あれだけ暑い猛暑は去り、
季節はめぐって、
秋だ、リンゴが色づいた。
スズメの自然への復帰作戦、みじめがIBDの疑いで、出ている様々な症状に対処するためにも治療していた頃、(IBDでなくても、適切な下痢の治療でもある。)
キージ君がなんか熱くなって、グーグー良く寝ていた。
小脳形成不全であろう彼は、ニワトリが突く様な食べ方をするので、
結局毎食、少しは介助をしなければいけないのだが、
一日の合計が丼飯2杯だとすると、丼一杯に、それでも我が家では一番全体量が多いので、
気温が殺人的に暑い事もあり、「暑い、動かない、お腹が空かない」の理由を考えていた。
最悪はこのまま進んでFIPも。
結果的には猫風邪であり、
小脳の問題で運動神経がうまくいかない彼は、くしゃみをするのも苦労し、ぐふぐふしており、はじめは毛玉を吐くのかと思ったら盛大にくしゃみが出来る様になった。(ちなみに今まで一度も毛玉も、食餌も吐いたことがない。)
直ちに手持ちの体重分の抗生物質、好む食餌、猛暑ゆえアイスノンなどで彼はめきめきとよみがえり、相変わらず丼ご飯を消費している。
行動が普通の猫と違う、わかりにくいので良く見ていないとと思う。
またみじめにいたっては8月12日から治療開始、9月5日頃、正常な便になった。
再診で薬を9月9日に頂いたときはプレトニゾロンが1錠から0・5錠に減量、
やはり軟便に戻り、猫も元気がなかった。
報告しないまでも、先生からもまずお電話があり、1錠に戻す指示になり、
多分一生なのだと覚悟しつつ、でもどこかで毎日減量する日を夢見つつ、猫には苦い薬を飲んでもらっている。
個人の力ではとうてい全部の不幸な猫は救えない、
けれども、路上で黄疸で死にかけた不死男と愛護センターから来たキージ君が、近頃非常に仲が良い。
この所プロレスごっこをしており、不死男は抜歯で歯がないので噛めないし、キージは歩けないのでしつこくない、お互いに加減しあってゴロゴロしており、
「今年、新たにこの子達が来たのは、良かったんじゃないかな。」と思う風景が毎日繰り広げられている。