そうやって、どーにか、こーにか、
春は馬車にのって、
いや多分、猫車にのって、廃材寄せ集めのこの小さな庭にも来ました。
一番困るのはスギナ、あれだけ深く土をほじくり、ふるったのに、プラナリアのように千切れてしつこく増殖中。この根性は見習わなくてはいけませんね。
あと、同じくノビル。しつこい上にペチコート水仙の葉がどうか、まったく見分けがつきません。
かいよう病のレモンにも新たに芽が出たり、
移植時に駄目かと思った薔薇も元気につぼみを持ち、植物も再生中です。
植物の新芽にはアントシアニンを含むものが多いので、花が咲かなくても結構赤くて小さい庭が賑やかです。
でも新しくなった庭で植えたもので、一番私にも、猫にも受けているもの、
それは「麦」です。
今日、役所に父の関係書類で外出、近所に奇跡的に大きな農家が1軒残っているのですが、その畑のドライフラワー用の装飾用の麦は花の段階で刈られ、はざがけされていました。
我が家の麦は、まだまだ成長中、
元は猫のお友達のおじい様(我がアルツ父と同じ年齢)が三年くらい前に育てているのを頼んで送ってもらった、でも私が植える事が出来ずに冷蔵庫で保管していたのです。
麦は食管法で出回らないのか?と他の人も書いていたけど、まず生け花の切花以外、流通しません。
表土の保護に、ライ麦の方は簡単に手に入り数度植えたことあります。私は麦の姿は美しいと思っています。
今回「古代ハス、縄文ハスでも無いだろうから、芽が出まい」と諦めて、ライ麦と混ぜて去年撒いてみました。撒きどきもかなり遅かったです。
春になってから、いきなりライ麦はさやさやと背丈まで伸びました。
風にそよいでいるその姿は、見飽きる事がないです。
なにより我が家の猫達の熱狂具合、私が庭に出るたびに、窓辺から【麦をちぎってクレ~♪】の大合唱です。
そして今日の午後、背丈の高いライ麦の半分くらいの高さに、数年前いただいた麦が頑張って穂を付け出したのがわかり、本当に嬉しかったです。
この麦が一番素敵!
麦は交雑しやすいのですが、こちらは是非種として取りたいです。
問題は連作できるのか、来年、違う場所に植える程のスペースがあるのかという悩みもありますが。
あとのこだわりは、憧れのアルプス乙女を、相馬から移転せざるを得なくなった業者さんから買った事。今、満開です。(受粉木の深山海棠と花期がずれたので、自家結実性といえ収穫は期待してません。)
その他、ずっと植わっていてほじくり帰された古い植物も立ち直りつつあります。
↑間違って購入してしまったルビークラスターは母子草の親分のようですが、その名の通りルビーのようにつぼみがぴかぴかです。高温多湿駄目なんで家に来て可哀想です。
鳴子百合、紫蘭、すずらん水仙は実家から以前来ました。
あと、白いアイリス、こいつも長~~い腐れ縁なんですが、哀しいかな、鼻をかんだテイッシュに見えなくも無いです。
今回、苦肉の策だったのですが、
古い植物を移植する時、わざわざ店からその数だけの鉢植えを買って用意しないで、
大き目の土のう袋を購入、それに土ごとざくっとすくいいれ、花壇の位置が決まるまで待機、決まれば即植えてしまう事をしたのですが、これはかなりお奨めです。
植え終わったら土のう袋はコンパクトに畳めますし。
目指しているのは、選択的除草と、自然なメドーなので派手な花は無い、もう毛氈花壇的に花は追わない、支柱もなるべく必要無い様に草丈が短い(麦以外)のですが、
「お墓にあげる切花向けがないなあ…」と昨日、切花向けの種をまいたところです。
まだまだ落ち込む事も多く、書けない日も多いのだけれど、ご訪問ありがとうございます。
庭の記事はようやく、今の季節においつきました~。
ふぅー。
庭リフォーム 完