくられんすが無事で遊びに来たと思っています。
くられんす育てでスズメの雛のコツが少しはわかり、来年も、その次も、ご縁があったらスズメの雛を救いたいので道具や鳥かごも狭いけれどちゃんととっておく事にしました。
今ではスズメが可愛くて仕方がないです。
また、私も寂しいのですが、その後の凡太のさびしがりが酷く、毛引きでもするんではと、その後またメンバーが増えます。

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あまり馴れていないマメルリハブルーのていふぁにー・ぶるーちゃん(色から安易に)です。

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自分には馴れていなくても、2羽の仲のむつましいこと、毎日見ていて飽きないし、猫に襲われないように戸も常にロックしたり、大変ですが、

小鳥たちが私の生活にいてくれるだけで幸せでたまりません。

コメント (3)
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